楽天モバイルの最強プランはいつから？違いやエリアについて解説！

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楽天モバイルは2023年5月11日に「Rakuten最強プラン」を発表しました。

auローミングエリアの拡大や、ローミングエリアでの通信量が無制限になるRakuten最強プランを分かりやすく要点をまとめて解説させていただきます。

申し込みはいつからできるの？
Rakuten UN-LIMT VIIとの違いは？

という疑問についても解説させていただいてますので、よろしければ参考にしてください。

楽天モバイルの最強プランとは？

2023年5月12日に楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」が発表されました。

Rakuten最強プランは今まで5GBの制限があったパートナー(au)回線エリアでの制限を撤廃し、無制限で使えるようにしたプランです！

パートナー回線とは？？
パートナー(au)回線は、楽天モバイルの電波が繋がりづらい所や、楽天モバイルのエリア外でスマホを使う時に、auの電波を借りて、通信が行えるようにするための回線です。

Rakuten最強プランの登場によって、楽天の電波が繋がりづらい大型商業施設の屋内や、地下などでも通信量を気にすることなく利用が可能になります。

また、パートナー(au)回線エリアも広がり、人口カバー率は99.9%になるようです！

※楽天モバイルプレスカンファレンスから引用

楽天モバイルの最強プランはいつから？

楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」は
2023年6月1日から提供開始されます。

現在楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VII」を利用している方は変更手続きすることなく、自動で「Rakuten最強プラン」に移行されます。

2023年6月1日以降に新しく楽天モバイルの契約を検討している場合、申し込みできるプランは「Rakuten最強プラン」のみになります。

楽天モバイルの最強プランの違いは？

旧プランとの違いはいくつかありますが、一番大きな違いは電波の繋がりやすさです。

※楽天モバイルプレスカンファレンスから引用

今まで楽天モバイルは、屋内や、繁華街、高層ビルなどで電波が繋がりづらいという特徴がありました。

これは楽天モバイルがプラチナバンドを持っていないからです。

プラチナバンドとは？？
プラチナバンドとは700MHz～900MHzの周波数帯域を中心とする電波帯域のことです。
この周波数帯は他の周波数帯の電波よりも、建物の中でも電波が弱くなりづらいです。

Rakuten最強プランでは、パートナー回線のauのプラチナバンドを借りることによって、建物の中でも繋がりやすくなることが考えられます。

auの発表では以下のように書かれていました。

「これまでローミングに含まれなかった東京都23区・名古屋市・大阪市を含む都市部の一部繁華街のエリアを新たな対象とし、一部インドア(地下鉄、地下街、トンネル、屋内施設など)やルーラルエリアも引き続きローミング提供することに合意しました。」

この内容から、今までは繋がりづらかった都市部の繁華街でも電波が繋がりやすくなることに期待しましょう！

Rakuten最強プランのメリット

ではRakuten最強プランの6つのメリットを紹介します。

Rakuten最強プラン6つのメリット

パートナー回線エリアでも無制限で使える
月額料金はRakuten UN-LIMIT VIIそのまま！
海外でも高速データ通信が2GBまで利用可能
Rakuten LinkアプリがデスクトップPCで使えるように！
MNPワンストップサービスで手軽に乗り換えが可能！
契約事務手数料(3,300円)が無料

①パートナー回線エリアでも無制限で使える

1つ目はパートナー回線エリアでも無制限で使えるようになったことです。

今まで、パートナー回線エリアでは5GBまでという制限がありました。

そのためパートナー回線エリアでは動画の視聴などのデータ量を大量に使う機能を思う存分使えないというデメリットがありました。

ですがRakuten最強プランはパートナー回線でもデータ無制限で使えるようになります！

これによっていかなる場所でも通信量を気にせず使えるようになります！

②月額料金はRakuten UN-LIMIT VIIそのまま！

※楽天モバイルプレスカンファレンスから引用

2つ目のメリットは、今までのRakuten UN-LIMIT VIIと月額料金が変わらないことです。

データ使用量を3GBまでに抑えれば1,078円、3GB~20GBで2,178円、20GB以降はどれだけ使っても3,278円で利用が出来ます。

また、テザリングに関しても無制限で利用できるので、自宅でオンラインゲームや、動画のアップロードをしない方は、テザリングを使って自宅のPCやタブレットをインターネット接続に利用することが可能です。

③海外でも高速データ通信が2GBまで利用可能

Rakuten最強プランは海外でも高速データ通信が2GBまで利用可能です。

さらにRakuten Linkアプリ同士であれば国際通話やSMSの送受信も無料で使えます。

そのため数日の海外旅行で、データ通信が2GB以内に収まる場合は、ポケット型Wi-Fiや海外用のSIMを契約する必要がありません。

④Rakuten LinkアプリがデスクトップPCで使えるように！

2023年8月からRakuten LinkアプリがデスクトップPCでも利用可能になります。

これまでRakuten Linkアプリはスマホ専用のアプリでしたが、同じ機能がデスクトップPCでも利用可能になります。

対応デバイスはMacとWindowsです。

利用できる機能は以下の通りです。

デスクトップ版Rakuten Linkアプリ機能

チャット
グループチャット
音声通話
ビデオ通話
E-mail
クラウドストレージ

それぞれの機能の詳細はまだ発表されていませんが、年会費などもかからないため、Zoomに代わってRakuten Linkアプリを使ってビデオ通話する時代が来るかもしれませんね！

⑤MNPワンストップサービスで手軽に乗り換えが可能！

今まで携帯キャリアを変える場合、MNP予約番号を旧キャリアで取得して、新キャリアでMNP予約番号を伝える必要がありました。

MNPワンストップサービスの登場で、新キャリアでの手続きのみで乗り換えが可能になります。

MNPワンストップサービスを使った乗り換え手続きは5月下旬からスタートします。

また、6月末からはワンクリックで楽天モバイルに申し込みができるサービスも登場予定です。

⑥契約事務手数料(3,300円)が無料

楽天モバイルは2023年5月17日現在、店舗で契約しても事務手数料がかからない国内唯一のキャリアです。(ドコモ・au・ソフトバンクと比較して)

オンラインショップで手続きをした場合、契約事務手数料が無料のキャリアは多いですが、店舗で契約しても契約事務手数料がかからないのは嬉しいですね！

分からないことや質問したいことがあっても無理してオンラインで契約する必要なく、店舗で安心して、安く契約ができます。

Rakuten最強プランの懸念点

携帯業界歴6年の私がRakuten最強プランの発表を見て、懸念に感じた部分を2つ紹介させていただきます。

①通信速度が速くなるとは限らない

1つ目は通信速度が速くなるとは限らないという点です。

今回の発表で800MHz帯のauのプラチナバンドを無制限で使えるようになりました。

ですが、auが持っている他の周波数帯を使えるようになったわけではありません。

auを契約している場合は、800MHz帯の電波に加え、他の周波数帯の電波も利用できます。

そのため、周波数帯が混雑していたり、電波が弱い場合は自動的に他の周波数に切り替わるため、安定した通信速度を保つことが可能です。

今回のRakuten最強プランで利用できる周波数帯は800MHzのみのため、この周波数帯が混雑してしまうと通信速度が遅くなることが考えられます。

通信速度を気にするのであれば、auを使った方がいいかもしれません。

②auローミングエリアが全国で使えるとは限らない

2つ目はauローミングエリアが全国で使えるとは限らないという点です。

auローミングエリアは楽天の基地局が増えていくにつれて、徐々に少なくなっています。

そのため過去にauローミングエリア内だった場所でも、いつの間にかauローミングエリア外になっていたなんてこともあるんです。

今回は以下、今回のauローミングエリアとなった地域を、KDDIの公式ページから引用します。

「新協定では、これまでローミングに含まれなかった東京都23区・名古屋市・大阪市を含む都市部の一部繁華街のエリアを新たな対象とし、一部インドア (地下鉄、地下街、トンネル、屋内施設など) やルーラルエリア※も引き続きローミング提供することに合意しました。新協定は2023年6月から開始し、提供期間を2026年9月まで延長します。」
※田舎圏のエリア

以上の文章を見ると「東京都23区・名古屋市・大阪市を含む都市部の一部繁華街エリアを新たな対象とする」と記載されていますね。

都市全体ではなく、一部の繁華街エリアを新たな対象としていることが分かります。

そのため、繁華街から外れているところではauローミングのエリア外になる可能性もあります。

ポイント
詳しいエリアはまだ発表されていないので、これを機に楽天モバイルに乗り換えを検討している場合は「auローミングエリア」を必ず確認して、利用予定の場所がauローミングエリア内になっているか確認してから契約した方がいいと思います。