本記事は楽天モバイルの機種変更をeSIMで契約しようと考えている方向けに、eSIMの切り替え手順について解説しています。
iPhoneユーザーの方向けにクイックスタートでの移行方法についても触れています。是非参考にしてみてください。
※記事内で表記、記載されている料金・価格は税込です。
※2025年5月27日時点の情報です。最新の情報は公式サイトのご確認をお願いいたします。
筆者プロフィール
吉田裕紀
東京都を中心に店舗を構える「スマホ相談窓口『TOP1』」の運営会社、株式会社ディ・ポップス所属。11年間の現場経験から学んだことを記事作りに活かしている。格安SIM系の記事を得意としているライター。
東京都青梅市在住。
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方法①my 楽天モバイルからeSIM発行
楽天モバイルでの機種変更でeSIMで利用する際は、「my 楽天モバイル」のアプリ(Web)からのeSIM再発行をするのが一般的です。
手順としては大きく分けると以下の2つです。
- eSIMの再発行
- eSIMの開通手続き
上記2つの手続きは「機種変更後の新しい端末で」行ってください。
今回は機種変更後のeSIM切り替えの手順について解説しますが、「製品の購入段階からの流れを知りたい」という方は、楽天モバイル公式ページの「楽天モバイルでの機種変更方法」から詳細についてご確認ください。
1.eSIMの再発行
eSIMの再発行手続きはこれで完了です。
あとは登録されているメールアドレスに楽天モバイルから確認メールが届くのでメールを確認後、再度my 楽天モバイルアプリよりeSIMの開通手続きを進めます。
2.eSIMの開通手続き
「my 楽天モバイルネットワークに接続します」と表示されたら「接続」を選択。少し時間が経ったあと「開通手続きが完了しました」と表示されます。
回線の設定が「開通済み」と表示されたら手続きは完了です。しばらく経つと回線が利用できるようになります。
以上、my 楽天モバイルを使ってのeSIM再発行の方法をご紹介しました。
この方法であればiPhone、AndroidどちらでもeSIMの再発行ができます。ただしiPhoneの場合は次にご紹介する「クイックスタート」を使って機種変更前の端末から機種変更後の端末へeSIMを移行させる方法もあります。
方法②クイックスタートでeSIM移行
eSIMの移行はmy 楽天モバイルを使う方法が一般的ですが、iPhoneであれば「クイックスタート」という機能を使ってデータの移行と一緒にeSIMの移行をすることができます。クイックスタートはiOS12.4以降のiPhoneであれば利用可能です。
以下はクイックスタートの手順です。






旧端末でポップアップが表示されたら「SIMを転送」をタップし、旧端末のサイドボタンをダブルクリックしてください。転送を承認すると旧端末ではeSIMが使えなくなります。
その後画面の指示通りに進むと初期設定が完了。さらにモバイル通信の設定が完了し、新端末で回線が使えるようになります。
クイックスタートを使えば、iCloudなどのバックアップからデータを復元させることなくデータ移行ができます。
eSIMで機種変更する際の注意点
eSIMで機種変更する際の注意点の概要を以下に示します。
再発行手続きのみ→旧機種はまだ使える
my 楽天モバイルアプリでのeSIMの再発行手続きをした段階では、旧機種(にインストールされている)eSIMはまだ使えます。
以下はeSIMの再発行手続きの申し込み完了画面ですが、「確定する」を押した段階では、まだ旧機種のeSIMは使えるというわけです。

旧機種のeSIMが使えなくなるのは新機種でのeSIMの開通作業が完了した段階です。
Wi-Fiが無い場合→旧機種でテザリング
新機種でeSIMが使えるようにするためにはmy 楽天モバイルアプリからeSIMの開通手続きが必要です。この開通手続きはWi-Fiを使って行うのが一般的ですが、中にはご自宅にWi-Fi環境が無い方もいるでしょう。
そういう場合は旧機種のテザリング機能を使って新機種のeSIMを開通(ダウンロード)させましょう。
QRコード読み込みは不要

他社から楽天モバイルへの乗り換え(mnp)でeSIMを選択した場合、eSIM開通用のQRコードを読み取って開通させたご経験をお持ちの方もいると思います。筆者自身も昔、楽天モバイルを契約した際はeSIM用のQRコードを読み取って開通させました。
なので「eSIM」=「QRコード読み込み」というイメージをお持ちの方もいると思いますが、機種変更の際はQRコード読み込みの操作は不要です。
my 楽天モバイルアプリ一つでeSIMの移行・開通作業は完了できます。
eSIMでの機種変更がおすすめな方
eSIMでの機種変更方法について解説してきました。
ですが「そもそもeSIMとは何なのか?」「eSIMにはどういったメリットあるのか?」ということに疑問を持っている方、初めてeSIMを利用しようとしている方もいるかもしれません。
ここで改めて「eSIMでの機種変更がおすすめな方」についてまとめたいと思います。
そもそもeSIMとは何か
eSIMとは「(Embedded SIM)」の略で「組み込み型のSIM」を意味しており、SIMカードの一種です。「SIM」とは携帯電話に抜き差しできるチップ上のもので契約者情報が書き込まれており、携帯電話で通信を行うために必要なものです。
eSIMの情報はインターネット回線経由で契約者情報を書き換えられるという特徴を持ちます。なおeSIMは一つの端末に複数入れておくことができるため、複数の携帯電話会社の回線を利用することができます。今はeSIMに対応したキャリアや通信会社がほとんどです。
ただしeSIMを利用するためにはeSIMに対応した端末を用意する必要があります。
デュアルSIM(複数の回線)を利用したい方
eSIMの一般的な使い方(組み合わせ)としては
- 「SIMカード」+「eSIM」
- 「eSIM」+「eSIM」
といったようなものがあります。eSIMを利用することによって1台のスマートフォンで複数の回線を利用することができるため、複数回線を状況に合わせて使いたい方に、eSIMはおすすめです。
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」はRakuten Link利用による無料での通話が使えたり、5G対応のデータ無制限が安く使えたりといったポイントを持ちます。ただ電波、繋がりやすさ、エリアについては未だに賛否両論あり、メイン回線で使うことに抵抗を持つ方もいるようです。
そんな時はeSIMを使ったデュアルSIM運用で、他の回線と共に楽天モバイルを事前に使ってみて検討してみるのも良いでしょう。安心できるようであればメインに使うようにしましょう。
eSIMでの機種変更がおすすめでない方
逆にeSIMでの機種変更がおすすめでない方は次のような方です。
複数の端末を頻繁に使い分けたい方
複数の端末を頻繁に使い分けたい方にはeSIMはあまりおすすめしません。理由は面倒だから。
eSIMをスマートフォンで使うためにはWi-Fiなどのインターネット環境を使って、ダウンロード、インストール(開通作業)が必要です。ある回線を複数の端末で使う場合はその都度この操作、具体的には「eSIMの再発行」が必要になります。
でもこれって結構面倒くさくないですか?
SIMカードであれば、カードの抜き差しだけで済みますが、eSIMの場合だと一手間かかるわけです。
また楽天モバイルの場合、現在ではeSIMの再発行手数料は無料ですが、いつ有料化になるかは分かりません。有料化されればeSIMの再発行ごとに料金がかかってしまうことになります。
まとめ 楽天モバイルのeSIM移行は簡単!
以上、今回は楽天モバイルの機種変更でのeSIM切り替え方法について解説しました。
eSIMの切り替えはmy 楽天モバイルから簡単にできます。QRコードの読み込みも不要なので、そこまで難しい手続きではないでしょう。
当サイトフォンシェルジュの提携店舗では以下の様なご相談を多くのお客様から承っており、情報を提供したりサポートしたりしています。
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