【実機レビュー】Pixel 10 Proを買って検証!新機能・カメラ・性能を本音評価

【実機レビュー】Pixel 10 Proを買って検証!新機能・カメラ・性能を本音評価

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8月28日発売の「Google Pixel 10 Pro(グーグル ピクセル テン プロ)」を実際に購入してみました!

本記事では、Pixel 10 Proのデザイン・カメラ・性能について、実機を使いながらレビューします。

「カメラコーチ」「マイボイス通訳」「マジックサジェスト」といった最新の新機能も紹介しています。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください!

Pixel 10 Proのスペックについては、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

目次

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Pixel 10 Proのデザインとサイズをレビュー

カラー|新色Moonstone(ムーンストーン)を購入

デザイン_②背面

Pixel 10 Proには、新たに「Moonstone(ムーンストーン)」と「Jade(ジェイド)」の2色が追加されました。

筆者はMoonstoneを選びました!

背面の色味はブルーグレーの落ち着いたトーンで、高級感があります。
光の当たり方によって、ブルーが強く見えるときとグレーが強く見えるときがあります。

デザイン_⑥側面(右)

フレームは、青みがかったシルバーになっています。

デザイン|背面はマット・側面は光沢仕上げ

デザイン_①前面

まず前面ですが、インカメラはパンチホール式で中央上部に埋め込まれています。

ベゼルは極端に細いわけではありませんが、気になるほど太くもなくバランスの取れた印象です。

デザイン_②背面

背面のカメラバーは、エッジ部分がダイヤモンドカット仕上げになっていて、光の角度によってきれいに輝きます。

背面全体の質感はマットで指紋もつきにくく、普段使いでも気を使わずに扱えるのがうれしいポイントです!

また、中央の「G」ロゴはメタル調で、フレームとデザインを合わせてあり、シンプルながらもしっかりアクセントになっています。

デザイン_⑤側面(左)

左側にはボタン類はなくシンプルです。

フレームは鏡面仕上げで高級感がありますが、指紋が目立つのが気になるところです。

デザイン_⑥側面(右)

右側には電源ボタンと音量ボタンがあります。

デザイン_③側面(上)

上部にはSIMスロットとマイクがあります。
SDカードには非対応のため、カードスロットは搭載されていません。

デザイン_④側面(下)

下部にはスピーカーとType-Cコネクタがあります。
イヤホンジャックは付いていないので、有線派の人は変換アダプタが必要です。

本体サイズ・重さ|片手操作は手の大きさで変わる

本体サイズ幅:72mm
高さ:152.8mm
厚さ:8.6mm
重さ約207g
ディスプレイサイズ約6.3インチ

Google Pixel 10 Proは200gをちょっと超えるくらいで、画面サイズのわりには少し重め。

前モデルのPixel 9 Proからは約8g(500円玉1枚分くらい)増えていますが、正直カバーをつけて使っていると違いはあまり感じません。

サイズ感としては、大きすぎず小さすぎずでちょうどいいんですが、筆者のように手が小さいと片手操作はほぼ無理。逆に、手が大きい人なら片手でもそれなりに扱えそうです!

Pixel 10 Proの基本スペックをレビュー

ディスプレイ性能|明るくて滑らか、屋外でも快適

画面タイプ有機EL
 解像度1,280×2,856
(495 PPI)
輝度最大輝度
2,200ニト

ピーク輝度
3,300ニト
リフレッシュレート1~120Hz可変式
ディスプレイ_①明るさ最大にした状態の画面(屋内)
明るさ最大(屋内)
ディスプレイ_②明るさ最大にした状態の画面(屋外できれば直射日光下)
明るさ最大(屋外・直射日光下)

ピーク輝度は3,300ニトとシリーズ史上最高。

屋内はもちろん、屋外の強い日差しの下でもはっきりと画面を確認できました。

スクロール操作はなめらかで快適です!

「スムーズディスプレイ」がデフォルトでオンになっており、ゲームや動画では高リフレッシュレートに、静止画や文章では低リフレッシュレートに自動で切り替わります!

処理性能(CPU・GPU・メモリ)|ベンチマークより実用性重視

OSAndroid 16
CPUGoogle Tensor G5
RAM
(メモリ)
16GB
その他_①AnTuTu Benchmark

実際にAntutuベンチマークで何回か測定してみたところ、スコアは平均して130万点前後という結果でした。

最近のフラッグシップスマホでは200万点くらい出せるので、それに比べると処理性能は物足りない印象です。

しかしPixelのチップ「Google Tensor」はそもそもベンチマーク重視ではなく、AIがスムーズに機能するような設計を最優先しているとのことなので、仕方ないところかもしれません。

ただ、もちろん普段使いでは全く困ることはありません。高グラフィックゲームをメインで楽しむなど、ゲーミングスマホとしては少し難しいといった感じです。

バッテリー性能|1日安心のスタミナ&Pixelsnapが超便利

バッテリー容量5,015mAh
バッテリー駆動時間30時間以上
急速充電
(PPS対応)
ワイヤレス充電
(Qi2対応)

実際にPixel 10 Proを1日使って、バッテリー持ちを検証してみました。

朝に音楽を1時間ほど再生し、その後はメールやチャットの返信を定期的に行う使い方をしてみたところ、12時間ほどの通常使用でもバッテリー残量は70%
1日安心して使える容量だと感じました。

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また、話題の「Pixelsnap 充電器(スタンド付き)」と「Pixelsnap リングスタンド」も購入してみたので、あわせてご紹介します。

Pixelsnap 充電器(スタンド付き)

スタンド付きのPixelsnap 充電器は、淡いアイボリーの色合いと、ころんと丸みを帯びたフォルムがとてもかわいらしいデザインです。

以下の図のようにスタンドから取り外せば、充電器単体で使うことができます。

Pixelsnap

実際に取り外して充電器だけを手に持ってみて、最初に思ったのが「重っ!」という感想です。
重量は54.5gと、たまご一個分ほどあるため、手に持つと意外とずっしり感があります。

ただ、そのぶん磁力でしっかりと固定され、安定感は◎。ケースやショルダーストラップをつけたままでも、落ちることなく安心して使えました。

左:スタンドに装着して使用している様子
右:Pixelsnap スマホリング

Pixelsnap スマホリング重量28gと軽量で、充電器と同じく磁石でスマホの背面にピタッとくっつき、しっかり固定されます。

サイズが大きめで、リング部分を引っ張らないと外れない仕組みになっているため、縦・横どちらでも安定して使うことができました!

Pixel 10 Proのカメラ性能をレビュー

アウトカメラ・約5,000万画素
(広角/F値1.68)

・約4,800万画素
(超広角/F値1.7)

・約4,800万画素
(望遠/F値2.8)
インカメラ約4,200万画素
(標準/F値2.2)

Pixelシリーズといえば、やっぱり注目はカメラ性能。

最新モデルのPixel 10 Proは、カメラのハード自体に大きな変化はないものの、新チップ「Tensor G5」とISPの強化によって画像処理性能がしっかり進化しています。

それでは実際にPixel 10 Proで撮影した写真をもとにレビューしていきます。

メインの広角カメラで通常撮影

カメラ(写真)_①-2通常撮影(50メガピクセル使用)
50メガピクセルで撮影

ビルの窓から渋谷の街並みを、メインの広角カメラで50メガピクセル撮影してみました。

高解像度だけあって、遠くのビルの窓や看板の文字まで細かく描写されており、拡大して見てもディテールの潰れが少ないのが印象的です。

色味はPixelらしく自然で、空の青や木々の緑もきれいに再現されていました。

超広角カメラで撮影

カメラ(写真)_②-2超広角撮影(48メガピクセル使用)
48メガピクセルで撮影

先ほどのメインカメラと同じ場所を、超広角の48メガピクセルで撮影してみました。

端の歪みはきちんと補正されていて、不自然さはほとんどなし。まさに「渋谷の街を一望している」感じがそのまま写っています。

色味や明るさもメインカメラとほぼ同じで、切り替えても違和感なく自然に撮れました。

2倍、5倍の光学ズームで撮影

同じ場所から、今度は光学ズームの2倍と5倍で撮影してみました(どちらも50メガピクセル)。

カメラ(写真)_③-2ズーム撮影(2倍光学ズーム、50メガピクセル使用)
2倍光学ズーム、50メガピクセルで撮影

2倍ズームでは、渋谷の街並みを少し近づけたような自然な画角で撮影でき、広角では遠くに見えていた代々木公園の緑もしっかり写し出されています。

カメラ(写真)_④-2ズーム撮影(5倍光学ズーム、50メガピクセル使用)
5倍光学ズーム、50メガピクセルで撮影

さらに5倍まで寄せると、空に浮かぶ雲の陰影や、遠くのビルの窓の形まで細かく表現されています。

ノイズ感も少なく、解像感はかなり優秀。ズームしても「無理やり拡大した」印象ではなく、しっかり鮮明な写真になっています。

30倍のデジタルズームで撮影

カメラ(写真)_⑤-2ズーム撮影(30倍)
30倍デジタルズーム、50メガピクセルで撮影

同じ場所から、30倍のデジタルズームでも撮影してみました(50メガピクセル)。

遠くに見えていたビルの窓や建物の構造まで、しっかり再現されており、不自然さはほとんど感じません。

さすがに光学ズームに比べると細部のシャープさは若干落ちますが、それでも「ここまで見えるのか!」と驚くレベル。遠景を拡大して撮りたいときには十分使える実力です。

60倍、100倍の超解像ズームProで撮影

まず比較のために、はじめに通常撮影した写真を置いておきます。

通常撮影

赤い枠のあたりを、超解像ズームProで撮影してみました。

カメラ(写真)_⑥-2超解像ズームPro撮影(60倍)
60倍の超解像ズームPro
カメラ(写真)_⑦-2超解像ズームPro撮影(100倍)
100倍の超解像ズームPro

60倍、100倍の超解像ズームProは、AIによる画像処理を活用しており、遠くにあるビルの群れの中から狙った1つの建物をくっきりと再現できました。

細部まで鮮明で、遠景の写真とは思えないほどの解像感。光学・デジタルズームでは難しい、ここまでの明瞭さを実現できています。

もう何パターンか撮影してみましょう!

通常撮影

次は、町中に紛れているタワークレーンの先端を超解像ズームPro(100倍)で狙ってみます。

カメラ(写真)_⑦超解像ズームPro撮影(100倍)
100倍の超解像ズームPro

100倍ズームでも、クレーンの細かな構造をひとつひとつ再現できており、形状がどうなっているのかがはっきりわかります。

よく見ると若干絵具で塗ったような表現になっている箇所もありますが、全体として遠くの対象をここまで明瞭に写せるのは驚きです。

最後に、人物も写せるのか試すため、横断歩道を撮影してみました。

超解像ズームPro撮影
通常撮影
超解像ズームPro撮影
100倍の超解像ズームPro

人物はAI補正っぽさが強く出ていて、粘土人形のような質感になってしまっています。
影の部分も黒すぎて不自然に見える箇所がありました。

顔や表情は肌色で塗りつぶされたようになっており判別できませんでしたが、乗り物や服装については認識できたため、一部にはモザイクをかけています。

道路の傷や汚れといった細かい部分は、非常に鮮明に映っています!これには技術の進化を強く感じました。

注意点

超解像ズームProを使うには、カメラアプリ内で「超解像ズームPro」機能をダウンロードする必要があります。
容量は約1GBほどあるので注意してください。

また、端末が高温になると「超解像ズームPro」機能が一時停止し、最大で30倍ズームまでしか使えなくなります。
真夏の炎天下などで使用する際はご注意ください。

「超解像ズームPro」のインストール方法
「超解像ズームPro」のインストール方法①
「超解像ズームPro」のインストール方法②
「超解像ズームPro」のインストール方法③

※画像をタップすると拡大表示されます。

  1. カメラアプリ
  2. 設定⚙
  3. メニュー(3つの点)
  4. モデルのダウンロード

夜景モードで撮影

ビルから渋谷の夜景を「夜景モード」で撮影してみました。

遠くのほうのビル群の明かりまで、ひとつひとつが鮮明に写し出されています。

AI技術が働いているおかげで、暗い場所でも自然な明るさや色合いがしっかり再現されており、見たままの夜景の雰囲気を写真に収めることができます。

露光時間が長くても、手ブレはほとんど気になりません。ビルの窓や道路の白線までシャープに写せました!

写真編集がもっとスムーズになった

Pixel 10 Proでは、編集マジックの操作がよりスムーズになりました。

これまでのPixel 9 Proでは「フォト→編集→編集マジックアイコン」を押して少し待ってから被写体を囲う必要がありましたが、Pixel 10 Proでは「フォト→編集」を開くだけで、すぐに囲う作業ができるようになり、手順が減って作業もスピーディーです。

編集マジックでは、写真の中の被写体をタップして移動させたり、サイズを変えたり、背景を塗り替えたりといった高度な編集ができます。

Pixel 10 Proの新機能を紹介

Pixel 10 Proには、日常をもっと便利にしてくれる新機能がいろいろ搭載されています。

今回は特に注目の「カメラコーチ」「マイボイス通訳」「マジックサジェスト」の3つをピックアップ。
使い方や特徴を実際に触ってみた様子を交えながら紹介していきます。

カメラコーチ|撮影下手でもAIが助けてくれる

「カメラコーチ」は、撮影したい場所をAI(Gemini)がリアルタイムで解析し、最適なアングルや光の活かし方をアドバイスしてくれる機能です。

実際にカメラコーチを使って撮影してみました!

※容量の都合で画質を下げて掲載しているので、解像度は実際の写真よりも低くなっています。

STEP 1 カメラコーチを起動
カメラを起動して右上の「」マークをタップすると「カメラコーチ」が起動します。

STEP 2 撮影シーンを選ぶ
今回はビル群の地平線を撮りたいので、「都会のスカイライン」を選択します。

STEP 3 指示に従って撮影
シャッターボタン右の「→」マークをタップすると次の指示が表示され、「写真を撮影します」と出たらシャッターボタンを押すだけ。

美しい構図で、平行の景色がしっかり撮影できました!

今の時代、AIに任せて自動撮影も可能ですが、Googleは「写真を撮る楽しさ」を残したいという想いから、この機能を生み出したそうです!

たしかに、使ってみるとかなり楽しい機能です。

マイボイス通訳|会話もチャットもリアルタイム表示

「マイボイス通訳」は、通話中の会話をリアルタイムで翻訳してくれる機能です。
しかも、それぞれの声は「本人の声のまま」再現されます。

通話画面からツータップで起動でき、操作もとても簡単です。

「マイボイス通訳」の使用方法
マイボイス通訳の使い方
STEP:1
マイボイス通訳の使い方
STEP:2
マイボイス通訳の使い方
STEP:3

※画像をタップすると拡大表示されます。

  1. 通話中の画面で「通話アシスト」をタップ
  2. 「マイボイス通訳」をタップ
  3. 相手の言語を選択

相手との会話内容もチャット形式で文章として表示されるので、聞き取りづらい部分も後から確認できて便利です。

ちなみに、事前に設定から話す言語をダウンロードしておく必要があります!

マイボイス通訳の使い方
マイボイス通訳の
言語タウンロード画面

マジックサジェスト|AIが返信をサクッと提案

新たに搭載された「マジックサジェスト」は、AIがGoogleのサービスと連携して、最適な返信をスピーディーに提案してくれる機能です。

実際に試してみたかったのですが、メインのアカウントがGoogle Workspaceのアカウントだと利用できないようです。

筆者も会社のGoogle Workspaceアカウントを使っているため、今回は残念ながら試せませんでした…!

今回は、実際に利用した場合のイメージを参考までに載せておきます。

引用元:ソフトバンク公式

【まとめ】Pixel 10 Proの評価とおすすめ度は?

【結論】
写真やAI機能をフル活用したい人には特におすすめ!

ただし、ゲーミングスマホとしては不向きです。重たいグラフィックゲームを中心に楽しみたい方は、他の機種を検討したほうが良いでしょう。

Pixel 10 Proは、カメラの進化やAIサポートがしっかり感じられるモデルで、買う価値はあると思います。

筆者はiPhoneのProシリーズも使っていますが、写真にこだわるならPixel 10 Proのほうが便利に感じました。
カメラコーチ」などの撮影ガイド機能は、写っている被写体やシーンに合わせてアドバイスしてくれるので、誰でも簡単におしゃれな構図の写真が撮れます。

前モデルでは、画像編集で何度かタップしたり、「編集マジック」を押してから少し待つ必要がありましたが、Pixel 10 Proでは「編集」を押すだけで加工できるため、編集のストレスも大幅に減っています。

デフォルト搭載の「Gemini Live」を使えば、会話をする感覚でAI検索ができ、仕事でもプライベートでも重宝しています!

これまでのPixelシリーズを使っていた方でも、進化を感じられる1台です!

過去のシリーズとの比較は、以下の記事で詳しく解説しています。

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