海外ローミング 格安SIM&大手通信キャリア比較(有効期限・データ量)

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海外によく行くんだけど、海外に持って行ってもそのまま使えるSIMはどこ?

なるべく安く海外ローミングを使いたい!

年末・お正月休みに向けて海外旅行に行かれる方も多いのではないでしょうか?

本記事では今使っているスマホを海外でもそのまま使える海外ローミングのサービスをご紹介します。
記事で取り上げたものは全てデータ通信対応です。

海外ローミングとは?

 国内での通信事業者のサービスをそのまま使うこと。
国内・海外の通信事業者間のネットワークのやりとりによって、音声通話・データ通信・SMSが利用できる仕組み。

目次

ローミング料金無料の2社

  • 何も申し込み手続きせずとも
  • 基本料金だけで

海外ローミングができる通信会社(ブランド)としてはドコモのahamo楽天モバイルの2つが挙げられます。

「簡単さ」で言ったらこの2社の右にでるところはないでしょう。

スクロールできます
ahamo楽天モバイル
基本料金2,970円1,078円〜3,278円
ローミング料金不要不要
データ量20GB2GB
データ量追加550円/1GB500円(不課税)/1GB
有効期限15日間当月まで
対応国数91の国・地域72の国・地域

※料金は税込

ahamo

ahamoの海外データローミングは申し込み手続き不要、月額料金2,970円(税込)、20GBの月間利用可能データ量の中で利用することができます(スマホ端末上でのデータローミングの設定は必要)。

20GBのデータ量を使い切ると通信速度は最大1Mbpsにまで低速化しますが、日本国内同様1GBあたり550円(税込)でデータ量を追加することもできます。

ただし、ahamo大盛りを契約していて日本国内ではデータ量100GB使えたとしても海外ではデータ量は20GBまでしか使えません。

15日間経過
→日本に帰国。データ通信が必要。

海外ローミングの有効期限は日本時間を起算日として15日間。

これを超えると通信速度は最大128kbpsにまで低速化します。

15日経っても、月が変わればまた20GB使えるんでしょ?

そう思う方もいるかもしれませんが、ahamoの場合はそうはいきません。

この速度制限を解除させる唯一の方法は、日本に帰国しデータ通信を行う。

これだけです。

それ以外にも海外での電話とSMSの月額利用額の合計が5万円を超えると当月末まで海外データ通信の利用が停止されるといった注意点もあります。

ローミング料金がかからない、20GBの範囲内であればある程度まとまったデータ量が利用できるといった利点もあるahamoの海外ローミングですが、上記の様なahamo特有の注意点もあることは覚えておいて下さい。

ahamo公式HP 海外データ通信
ahamo公式 申し込みページ

楽天モバイル

楽天モバイルの海外ローミング申し込み手続き不要で利用できます(出国前にmy楽天モバイルから「海外ローミング(データ通信)」のON、現地到着時、スマホ端末上でのデータローミングの設定は必要)。

楽天モバイルの場合は毎月1日に2GBの海外ローミングデータ量が付与され1カ月間使うことができます。

詳しくは後述しますが他の大手通信キャリアの海外ローミングサービスだと有効期限は1日や3日といったものが一般的です。それを考えると楽天モバイルの海外ローミングサービスの有効期限は相当長いと言えます。

1カ月経てばまた2GB のデータ量が付与されますし、データ量が足りなければ1GBあたり500円(不課税)でデータ量を追加するといったこともできます(2GB超過後の最大速度は128kbps)。

ahamoのように「一度帰国してデータ通信を行う」必要はありません。

Rakuten Linkを使えば
日本国内への通話が無料!

Rakuten Linkとは楽天モバイルが提供している無料の通話アプリです。

このRakuten Linkを使えば日本国内だけでなく海外の対象国と地域から日本国内への通話も無料となります。

2GBの海外データローミング用データ量も消費しないので、料金・データ量双方を気にせず通話することが可能です(渡航前に日本国内でRakuten Link認証してことを推奨)。

楽天モバイル公式HP 海外ローミング
楽天モバイル公式 申し込みページ

どちらが良いか?

ローミング料金がかからず、基本料金だけで海外データローミングが利用できるahamo楽天モバイル

選び方については以下のようになります。

  • 短期間(15日以内)で小〜中容量のデータ量を使いたい
    ahamo
  • 一カ月程度、あるいはそれ以上滞在して小容量データ量を使いたい
    楽天モバイル

ahamoの場合は15日間過ぎたら日本に帰国してデータ通信を行わない限り、通信速度は最大128kbpsのままです。

このようにahamoは長期滞在には向いていませんので、その点には注意しましょう。

povo2.0の海外ローミング

auのオンライン専用プランpovo2.0のプラン自体は基本料金0円で、データ通信は「トッピング」を購入して利用します。

海外で利用する際も海外ローミング専用のトッピングを購入しますが、滞在先によって選べるトッピングは「レギュラートッピング」「エリアトッピング」「ワイドトッピング」の3つに分かれています。

各トッピングにはデータ量が含まれています。

エリアトッピングの料金が一番安く設定されているため、エリアトッピング対象の国に行かれる方はこちらのプランを選んでみても良いでしょう。

①レギュラートッピング:90以上の国・地域
(日本からの渡航先の約95%をカバー)

データ容量有効期限料金
0.5GB24時間640円
1GB3日間1,480円
2GB5日間2,880円
3GB7日間4,280円
5GB14日間7,080円

※海外ローミングサービス料金は不課税

②エリアトッピング
(韓国・アメリカ・シンガポール・マレーシア・タイ・ベトナムの6カ国)

韓国

データ容量有効期限料金
1GB3日間690円
3GB7日間2,000円

※海外ローミングサービス料金は不課税

アメリカ

データ容量有効期限料金
1GB3日間780円
3GB7日間2,260円

※海外ローミングサービス料金は不課税
※グアム・サイパンでの利用は不可

シンガポール・マレーシア

データ容量有効期限料金
1GB3日間840円
3GB7日間2,430円

※海外ローミングサービス料金は不課税

タイ・ベトナム

データ容量有効期限料金
1GB3日間760円
3GB7日間2,200円

※海外ローミングサービス料金は不課税

③ワイドトッピング:160以上の国・地域
(レギュラートッピング地域を含む)

データ容量有効期限料金
0.3GB30日間6,980円

※海外ローミングサービス料金は不課税

トッピングの利用可能期間は、「トッピングを購入した日・時間」ではなく「トッピングの利用を開始した日・時間」となります。

データ量が足りなくなったり、トッピングの有効期限が切れてしまったりしたとしても、滞在先で新たにトッピングを購入することも可能です。

povo2.0
海外ローミングのベストな使い方は?

povo2.0自体、日本国内においては「サブ回線で持つ」という方も多いです。

何故なら基本料金自体がかからないためです。

わざわざ海外ローミングのためだけに、ahamoや楽天モバイルに乗り換えるのも面倒なことかもしれません。

しかし、基本料金0円のpovo2.0をサブで契約していたら海外ローミングのためだけに他社に乗り換える必要はなくなります。

必要な時、必要な量だけ海外ローミングをするためにサービスを利用すればよいためです。

また、海外ローミングにおいても今まで解説してきたahamo、楽天モバイルや後述するドコモ、au、ソフトバンクの海外ローミングサービスの「補助」という形でpovo2.0を利用する手もあります。

例えばドコモの海外ローミングサービス「世界そのままギガ」は1日あたり980円(不課税)かかります。

仮に「韓国に居るが、滞在期間があと3日ほど伸びそう」となったり、ローミング期間を延長して利用する場合、国・地域限定割プランを利用しても2,480円(不課税)かかります。

しかし世界そのままギガの代わりに、povo2.0のエリアトッピングを利用すれば3日間690円(不課税)に負担を抑えることが可能です。しかもデータ量1GBまでついてくるオマケつきで。

povo2.0公式HP 海外ローミング
povo2.0公式 申し込みページ

ドコモの海外ローミング

ドコモの海外ローミングサービスは「世界そのままギガ」と「世界ギガし放題」の2つに分かれます。

なお、ahamoはこちらで解説する海外ローミングサービスを利用することはできませんが、irumoは利用することができます。

スクロールできます
世界そのままギガ世界ギガし放題
ローミング期間1時間〜30日までの間で選べる1日
料金1日あたり980円
(国・地域によっては、利用期間に応じて割引される)
2,980円
(約24.4MBまでは1,980円)
データ量消費契約中のプランから消費契約中のプランからは消費されない
データ量追加1GBあたり1,100円(税込)
使いすぎ防止機能ありなし
制限1カ月間で30GBまで
申し込み必要不要
利用時間
カウント方法
現地での利用開始時刻を
起点としてカウント
日本時間0時を起点に
1日をカウント

※海外ローミングサービス料金は不課税
※両サービス共に「WORLD WING」(無料)の契約は必要

世界そのままギガ

「世界そのままギガ」のローミング期間は最短1時間で料金は200円(不課税)から。

1日あたり980円(不課税)での利用が通常の使い方ですが、ドコモが指定する70以上の国・地域では利用期間に応じて割引が適用される「国・地域限定割プラン」が選べます。

例えばお隣韓国の場合、通常であれば2日間ローミングを利用すれば980円×2=1,960円(不課税)ですが、韓国は国・地域限定割プランの対象国です。

国・地域限定割プランを選べば1,780円(不課税)で2日間ローミングを利用することができます。

ただし、世界そのままギガの「1日あたり980円(不課税)」というものは、あくまでも「データローミングを利用するためにかかる料金」に過ぎず、povo2.0の様にデータ量が料金に含まれているわけではありません。

では、データ量はどこから消費されるのか?

それはahamo同様、「契約中の料金プランのデータ量から」ということになります。

例えばデータ量60GBのギガホプレミアを契約していた場合、世界そのままギガで消費されるデータ量はこの60GBからということになります。

しかし、60GBのデータ量をまるまる世界そのままギガで消費できるというわけではありません。

eximo、5Gギガホプレミア、ギガホプレミア、irumo、5Gギガライト、はじめてスマホプランなど「2020年3月以降」に提供開始された料金プランを契約していた場合、世界そのままギガで消費できるデータ量は月30GBが上限となります。

これを超えると、各プランで定められた低速時の速度まで制限されます。ちなみに1日で使えるデータ量に関しては制限はありません。なお利用開始後、期間を過ぎると自動的にデータ通信はストップする機能がついています。

世界ギガし放題

一方、「世界ギガし放題」はドコモが指定する国や地域であれば、1日2,980円(不課税)でデータ無制限が利用でき、テザリングも無制限で使えます。

1日の計算方法ですが、「日本時間の0時から23時59分59秒まで」を1日として計算されます。

必要なことはスマホ端末上でデータローミングをONに設定するだけです。(WORLD WINGの申し込みが必要。世界そのままギガを契約していると世界ギガし放題は利用不可)。

auの海外ローミング

auの海外ローミングサービスは「世界データ定額」と「海外ダブル定額」の2つに分かれます。

なおauの海外ローミングサービスは、UQ モバイル、povo1.0でも利用することが可能です(ただし海外ダブル定額のみpovo1.0は利用不可)。

世界データ定額利用条件

  • au:データチャージに加入していること。
  • UQ モバイル :トクトクプラン、コミコミプラン、ミニミニプラン、くりこしプラン +5G(S/M/L)に加入していること。
  • povo1.0:povo1.0に加入していること。

海外ダブル定額利用条件

  • au:5G NET、5G NET for DATA、LTE NET、LTE NET for DATAに加入していること。
  • UQ モバイル:5G対応プラン契約の上、世界データ定額拒否オプションの加入が必要。
スクロールできます
世界データ定額海外ダブル定額
ローミング期間事前予約なし
1日〜8日
事前予約あり
1日〜30日
1日
料金事前予約なし
1日あたり980円

事前予約あり
1日あたり490円
(特定の国・地域)
1日あたり690円
(その他の国・地域)
2,980円
(約24.4MBまでは1,980円)
データ量消費契約中のプランから消費契約中のプランからは消費されない
データ量追加0.5GB 605円
1GB 1,100円
3GB 3,300円
5GB 5,500円
(全て税込)
制限24時間で3GBまで
利用方法専用アプリから日本国内で予約設定する。
または現地にて利用開始ボタンを押す。
端末がデータローミングONの設定になっていれば
自動で開始される。
利用時間
カウント方法
現地での利用開始時刻を
起点としてカウント。
日本時間0時を起点に
1日をカウント。

※海外ローミングサービス料金は不課税

世界データ定額

auの世界データ定額の海外ローミング料金は通常24時間あたり980円(不課税)ですが、日本国内にいる時点で「世界データ定額」のアプリから事前予約をすれば、以下の料金で利用することができます。

特定の国・地域

24時間あたり490円(不課税)

※ハワイ・アメリカ(本土)・アメリカ(アラスカ)・カナダ・韓国・台湾・香港・マカオ・タイ・プエルトリコ・米領バージン諸島(2023年12月時点)

その他の国・地域

24時間あたり690円(不課税)

世界データ定額(iOS)
世界データ定額(Android)

なお、事前予約しない場合は国・地域による料金の違いはなく24時間あたり980円(不課税)で統一されています。

上記の料金はデータローミングをする料金なのでデータ量は含まれておらず、データ量は契約中の料金プランのデータ量から消費されます。

注意点は以下の2点です。

世界データ定額の注意点

  • データ無制限プランを契約していても、海外データローミングで利用できるデータ量には各プランによって月の上限が定められている。
  • 24時間以内に使えるデータ量の上限は3GBまで。これを超えると次の24時間までの通信速度は最大1Mbpsにまで制限される。

例えば「使い放題MAX 5G/4G 」だと世界データ定額で利用できるデータ量の上限は月に30GBまでです。

さらに補足すると、「(日本国内における)テザリング」「(日本国内における)データシェア」「世界データ定額」の3つを含めて30GBまでとなります。

仮に日本国内でテザリング利用データ量が20GBに達していた場合、世界データ定額で利用できるその月のデータ量は10GBまでということになります。

使い放題MAX 5G/4G以外の無制限プランにも、テザリングのデータ量、世界データ定額のデータ量についての上限が定められていますので、不安に思った方は一度確認してみましょう。

au公式HP 使い放題MAX
au公式HP auマネ活プラン

さらに次のことにも注意しておいて下さい。

世界データ定額で月に使えるデータ量が数十GBあったとしても一日で使えるデータ量は3GBまでという上限があるということも。

3GBを超えると次の24時間まで通信速度は最大1Mbpsにまで制限されます。

au公式HP 世界データ定額

海外ダブル定額

「海外ダブル定額」はauが指定する国や地域であれば、1日2,980円(不課税)でデータ無制限が利用でき、テザリングも無制限で使えます。

1日の計算方法ですが、「日本時間の0時から23時59分59秒まで」を1日として計算されます。

必要なことはスマホ端末上でデータローミングをONに設定するだけです(au:5G NET、5G NET for DATA、LTE NET、LTE NET for DATAに加入していること。

UQ モバイル:5G対応プラン契約の上、世界データ定額拒否オプションに加入していること)。

au公式HP 海外ダブル定額
au公式 申し込みページ
UQ モバイル公式 オンラインショップ

ソフトバンクの海外ローミング

ソフトバンクの海外ローミングサービスは「海外あんしん定額」「海外パケットし放題」「アメリカ放題」この3つに分かれます。

アメリカ放題を除いた残り2つのサービスはワイモバイルLINEMOでも利用することが可能です。

ソフトバンクの海外ローミングサービスは少し内容が複雑なので、3つのサービスをそれぞれ一つずつに分けて解説していきます。まずは海外あんしん定額からいきましょう。

海外あんしん定額

同じ大手通信キャリアであるドコモの「世界そのままギガ」、auの「世界データ定額」は「1日あたりのローミング料金は(原則)980円」「データ量は契約中の料金プランから消費」といったように似ている部分があります。

しかし、ソフトバンクの「海外あんしん定額」のサービス内容は少し異なります。

それは、国・地域によって「定額国L」と「定額国S」の2つの料金プランに分かれており、ローミング利用料金の中にデータ量が付与されているという点です。

国・地域によって定額国Lと定額国Sの2つに分かれると書きましたが、海外あんしん定額対応の国・地域の大部分は定額国Lに該当します。

定額国Lのプラン

スクロールできます
980円のプラン2,940円のプラン
ローミング期間24時間72時間
データ量3GB
(キャンペーン中は増量)
9GB
(キャンペーン中は増量)

※海外ローミングサービス料金は不課税

日本人旅行客の多いアジア・ヨーロッパ・グアム・サイパン・オーストラリア・ニュージーランド・中東とアフリカの大部分。これらの国・地域では定額国Lのプランでローミングが利用できます。

一方、定額国Sのプランはバハマ、ベネズエラ、イラン、レバノン、セネガルなど15の国・地域が対応しています。

定額国Sのプラン

スクロールできます
1,980円のプラン9,800円のプラン19,600円のプラン
ローミング期間24時間24時間24時間
データ量1MB5MB10MB

※海外ローミングサービス料金は不課税

表を見て頂くとお分かりになると思いますが、定額国Sのプラン内容はあまりお得であるとは言えません。

その他海外あんしん定額の注意事項は以下の通りです。

  • 規定のデータ量を使い切ったら最大128kbpsに速度制限される。
  • ローミング期間は現地での利用開始時刻を起点としてカウントされる。
  • 「世界対応ケータイ(無料)」と海外あんしん定額の申し込みが必要。

ソフトバンク公式HP 海外あんしん定額

海外パケットし放題

「海外パケットし放題」は対象エリアであれば1日2,980円(不課税)でデータ無制限が利用でき、テザリングも無制限で使えます。1日の計算方法ですが、「日本時間の0時から23時59分59秒まで」を1日として計算されます。

必要なことはスマホ端末上でデータローミングをONに設定するだけです(世界対応ケータイ(無料)の申し込みが必要)。

アメリカ放題

最後にご紹介するのが「アメリカ放題」です。

アメリカ放題はアメリカ国内であれば、

  • データ量無制限
  • 日本への通話が無料
  • アメリカ国内の通話が無料
  • SMSが無料

といった特徴を持ちます。

サービス自体の利用料金もかかりません。

利用条件は、

  • ソフトバンクを契約
  • 世界対応ケータイ(無料)対応機種
  • 世界対応ケータイ(無料)への申し込み
  • データローミングをONに設定

これだけです。申し込みは不要です。

「アメリカ」の範囲ですが、

  • アメリカ本土
  • アラスカ
  • ハワイ
  • プエルトリコ
  • バージン諸島(アメリカ領)

の5地域が該当します(グアム、サイパンは対象外)。

このようにアメリカで海外ローミングを利用する方にとっては、大変魅力的なサービスですが、同じソフトバンクブランドでもワイモバイルとLINEMOはアメリカ放題の対象外なので注意して下さい。

他の格安SIM(MVNO)はどうなのか?

ここまで、ahamo、楽天モバイル、povo2.0、ドコモ、au、ソフトバンクの海外ローミングサービスをご紹介してきました。

でも、基本料金がこれらの会社よりも安い格安SIM(MVNO)はどうなんだろう?

そう思った方もいるかもしれません。

しかし、残念ながらIIJmioやHISモバイルといったような自社で回線を持っていない格安SIM(MVNO)の海外ローミングは音声通話とSMSが使えてもデータ通信を利用することはできません。

海外ローミングでデータ通信も利用したいという方は今回ご紹介した会社からプランを選びましょう。

出国前にやっておくべきこと

対応機種・エリアの確認

まず、大前提としてお使いの機種が現地でも使えるかどうか?海外ローミングに対応しているか?定額サービスは利用できるのか?などについて各通信会社の公式ページで確認しておきましょう。

ドコモ公式HP 海外でスマホ・携帯電話を使う
au公式HP 海外で使う 対応機種一覧
ソフトバンク公式HP 海外で使う サービスエリア・料金
楽天モバイル公式HP 海外ローミング 対応エリア・料金

※ahamo、povo2.0に関しては公式ページでは確認とれず(2023年12月20日時点)

海外ローミングサービス申し込みが事前に必要なのか確認

ahamoや楽天モバイルであれば、スマホ上でデータローミング機能をONにしてさえいれば自動で海外ローミングが利用できますが(楽天モバイルはさらにmy楽天モバイルで、海外ローミング(データ通信)」をONにする設定が必要)、povo2.0、ドコモ(irumo含む)、au(UQ モバイル含む)、ソフトバンク(ワイモバイル、LINEMO含む)はそうはいきません。

  • ドコモであれば「WORLD WING」と「世界そのままギガ」の申し込みが必要。
  • auであれば「データチャージ」と「世界データ定額」の申し込みが必要。
  • ソフトバンクであれば、「世界対応ケータイ」と「海外あんしん定額」の申し込みが必要。
  • povo2.0であれば海外ローミングのトッピング購入が必要。

といったように、何かしらの手続きや申し込みが必要となってきます。

また、「海外でスマホを使ったら高額請求がきた」という方も聞きますが、これは海外ローミングに対応していて、海外ローミングを利用するためのオプションに申し込んでいても海外ローミングのサービス自体を申し込んでいなかった、ということが考えられます。

ドコモであればWORLD WINGには申し込んでいたけど、世界そのままギガには申し込んでいなかった。

そのため1日2,980円(不課税)がかかる世界ギガし放題が自動的に適用され、何万円も請求がきた、といったように。

海外ローミングを定額で利用できる申し込み、設定は全てできているか?現地に降り立ったら一度確認してみることをおすすめします。

まとめ 無料オンライン相談やってます!

画像はイメージです。

以上、今回は格安SIMと大手通信キャリアの海外ローミングサービスについてまとめてきました。

ahamo

  • 申込み不要(設定は必要)
  • 基本料金(2,970円)
  • 有効期限は15日間
  • データ量は20GBから消費

楽天モバイル

  • 申込み不要
    (my楽天モバイルと端末上での設定は必要)
  • 基本料金(1,078円〜3,278円)
  • 毎月2GBデータ量が付与される
  • Rakuten Link利用で日本国内への通話無料

povo2.0

  • 海外ローミングはトッピング形式
  • 基本料金0円
  • データ量は1GB(3日間)、3GB(7日間)がメイン

ドコモ

  • 利用にあたってはWORLD WING、世界そのままギガの申込みが必要
  • 1日あたり980円
  • データ量は契約中のプランから消費
    (1カ月30GBまで)
  • 1日2,980円データ無制限プランも選べる
  • irumoも利用可能

au

  • 利用にあたっては各種条件あり
    (au、UQ モバイル、povo1.0)
  • 1日あたり980円
  • 事前予約で割引あり
    (490円/日、690円/日)
  • データ量は契約中のプランから消費
    (プランによって上限が定められている)
  • 24時間で3GBまで利用可能
  • 1日2,980円データ無制限プランも選べる

ソフトバンク

  • 利用にあたっては世界対応ケータイ、海外あんしん定額の申込みが必要
  • 定額国Lのプランでほとんどの国をカバー
    ①980円
    データ量3GB
    有効期限24時間
    ②2,940円
    データ量9GB
    有効期限72時間
  • 1日2,980円データ無制限プランも選べる
  • アメリカはアメリカ放題(無料)でデータ量無制限、日本への通話無料、アメリカ国内の通話が無料となる(グアムとサイパンは対象外)

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