LINEは私たちのコミュニケーションの重要な手段ですが、最近ではLINEアカウントが乗っ取られたという声も多く耳にします。
「まさか自分が…」と思っていても、実は誰にでも起こりうる問題です。
LINEが乗っ取られてしまうと以下のようなことが起こります。
- 急にLINEが使えなくなる
- 勝手にメッセージが送信され、友達が詐欺被害に遭ってしまう可能性がある
- LINE Payが勝手に利用されてしまう恐れがある
- LINEアカウントが削除される
そこで本記事では、LINE乗っ取りの原因と対処法について詳しく解説します。
あなたの大切な情報を守るために、今すぐチェックして対策を始めましょう!
LINEが乗っ取られるとどうなる?
LINEが乗っ取られてしまうと、LINEが使えなくなるだけではなく、様々なリスクがあります。
ここからはLINEが乗っ取られた際のリスクについて詳しく解説していきます。
急にLINEが使えなくなる
LINEが乗っ取られると、急にLINEが使えなくなってしまいます。
LINEは1つのスマホでしか利用できないようになっているので、乗っ取り犯のスマホでしか利用できないようになってしまうのです。
この場合、LINEを起動すると「利用することができません」という画面が表示され、LINEが使えなくなってしまいます。
勝手にメッセージが送信され、友達が詐欺被害に遭ってしまう可能性がある
LINEが乗っ取られると、LINEは使える状態ですが、知らない間にメッセージが送信されていることがあります。
そのメッセージの多くは「プリペイドカード」を要求するようなものがほとんどです。
緊急を装って、友達にプリペイドカードを買ってきてもらうようにメッセージを送信し、そのコードを乗っ取り犯が利用するという流れです。
あなたからメッセージが送られてきたと思い込んでしまい、プリペイドカードを買ってしまう方も多いでしょう。
LINE Payが勝手に利用されてしまう恐れがある
普段からLINE Payを使っていて、LINE Payに残高がある場合は、LINE Payの残高が勝手に利用されてしまうかもしれません。
LINE Payの決済や出金の際は、別途設定した「6桁のパスワード」が必要になるため、すぐに被害に遭う可能性は低いです。
しかし、この「6桁のパスワード」が特定されてしまった場合、不正利用されてしまう可能性があります。
LINEアカウントが削除される
LINEが乗っ取られた場合、最終的にLINEアカウントが削除されてしまう可能性があります。
LINEアカウントが削除されてしまうと、今まで追加した友だち情報や、購入したスタンプなど、全てのデータが消えてしまいます。
最近はLINEでしか連絡先を知らないという友人も多くいると思いますが、そういった友人と連絡が取れなくなってしまうのです。
LINEが乗っ取られているか確認する方法
では、LINEが乗っ取られているか確認する方法を解説していきます。
定期的にLINEアカウントにログイン中の端末を確認する
定期的にLINEアカウントにログイン中の端末を確認することで、乗っ取られているか確認することができます。
ログイン中の端末はLINEの設定から確認しましょう。
ここに身に覚えのない端末が表示されていた場合は、その端末の横に表示されている「ログアウト」をタップすることで、その端末から強制的にログアウトさせることができます。
LINEのパスワード変更方法はこちらを参考に行ってください。
トーク履歴を確認し、身に覚えのないメッセージが送信されていないかチェックする
トーク履歴は、メッセージをやり取りした順番に上から表示されていますよね。
最近やり取りした覚えがないのに、トーク履歴の上部に表示されていたり、送った覚えのないメッセージが送信されている場合は、LINEが乗っ取られている可能性大です。
LINEが乗っ取られる原因は?
なぜLINEが乗っ取られてしまうのでしょうか?
LINEが乗っ取られてしまう原因は3つあります。
- 不正ログインによる乗っ取り
- フィッシングによる乗っ取り
- スマホ紛失時にLINEの情報を盗まれる
では1つずつ詳しく解説していきます!
不正ログインによる乗っ取り
LINEにログインする際の電話番号やパスワードが漏洩してしまうと、LINEが乗っ取られてしまいます。
あなたの電話番号を入手した人が、何らかの方法でLINEのログインパスワードを入手し、そのままLINEにログインされてしまうということです。
フィッシングによる乗っ取り
メールやSMSに、LINE公式を装ったフィッシングメールが届くことがあります。
メールの内容で多いのが「不安を煽るような内容」です。
フィッシングメールに記載されたURLからLINEのログイン情報を入力してしまうと、そのメールの送り主にLINEを乗っ取られてしまうのです。
基本的に、LINEからこのようなメールは送られてきませんので、無視しておきましょう。
スマホ紛失時にLINEの情報を盗まれる
スマホを紛失した際に、拾った人が悪意のある人だと、スマホから直接LINEの情報が盗まれてしまう可能性があります。
LINEアプリから直接ログイン情報を確認されてしまい、そのまま第三者のスマホにアカウント引き継ぎされてしまうケースなどが考えられます。
LINEが乗っ取られたときの対処法
LINEが乗っ取られてしまったときはどうすればいいのでしょうか?
ここからはLINEが乗っ取られてしまったときの対処法について解説していきます。
LINEが使える場合はパスワードを変更する
自分のスマホでまだLINEが使える場合は、すぐにパスワードを変更しましょう!
パスワードの変更はLINEの設定からできます。
パスワードを変更することで、現在ログインしている他の端末は強制的にログアウトされるので安心です。
LINEが使えない場合はカスタマーサポートに連絡
もうすでにLINEが使えないという方は、LINEのカスタマーサポートに連絡しましょう。
アクセスしたら「ログインせずにつづける」をタップ
問い合わせカテゴリの欄にて「アカウント・登録情報」を選択し、詳細欄は「アカウントが盗まれた」などを選択しておきましょう。
あとは簡単な質問に答えると、LINEのカスタマーサポートが対応してくれます。
返信に時間がかかるケースもあるので、気長に待ちましょう。
LINEが乗っ取られないための対策をしておこう!
日ごろからLINEが乗っ取られないようにするために、いくつかの対策をしておきましょう。
他の端末のログイン許可をオフにする
パソコンやタブレットでLINEを使わない方は、他の端末のログイン許可をオフにしておきましょう。
オフにしておくことで、あなたのスマホ以外にログインされる心配はありません。
ログイン許可をオフにする手順は以下の通りです。
使いまわしたパスワードを使わない
普段から1つのパスワードを使いまわしている場合、そのパスワードがバレてしまうと、芋づる方式で他の情報も盗まれてしまいます。
そうならないためにも、少し面倒ですが、パスワードを使いまわさないようにしましょう。
手帳などにパスワードを書いておくことで、パスワードが分からなくなる心配もありません。
LINEアプリにパスコードロックを設定する
スマホを落としたときにLINEの情報を見られる可能性があるとお伝えしましたが、そうならないために、LINEアプリ自体にもパスコードロックを設定しておきましょう。
このパスコードはLINEアプリを開く際に毎回入力が必要になります。
例えばiPhoneのロックが突破されてしまっても、LINEのパスコードが突破されなければ、LINEの情報が盗まれてしまう可能性が少なくなります。
設定方法は以下の通りです。
以上で設定は完了です!
メールやLINEのメッセージでLINEログイン情報が求められていても絶対に入力しない
メールやLINEのメッセージで、LINEログイン情報の入力が求められても、絶対に入力しないようにしましょう。
一見LINEに関係ないようなメール内容のものでも、流れでLINEのログイン情報を入力させようとしてきます。
LINEの公式からこのようなメールが送られてくることはありませんし、他のサービスとLINEを連携する場合は、LINEのログイン情報は基本的に入力しません。
LINEのログイン情報を入力させようとしてくるものは、全て詐欺、フィッシングメールだと思っていいでしょう。
どれが怪しいか分からない…。
という方に関しては「LINEアプリの引き継ぎ以外で、LINEのログイン情報を入力しない」を徹底していただければ、乗っ取られるリスクを減らすことができます。
セキュリティを強化してLINEを乗っ取られないようにしよう!
いかがでしたでしょうか?
今回はLINEが乗っ取りされる原因や対処法、また対策について解説させていただきました。
LINEが乗っ取られないようにするには、対策も大切ですが、乗っ取られないようにするための意識や知識が大切です。
本記事を読んでいただいた方は、かなり乗っ取りに遭う可能性が低くなったと思います。
日ごろから偽サイトやフィッシングメールなどには気を付けて、スマホを利用するようにしましょう。
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