iPhoneの画面を保護するための「ガラスコーティング」。保護フィルムに代わる新しい選択肢として注目されていますが、「下取りや修理時に影響が出るのでは?」など心配する声も聞かれます。実際、ガラスコーティングを施すことで査定額が下がる可能性はあるのでしょうか?
この記事では、ガラスコーティングはしない方がいいのか?下取りや修理への影響はあるのか?を詳しく調査しました。iPhoneにガラスコーティングをしない方がいいのか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください!
iPhoneにガラスコーティングしない方がいい人
ガラスコーティングは、画面の硬度を高めたり、美しい光沢を与えたりと魅力的な保護方法ですが、誰にでも向いているわけではありません。
場合によっては、かえってデメリットが大きい場合も。ここでは、ガラスコーティングをしない方がいい人の特徴を解説します。
- コーティングが剥がせないのが気になる人
- コストを抑えたい人
- AppleCare+の保証を利用したい人
①コーティングが剥がせないのが気になる人
iPhoneのガラスコーティングは、液体状の成分を画面に塗布し、化学反応で固まる「塗膜」です。そのため、一度塗布すると簡単に剥がすことができません。
例えば、落下によって画面のガラス(コーティング部分やフィルム)が割れた場合、ガラスフィルムであれば貼り替えるだけで対応可能です。しかし、ガラスコーティングの場合はそう簡単にはいきません。
スマホを頻繁に落とし、画面を割ることが多い方は、ガラスコーティングをしない方がいいと言えます。
ガラスコーティングが薄くなってしまった場合は、新しいコーティングを再塗布するという選択肢もあります。上塗りすることで、コーティングの効果は復活します。
②コストを抑えたい人
iPhoneにガラスコーティングを施す場合、1回につき約3,000~5,000円の費用がかかります。
一方で、ガラスフィルムは価格帯が幅広く、安いものなら100円ショップでも購入可能です。(もちろん、質の高いフィルムを選ぶとガラスコーティングと同様に3,000~5,000円程度かかる場合もあります。)
そのため、コスト重視でスマホを保護したい方には、ガラスコーティングは費用対効果が低いと感じられることがあるでしょう。
ですので、スマホ保護にあまりお金をかけたくない方は、ガラスコーティングはしない方がいいと言えます。
③AppleCare+の保証を利用したい人
AppleCare+は、Appleが提供する保証サービスで、画面割れなどの修理を通常より安い保証適用価格で受けることができます。
ただし、iPhoneにガラスコーティングを施していると、AppleCare+の保証が適用されない可能性があります。Appleによれば、修理時の検査でガラスコーティングが確認されると、保証対象外になる場合があるとのことです。
そのため、AppleCare+に加入している方は、ガラスコーティングを施すとせっかくの保証が利用できなくなるリスクを考慮する必要があります。
万が一のトラブル時に備え、AppleCare+の保証を活用したい場合は、ガラスコーティングはしない方がいいと言えます。
iPhoneにガラスコーティングした方がいい人
画面の美しさを維持しながら、傷や汚れからiPhoneを守りたい。そんな人にはガラスコーティングがおすすめです。
ここでは、ガラスコーティングをした方がいい理由をご紹介します。
- 画面の硬度を上げたい人
- 美しい光沢感を重視する人
- 防指紋・抗菌・防ウイルス機能が欲しい人
- ガラスフィルムを貼って外観を損ねたくない人
- 対応するガラスフィルムが見つからない機種を使っている人
①画面の硬度を上げたい人
ガラスフィルムは、硬度のあるガラス板を画面に貼り付けるのに対し、ガラスコーティングはiPhoneの画面そのものの硬度を向上させることで、耐久性を高めることができます。
多くのガラスコーティングは「硬度9H」相当の強度を持ち、これはカッターナイフで表面を引っ掻いても傷がつきにくいレベルです。
硬度が高くなることで、細かい傷がつきにくくなるだけでなく、日常的な衝撃にも耐えやすくなります。画面の保護を重視する方は、iPhoneにガラスコーティングした方がいいと言えます。
②美しい光沢感を重視する人
iPhoneのガラスコーティングは、画面の小さな凹凸を塗膜で埋めることで、表面を滑らかな平面に整えます。
その結果、光の反射が均一になり、何も施していないiPhoneの画面と比べて、より鮮やかで美しい光沢が得られます。
iPhoneの画面を常に美しく保ちたい方は、ガラスコーティングした方がいいと言えます。
③防指紋・抗菌・防ウイルス機能が欲しい人
ガラスコーティングは、画面の細かい凹凸を塗膜で埋めることで表面を滑らかにし、指紋や汚れがつきにくくなります。
さらに、抗菌効果や特定のウイルスの数を減少させる防ウイルス効果が期待できる製品もあります。これにより、iPhoneの画面を清潔に保つことが可能です。
iPhoneを清潔に使いたい方や、日常の衛生面を気にされる方には、ガラスコーティングした方がいいと言えます。
④ガラスフィルムを貼って外観を損ねたくない人
ガラスフィルムは、iPhoneの画面との境目ができるため、そこにゴミが入り込んだり、時間が経つとはがれてくることがあります。
また、貼る際に失敗すると気泡が入ったままになり、見た目が悪くなることも…。さらに、硬度の高いフィルムほど厚みが増し、iPhone本来の外観を損ねてしまう場合があります。
その点、ガラスコーティングは施しても見た目にほとんど影響を与えません。(※ただし、自分で施行して失敗した場合、ムラができる可能性があるため注意が必要です。)
iPhoneの外観を美しく保ちたい方は、ガラスコーティングした方がいいと言えるでしょう。
⑤対応するガラスフィルムが見つからない機種を使っている人
古いiPhoneを使っていて、対応するガラスフィルムが見つからない場合でも、ガラスコーティングなら問題なく対応できます。
ガラスコーティングは基本的にどのような形状やサイズの機種にも施せるため、特別なフィルムが必要ありません。
自分のiPhoneに合うガラスフィルムが見つからず困っている方は、ガラスコーティングした方がいいと言えるでしょう。
iPhoneのガラスコーティングをしても下取りには出せる
iPhoneにガラスコーティングをしても、下取りに申し込めなくなることはありません。
下取りが不可となるのは、電源が入らない場合や、iPhoneが改造されている場合などです。ガラスコーティングは改造には該当しないため、安心して下取りに出すことができます。
では、ガラスコーティングが査定額に影響することはあるのでしょうか?
下取り価格が減額される主な原因は、動作不良や本体の破損です。そのため、ガラスコーティングをしているだけで査定額が下がることはありません。ただし、コーティング自体が割れたり欠けたりしている場合は、本体の破損と見なされる可能性があり、減額の原因となることがあります。
まとめると…
ガラスコーティングをしていても、iPhoneは問題なく下取りに出せます。ただし、コーティングの状態が悪ければ査定額に影響する場合があるため、丁寧に扱うことをおすすめします。
iPhoneのガラスコーティングについてよくある質問まとめ
iPhoneのガラスコーティングの上にフィルムは貼れる?
A ガラスコーティングを施したiPhoneの上からでも、ガラスフィルムを貼ることは可能です。
フィルムには、硬いガラスフィルムから柔らかい衝撃吸収フィルムまで、さまざまな種類があります。目的に応じたフィルムを選ぶことで、コーティングとフィルムのデメリットを補い合い、保護効果を高めることができます。
ただし、ガラスコーティングの表面は滑らかで密着性が低いため、一部のフィルムでは剥がれやすくなる可能性があります。それでも、ガラスフィルムは何度でも貼り直しが可能なので、コーティングとフィルムを併用して保護効果を強化したい方にはおすすめです。
iPhoneのガラスコーティングは何年持つ?
A iPhoneのガラスコーティングは、一般的に1年~3年程度持続するとされています。
製品によって塗膜の耐久性は異なりますが、多くのコーティングは3年ほど効果が持続する設計です。
ただし、iPhoneの使用頻度や扱い方によって、持続期間は短くなることがあります。毎日頻繁にiPhoneを使う方は、1年程度で効果が薄れる可能性を考慮し、再施工を検討すると良いでしょう。
ちなみに筆者の場合、iPhoneにガラスコーティングを施して約1年半経過した頃から、指紋が付きやすくなり、コーティングが薄れてきたと感じました。
iPhoneのガラスコーティングを薄くする方法はある?
A iPhoneのガラスコーティングを完全に除去するのは難しいですが、以下の方法で薄くすることは可能です。
- 研磨剤を使用する
- 微粒子入りの研磨剤で表面を削ることで、コーティングを薄くできます。
- 専用クリーナーで拭き取る
- 専門のクリーナーを使って、コーティングの効果を弱めることができます。
- 専門業者に依頼する
- 専門的な技術を持つ業者に依頼した方が失敗のリスクは下がります。
ただし、これらの作業を行う際には注意が必要です。特に、自分で作業する場合、画面を傷つけたり、コーティングがムラになって見た目や触り心地が悪くなるリスクがあります。そのため、ガラスコーティングを薄くすることはおすすめしません。
iPhoneのガラスコーティングは店舗でできる?
A はい、iPhoneのガラスコーティングはさまざまな店舗で施工可能です。
携帯ショップや家電量販店、一部の修理専門店などで対応しており、費用の相場は3,000円~5,000円ほどです。
店舗での施工は、専門スタッフが行うため、自分で施行するよりもムラなく美しく仕上がります。また、コーティング剤の特性や効果について説明を受けられるので、安心して依頼できる点もメリットです。
フォンシェルジュ提携店のスマホ相談窓口TOP1でもガラスコーティングを行っているので、ご検討中の方はぜひ一度ご相談ください。
取り扱っているコーティング剤はこちら
iPhoneのガラスコーティングは見た目でバレる?
A ガラスコーティングは非常に薄い塗膜で形成されているため、基本的には見た目でバレることはありません。
ただし、自分でガラスコーティングを行った場合や、施工に失敗してムラなどができた場合は、見た目に影響することもあります。
そのため、バレないような美しい仕上がりを重視する方は、専門業者や店舗での施工をおすすめします。
まとめ|iPhoneにガラスコーティングするのはおすすめ!
iPhoneのガラスコーティングは、画面の硬度を高め、傷や汚れから保護するだけでなく、美しい光沢や抗菌・防ウイルス効果も得られる便利な選択肢です。また、ガラスフィルムのように厚みや見た目に影響を与えず、iPhone本来のデザインを損なわない点も魅力的です。
以下の3つに当てはまらない方にとっては、ガラスコーティングはiPhoneの画面保護においておすすめできる選択肢だと言えます。自分の使用スタイルや予算に合わせて検討してみてはいかがでしょうか?
- コーティングが剥がせないのが気になる人
- コストを抑えたい人
- AppleCare+の保証を利用したい人
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