2023年6月6日にAppleの「WWDC 2023」が開催され、新しくiOS 17についてのアップデート情報が発表されました!
iOS 16から、多くの項目にアップデートが入り、新機能も追加されます。
本記事では以下の内容を解説させていただきます。
- iOS 17はいつから使えるのか?
- iOS 17の対応機種は?
- iOS 17のアップデート内容について
iOS 17はいつから使える?
iOS17のリリースは2023年の秋からです。
詳しい日程はまだ発表されていません。
また先行体験できる開発者向けベータ版はすでに利用可能で、パブリックベータは7月に配信予定です。
これまで年額12,980円のApple Developer Programに加入しなければダウンロードできなかった開発者向けベータ版を、Apple IDを使って開発者アカウントに登録すれば誰でも無料でダウンロードできるようになりました。
- 開発者向けベータ→アプリを開発している人たち向けに提供するバージョン
- パブリックベータ→希望するユーザーに新しいOSの新機能を提供するバージョン
開発者向けベータはバグなどの不具合が多いため、一般の人がダウンロードするのはやめておきましょう。
また、iOS 17のリリース日は明確に発表されませんでしたが、2023年9月中旬である可能性が高いです。
これは、過去iOSのリリース日が、新型iPhoneの発売日の数日前という統計から出しています。
iOS | リリース日 |
---|---|
iOS 12 | 2018年9月17日 |
iOS 13 | 2019年9月19日 |
iOS 14 | 2020年9月16日 |
iOS 15 | 2021年9月21日 |
iOS 16 | 2022年9月13日 |
iOS 17の対応機種は?
iOS 17では、iPhone8,Xシリーズが対応機種から外れてしまいました。
対応機種は以下の通りです
- iPhone14シリーズ
iPhone 14/iPhone 14 Plus/iPhone 14 Pro/iPhone 14 Pro Max - iPhone13シリーズ
iPhone 13/iPhone 13 mini/iPhone 13 Pro/iPhone 13 Pro Max - iPhone12シリーズ
iPhone 12/iPhone 12 mini/iPhone 12 Pro/iPhone 12 Pro Max - iPhone11シリーズ
iPhone 11/iPhone 11 Pro/iPhone 11 Pro Max - iPhoneXシリーズ
iPhone XS/iPhone XS Max/iPhone XR - iPhone SE(第2世代以降)
iOS 17の新機能
では早速iOS 17で追加される新機能をみていきましょう!
連絡先ポスター機能
iOS 17から、自分の連絡先をカスタマイズできるようになります。
カスタマイズしたポスターは電話をかけた時に相手の画面に表示されます。
自分の写真や、ミー文字、タイポグラフィーやフォントの色もカスタマイズできます。
連絡先ポスターは他社製の通話アプリでも利用可能なようです。
留守番電話の文字起こし「ライブ留守番電話」
相手が留守番電話にメッセージを残している時に、それをリアルタイムで文字起こしをして、iPhoneに表示してくれる機能です。
文字起こしは全てiPhone上で行われるため、プライベートな内容が漏洩する恐れもなく、安心です。
FaceTimeが音声・ビデオメッセージに対応
FaceTimeを使用した際に、相手が電話に応答しない場合は、ビデオまたは音声メッセージを収録して残すことができます。
また、ジェスチャーでハートや風船、花火などのリアクションが発動できるようになります。
メッセージにLiveステッカーと安否確認機能が追加
メッセージに新しい機能がいくつか追加されました。
まずメッセージアプリに検索フィルターが追加されて検索機能が圧倒的に進化し、探しているメッセージが見つけやすくなります。
また、メッセージアプリ上で位置情報の共有が可能になります。
Liveステッカーは、自分の写真を使用して「ライブステッカー」を作成して送信できる機能です。
絵文字やミー文字と一緒にステッカーパックに保存され、1か所からアクセスできます。
iOS 17からはチェックイン機能が追加されます。
チェックイン機能とは?
設定した目的地に到着した際に、友人や家族など設定した連絡先に、自動的に通知します。
お子様のiPhoneに設定しておくと、便利ですね!
iPhoneを近づけるだけで連絡先交換できる「NameDrop」
iOS 17からはiPhoneを近づけるだけで連絡先が交換できるようになります。
便利そうな機能ですが、電話番号をあまり交換しない日本ではそこまで使うシーンは訪れないかもしれないですね…。
「AirDrop」が離れていても使えるように
今までのAirDropは、ファイルの送受信が終わるまでiPhone同士を近くに置いておく必要がありました。
ですが、新しいAirDropは、ファイル送信中にiPhone同士が離れても、インターネットを通してファイルを送受信することが可能になります。
インターネットを通してファイルを送受信した場合も、画質などを落とすことなく送受信が可能です。
ただしインターネット経由なので、通信量を消費してしまう点は注意が必要ですね。
近くにいる人と同じ音楽や映像を楽しめる「シェアプレイ」
シェアプレイを使えば、友達と簡単に同じ音楽や、映像を楽しむことができます。
YouTubeでオススメの動画を見せあったり、Twitchでライブ配信を楽しむことが可能になります!
自動修正と音声入力がさらに賢く
iOS 17では、キーボードに大きなアップデートがされるようです。
最先端の単語予測が可能なTransformer言語モデルを搭載することによって、自動修正機能が向上しました。
文字を入力すると予測が表示され、スペースバーをタップするだけで単語や文全体を簡単に入力できるようになります。
これまではアルファベットの入力では自動修正がよく役に立ちましたが、日本語にも対応しているかは分かりません。
日記が簡単につけられるジャーナルアプリ
「ジャーナル」という新しいアプリが新登場します。
簡単にいうと「日記」を残せるアプリです。
文字だけでなく書いた日付や写真、位置情報なども日記として残しておくことが可能です。
日記なんて自分には関係ないと思っている人もいるでしょう。
日記を書くことで、幸福度が高まるとAppleは発表していました。
そういわれても何を元に日記を書いていいか分からないという人でも安心してください。
日記の候補は、その日に撮影した写真や位置情報から提案され、その中から好みのものを選択してテーマを選んで、日記を書き始めることができます。
これを機会に日記の習慣を始めてみてはいかがでしょうか?
新しいスタンバイ画面
iPhoneを充電中に、横画面にすると時計や写真などを表示できる「スタンバイ」機能が追加されます。
時計とカレンダーを表示したり、流している音楽を表示させたり、自分が設定した写真を表示させたり、使い方は様々です。
また、全画面でのライブアクティビティを表示させることも可能です。
『「Hey Siri」、Heyが不要に』
今までSiriを起動する際に「Hey Siri」と呼びかける必要がありましたが、iOS 17からは「Hey」が不要になります。
「Siri、今日の天気は?」と話すだけで応答してくれるようになります。
グループでパスワードを共有できる機能が追加
信頼できる連絡先グループとパスワードを共有できるようになります。
パスワードを最新に保つため、共有グループ内の全員がパスワードを追加および編集できます。
iCloudキーチェーンを通じて共有されるため、エンドツーエンドで暗号化されるので、漏洩の心配もなく安心です。
AirTagに共有機能が追加され、子どものみまもりが可能に。
AirTagに共有機能が追加され、持ち主と招待された人は1つのAirTagの位置情報を双方が確認できるようになります。
なお、共有機能がオンになるとトラッキング通知がオフになります。
今までは相手の気づかないうちにAirTagを忍び込ませるストーカー行為を防止するために、持ち主からAirTagが離れると8時間から24時間の間でランダムで音が鳴る機能がありました。
この機能のせいで、子どもにAirTagを持たせると、音が鳴ってしまい、みまもりアイテムとして使用することができませんでした。
ですが、iOS 17では共有機能を利用することでAirTagをみまもりアイテムとして使用することができそうです。
AirPods(第二世代)に新しい「アダプティブオーディオ」が追加
パーソナルなオーディオ体験を再定義する適応型オーディオ、パーソナライズされた音量、会話感知などのパワフルな新機能が追加されます。
また、AirPodsの画像部分を押すと、即座にミュートやミュート解除できる機能も追加されます。
その他細かいアップデート
- 事前に保存しておけば、オフラインでマップが使えるように
- ウィジェットでは1回のタップだけで、音楽再生やホームコントロールができる。
- 「メモ」アプリでPDFのスキャンを表示してマークアップできる。
- PDFファイルで氏名、住所、メールアドレスなどの情報を連絡先からすばやく入力できる。
- Safariで異なるプロファイルを使用して、履歴やお気に入りなどの個人情報を別々に分離できる。メールで受け取った認証コードも自動入力にサポート。
- 機密性の高い写真やビデオを表示する前に提示がある。
- ヘルスケアアプリに心の健康の機能を追加。
iPhone8とXはiOS 17対象外?何ができなくなる?
iOS 17ではiPhone8とXシリーズが対象外になりました。
アップデートの対象外になったからといって、その機種が使えなくなるわけではありません。
では実際アップデートの対象外になるとどのようなデメリットがあるのでしょうか?
できなくなることをまとめてみました。
使えなくなるアプリが増えていく
iOSがアップデートされると、アプリも新しいiOSに対応したバージョンが出てきます。
アプリのアップデートが進むにつれて、iOS16などでは利用できないアプリも出てくるかと思います。
いつどのアプリが使えなくなるかも分からないため、不安を抱えながらiPhoneを利用していくことになります。
このことから、iOSのアップデートに対応できなくなったiPhoneをそのまま使い続けるのはあまり賢明とはいえません。
「機種変更について相談したい」
そう思われた方は、お気軽にフォンシェルジュ提携店舗へご相談してみてください。
まとめ
いかがでしょうか?
今回はiOS 17のアップデート内容について解説させていただきました。
では本記事のまとめです
- iOS 17は2023年秋にリリース予定
- iOS 17はiPhone8,Xシリーズは対応していない
- 連絡先ポスター機能が追加
- 留守番電話の文字起こし「ライブ留守番電話」
- iPhoneを近づけるだけで連絡先交換できる「NameDrop」
- 「AirDrop」が離れていても使えるように
- 日記が簡単につけられるジャーナルアプリの登場
- 新しいスタンバイ画面で、iPhoneを置き時計代わりに
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