本記事では、iOS17.4で追加された新機能や、アップデート内容について解説しています。
また、不具合情報についてもまとめていますので、iOS17.4へのアップデートを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
バッテリーの充電回数が確認可能に
こちらはiPhone 15シリーズ限定のアップデート内容です。
以前までは本体設定から一般>情報とタップして、一番下までスクロールしなければ表示されなかったため、分かりづらかったです。
ですが、今回のiOS17.4のアップデートで、本体設定からバッテリーをタップするだけで確認できるようになりました!
充電器を挿した回数がカウントされるという訳ではなく、バッテリーが0%から100%に充電されたら1カウントされます。
充電の最適化設定がより詳細に設定できるように
こちらはiPhone 15シリーズ限定のアップデート内容です。
iPhoneにはバッテリーの劣化を防ぐために「バッテリー充電の最適化」という設定があります。
iOS17.3までは、バッテリー充電の最適化をオンにするか、オフにするかしか選択できませんでした。
設定できるバッテリー充電の最適化設定は、以下の通りです。
- バッテリー充電の最適化:
バッテリーの劣化を軽減するために、iPhoneの日ごろの充電を学習し、iPhoneを使い始める直前まで80%を超える充電を保留することがある - 上限80%:
バッテリーが80%になると、必ず充電をストップする - なし:
バッテリーが80%を超えても充電を続ける
新絵文字の追加
iOS17.4へのアップデートで、新しい絵文字が追加されました。
追加された絵文字は
- 不死鳥
- ライム
- キノコ
- 切れた鎖
- 首を振っている顔
などの絵文字が追加されています。
性別や肌色の変更も可能な絵文字もあるため、結構な量の絵文字が増えています。
盗難デバイス保護機能に新たな設定が追加
iOS17.3では、盗難デバイスの保護をオンにすると、自宅や職場などの頻繁にいる場所以外で、iPhoneの機密操作をする際は生体認証(Face IDやTouch ID)が必要でした。
そのため、もし頻繁にいる場所でiPhoneが盗まれてしまい、その場所で精密操作をする場合に生体認証(Face IDやTouch ID)をする必要なく、操作ができてしまっていたんです。
iOS17.4では「常に」という設定が追加されたので、自宅や職場、頻繁にいる場所でiPhoneが盗まれてしまった場合でも、iPhoneの精密操作には生体認証(Face IDやTouch ID)が必要になります。
精密操作とは?
iPhoneで以下の操作をする場合に、生体認証(Face IDやTouch ID)が必要になります。
- iPhoneのパスコード変更
- 生体認証(Face ID、Touch ID)の追加や削除
- 盗難デバイスの保護のオフ
- iPhoneを探すのオフ
- Apple IDパスワードの変更
- Apple IDアカウントのセキュリティ設定(信頼できるデバイスや信頼できる電話番号の編集や削除、アカウントの復旧など)
設定方法は以下の通りです。
AppStoreの購入履歴が一覧で確認できるように
確認方法は以下の通りです。
これで、過去90日間の購入履歴が確認できます。
もっと前の購入履歴を確認したい場合は、画面上部の「過去90日間、有料」をタップすると、期間の指定ができるので変更しましょう。
【EU限定】AppStore以外のストアからアプリのダウンロードが可能に
このアップデートはEU限定のアップデート内容ですが、今後日本でも対応されるかもしれないので、紹介させていただきます。
これは、Appleの市場独占を防ぐための規制が施行されたため、追加された機能です。
AppStoreでの販売アプリは、手数料が30%ほどかかっており、サブスク系のアプリは、アプリ経由での登録か、ブラウザ経由からの登録で、月額料金が異なっています。
もちろん、ブラウザ経由で登録した方が、Appleの手数料がかからず安いという訳です。
とはいえ、AppStore以外からアプリがダウンロードできるようになると、セキュリティ面は非常に心配です。
今後、日本で対応されるか分かりませんが、詳細はAppStore以外のストアからアプリをダウンロードに対応したときに紹介させていただきます。
その他セキュリティ・機能強化とバグ修正
iOS17.4のアップデートでは、新機能の他にセキュリティ・機能面の強化や、バグ修正が含まれています。
- iOS17.4とiPadOS17.4で、悪用された可能性があるRTKitとカーネルの脆弱性を修正
- アクセシビリティの脆弱性の修正
- プライベートブラウジングのタブ切り替えに関する不具合の修正
- ミュージック認識で、見つけた曲をApple Musicのプレイリストやライブラリ、Apple Music Classicalに追加することが可能に
- 時計ウィジェットにデジタル世界時計のウィジェットが追加
- データ移行後、「hello」画面に自分のアイコンが表示されるように変更
- Siriに、対応している言語で受信したメッセージを読み上げる新しいオプションを追加
- 「探す」で連絡先の写真が空白になる問題を修正
- デュアルSIMを使用している場合に電話番号が主回線から副回線に変更されてメッセージの送信先グループに表示される問題を修正
【iOS17.4】主要アプリの起動確認
筆者のiPhone 13 ProをiOS17.4にアップデートしてみたので、主要アプリが問題なく利用できるか、起動確認を行いました。
- LINE
- X
- TiKTok
- YouTube
- Spotify
- PayPay
これらのアプリは問題なく起動ができました!
ただ、必ずしも筆者と同じ結果になるとは限りませんので、あくまで参考までにしていただけると幸いです。
iOS17.4の不具合情報まとめ
iPhoneの新しいバージョンが発表されると気になるのが「不具合はないのか?」ということではないでしょうか?
今回はSNSやインターネットで見つけたiOS17.4の不具合情報をまとめました!
今後、不具合情報がでてくる可能性もありますので、不具合情報が確認できた時に、追記していきます。
iOS 17.4のアップデート容量は?
筆者のiPhone 13 Proの場合、iOS17.4の容量は1.63GBでした。
そのためiOS17.4へのアップデート前に、iPhoneの容量を1.63GB以上確保しておく必要があります。
容量を増やすためには不要な写真やアプリの削除が必要です。
iOS17.4へのアップデート方法は?
ここまで記事を読んでいただいて、iOS17.3にアップデートしたい!という方は、以下の手順でiOS17.3にアップデートすることができます。
これでアップデートは完了です。
まとめ
iOS17.4の新機能
- バッテリーの充電回数が確認可能に
- 充電の最適化設定がより詳細に設定できるように
- 新絵文字の追加
- 盗難デバイス保護機能に新たな設定が追加
- AppStoreの購入履歴が一覧で確認できるように
- 【EU限定】AppStore以外のストアからアプリのダウンロードが可能に
- その他セキュリティ・機能強化とバグ修正
- 2024年3月8日時点で、iOS17.4の大きな不具合はない
- iOS 17.4のアップデート容量は1.63GB
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