今回のアップデートでは前回のようなiOS16からiOS17へのアップデートの時のような劇的な機能変化はありません。
ですが、すでに発表されていた「離れていてもAirDropできる機能」などが追加されています。
本記事ではiOS17.1のアップデート内容と、アップデートした人の声を集めて不具合はあるのか？についても紹介しています。
AirDrop通信範囲外に移動しても通信可能に
こちらが今回のiOS17.1の目玉機能です。
通常Bluetoothの繋がる範囲内でしか利用できなかった「AirDrop」が、一度接続してしまえば離れてしまっても送信・受信が継続できるようになりました。
この機能の追加によって、AirDropでファイルを受信・送信中「あと何%でファイル受け取れるけど時間が…。」という場合でも、心置きなくその場を離れられるようになり、便利になりました。
ただ試しにiOS17.1以外の端末とAirDropをした後に、離れてみたのですが、エラーになってしまいました。
もしかするとiOS17.1同士じゃないと利用できないのかもしれません。
→Appleサポートセンターに状況を伝えたところ、やはりiOS17.1同士でない場合は離れていても送受信ができないとのことでした…。
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ライト利用時、Dynamic Islandでビジュアル表示に対応
今までライト利用時のDynamic Islandでのビジュアル表示はiPhone 15シリーズだけでしたが、iPhone 14シリーズにも対応するようになりました。
これでライトがついているか分かりやすくなりましたね。
アクションボタンがポケット内で誤作動しないように
ですが、iPhoneをポケットなどに入れているときに、意図せずアクションボタンに触れてしまい、誤作動を起こしてしまうということがありました。
今回のiOS17.1へのアップデートで、Dynamic Islandのセンサーが塞がっている状態、光を検知していない状態でアクションボタンが動作しないようになりました。
スタンバイで画面のオフ時間が設定可能に
設定可能な時間は以下の通りです。
- 自動
iPhoneが使われていない時や、部屋が暗い時には自動的にオフに - 20秒後
画面タップなどから20秒経過すると画面がオフに - しない
充電されている限りずっとスタンバイモードになる
ミュージックアプリが便利になった
iPhone標準のミュージックアプリにいくつかの機能が追加され、より便利になりました。
プレイリストや曲、アルバムをお気に入り追加できるように
今までは「ラブ」というお気に入りみたいな機能はありましたが、このラブした曲だけを自動で集めることなどはできませんでした。
再生画面で☆を押すとお気に入りに追加可能
ロック画面からも☆を押せばお気に入り追加可能
また、プレイリストでお気に入り登録した曲のみ表示も可能です。
プレイリストに「提案」という新機能が追加
例えばプレイリストのタイトルを「Mr.Childrenベスト」などと付けると、Mr.Children関連の曲を提案してくれます。
また、プレイリストのカバーを自分で編集できるようになりました。
ミュージックのアイコン長押しで「最新のものを再生」という項目が追加
ホーム画面のミュージックアイコンを長押しすると「最新のものを再生」という項目があるので、そこをタップするとさっきまで聞いていた音楽が一瞬で再生できます。
音楽を聞いているときに電話がかかってきたり、人と話すため一時停止した音楽を再度聞くときに便利な機能です。
壁紙シャッフルでお気に入りのアルバムを選択できるように
iOS17で登場した、iPhoneの壁紙をシャッフルして表示してくれる機能「壁紙シャッフル」。
壁紙シャッフルの設定方法は以下の通りです。
機能改善・バグ修正
機能追加以外にも機能改善やバグ修正がいくつかあるので、簡単に記載しておきます。
- 充電の最適化で「上限80%」に設定しても80%以上充電されてしまっていたバグが修正
- ホームキーがMatter対応ロックに対応
- スクリーンタイムの設定をすべてのデバイスで同期するときの信頼性が向上
- Apple Watchを移行したときや初めてペアリングしたときに、“利用頻度の高い場所”のプライバシー設定がリセットされることがある問題を修正
- 通話中に別の人から着信があった場合にその人の名前が表示されないことがある問題を解決
- カスタマイズおよび購入した着信音がメッセージ着信音のオプションとして表示されないことがある問題に対応
- キーボードの反応が遅くなることがある問題を修正
- 衝突事故検出の最適化（iPhone 14およびiPhone 15のすべてのモデル）
- 表示された画像の残像がしばらく消えない問題を修正
iOS17.1に不具合はある？
現時点ではSNSなどを調査しても、
「iOS17.1に変えてから不具合が起きた」という報告は見つけられませんでした。
ただし、iOS17にアップデートした際に起こっている不具合やバグに関して、今回のアップデートでも対応されていないようです。
iOS17へアップデートした際に起こっている不具合として代表的なものをいくつかご紹介します。
- 夜間に突然シャットダウンしてしまう不具合
- 主にiPhone 15において「Wi-Fiに接続すると通信速度が非常に遅くなる」もしくは「数十秒おきに切断される」という不具合
iPhone 13 Pro利用中の私はiOS17にアップデートしてから一切不具合は発生していませんが、こういった不具合もあるようです。
そのため現在iOS17以前のバージョンを使っていて、不具合があるならアップデートしたくない！という方は、アップデートしない方がいいかもしれません。
もうiOS17にアップデートしている人に関しては、iOS17.1自体は不具合があまり報告されていないので、アップデートしてもいいと思います。
iOS17.1へのアップデート方法
ここまで記事を読んでいただいて、iOS17.1にアップデートしたい！という方は、以下の手順でiOS17にアップデートすることができます。
これでアップデートは完了です。
iOS17.1のアップデート容量は1.5GB
今回のiOS17.1へのアップデートには容量が1.5GB必要です。
そのため空き容量が全然ない！という人は写真や使っていないアプリを削除しないと、iOS17.1へのアップデートができないので注意しましょう。
容量が大きいiPhoneを探す場合はこちら
iOS17.1へのアップデート時間はどのくらい？
私のiPhone 13 ProでiOS17.1にアップデートした際にかかった時間を紹介いたします。
お使いの機種や、インターネット環境によって時間は前後しますので、参考程度にしていただけると幸いです。
- まずiOS17.1のアップデートファイルのダウンロードには14分程度かかりました。
- ダウンロード後はインストールが始まりiPhoneが一時的に使えなくなりました。
- インストールが終わり、iPhoneが使えるようになるまで21分程度かかりました。
そのため時間に余裕がある時にアップデートすることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
今回はiOS17.1のアップデート内容と不具合情報をまとめさせていただきました。
では本記事のまとめです。
- iOS17.1ではAirDropが離れた場所に移動しても使えるようになった
- ライト利用時、Dynamic Islandでビジュアル表示に対応
- アクションボタンがポケット内で誤作動しないようになった
- スタンバイで画面のオフ時間が設定可能になった
- ミュージックアプリが便利になった
- 壁紙シャッフルでお気に入りのアルバムを選択できるようになった
- iOS17.1に関する不具合情報は今のところなし
- iOS17で見られた不具合の一部はまだ対応されていない
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