単純な月々に使うデータ通信量(ギガ)のコスパだけの比較ではなく、自分にピッタリの携帯会社とプランを選ぶためにはどうすればよいのか?ということを、全6回にわたり解説していく、自分にピッタリの携帯会社とプランの選び方シリーズ。
第6回は、【携帯会社とプランの選び方(まとめ)】を解説してまいります。

国を挙げた問題にまで発展したわけ
2019年から2020年にかけ、社会インフラとして重要な役割をもつ携帯電話が、大手携帯会社による過度な自社への囲い込みと、利用者にとってわかりやすく納得できる料金・サービスが実現されていないということで、公正な競争環境になく国を挙げた問題にまで発展したわけですが、なぜこのような問題に発展したか?という原因の根本を考えてみるとポイントは2つあると思います。
- 携帯料金の分かりにくさ
- 携帯電話の購入環境
携帯料金の分かりにくさ
携帯料金がわかりにくい原因はたくさんあるとおもいますが、期間限定の割引や条件付きの割引がすべて適用された最安の料金が大量の広告宣伝とともに訴求され、スマホの代金は乗り換え(MNP)や機種変更といった加入条件により大きく異なります。
さらに携帯料金とスマホ代金を一緒に支払うといくらというランニングコストでの訴求で(当然携帯料金もスマホ代金もすべての条件と割引が適用された最安値で訴求されている)、携帯料金がいくらでスマホの代金がいくらということが非常にわかりづらかったために、携帯料金そのものがわかりづらくなったことが一番の原因であったと思います。
携帯電話の購入環境
携帯電話の購入窓口はドコモショップ等のキャリアショップと呼ばれる携帯会社の専売店がほとんどを占めています。
携帯料金がわかりづらいのでお店に相談に行くと、当然その携帯会社の商品の中からだけの選択となってしまう販売環境です。
また、期間限定の割引や乗り換え(MNP)の購入特典があるので加入すると高額の解約違約金があり止められないということの繰り返しが、過度な大手携帯会社の囲い込みと、利用者にとってわかりづらく納得しづらいサービスの提供につながっていたのが現実ではないかと思います。
2021年現在は、各携帯会社の値下げや、オンライン限定プランの登場、楽天モバイルの参入、解約違約金の値下げや撤廃、各種手数料の撤廃、携帯料金とスマホ代金の分離、携帯電話の新規加入特典の上限設定(2万円まで)等、自分にピッタリの携帯電話を選ぶための選択肢の増加やわかりづらさの障壁の撤廃が進んでいます。
かつ2020年12月にauが大炎上したように最安値だけをみせるわかりづらい訴求に対する世論の反発もあり、過去に比べると携帯会社の料金も料金の訴求方法も変わり大分わかりやすくなったと思います。

現状で自分にピッタリな携帯電話を選ぶために携帯会社のプランや条件が原因となる障壁は、第2回で解説した、【今まで使っていたサービスがつかえなくなる】くらいしか残っていない程度まで、ここ2年で変化したのではないかと思います。
もちろん家族割引や固定回線の割引もドコモ、au、ソフトバンクの中で乗り換えを検討する場合を中心に障壁になるケースもあります。
この3社は正直プランやサービスにほとんど差が無く、乗り換える意味があまりないので、現実問題として乗り換えを検討する大多数の方はドコモ、au、ソフトバンクから他の携帯会社やブランドに変更する方になるとおもいます。
第4回で解説したように、ドコモ、au、ソフトバンクから他の携帯会社やブランドに変更する際は、ほとんどの場合でドコモ、au、ソフトバンクの家族割引や固定回線の割引を無視しても他の携帯会社やブランドに変更した方が安くなりますので、家族割引や固定回線の割引が乗り換えの障壁の様に言われていますが実際はあまり気にしなくても良いのが現実と思います。
第4回での解説通り、総務省の発表と携帯電話の加入数を照らし合わせると、携帯電話の加入数が約1億9,000万件程度、ドコモ、au、ソフトバンクの契約数が1億6,500万件程度、20GB以上のデータを月に使う人の割合11.3%で、この11.3%がすべてドコモ、au、ソフトバンクの契約回線と仮定しても1,800万件程度で差し引きの1億4,700万件程度のかたは、ドコモ、au、ソフトバンク以外の自分にピッタリの携帯会社やブランドに変えることで通信料金が削減できる可能性があると考えていただいてよろしいかと思います。
上記の解説通り、携帯会社のプランや条件が原因となる自分にピッタリの携帯電話を選ぶための障壁は現状ではかなり少なくなっております。
現状で残された自分にピッタリの携帯電話を選ぶための最大の障壁は携帯電話の購入環境にあると思います。過去に比べわかりやすくなったとはいえ、ドコモ、au、ソフトバンクを中心に各種割引が複雑に絡み合う料金体系は健在で、新しい携帯会社やブランドが増えたことで比較検討対象が増えています。
自分にピッタリの携帯電話を選ぶためには、多くの携帯会社やブランドを比較検討したうえで、わかりやすくなったとはいえ今でも難解な料金プランを相談できる窓口が必須であると考えます。
今でも携帯電話の購入や相談の窓口はドコモショップ等のキャリアショップと呼ばれる携帯会社の専売店がほとんどであることに変わりはなく、携帯会社の専売店からでは、多くの携帯会社やブランドを比較検討し自分にピッタリの携帯電話に行きつくことはあまり想像できません。

フォンシェルジュについて
フォンシェルジュは現状、自分にピッタリの携帯電話を選ぶための最大の障壁といえるキャリアショップと呼ばれる携帯会社の専売店で相談から購入までが完結する環境を変え、携帯会社の専売店では得られない情報提供や、いろいろな携帯会社の比較検討を相談できる新しい窓口を目指しております。
自分にピッタリの携帯電話を見つけたいという方は、キャリアショップと呼ばれる携帯会社の専売店に行く前に是非、フォンシェルジュにご相談ください。
今回、シリーズで解説したような、単純な月々に使うデータ通信量(ギガ)のコスパだけの比較ではなく、いろいろな角度からたくさんの携帯会社を比較し、自分にピッタリな携帯電話をご提案いたします。
フォンシェルジュの提案するように、自分にピッタリな携帯電話が決まってから、携帯電話の販売店に購入に行くという新しい携帯電話の購入方法からしか、現状の携帯会社の専売店中心の購入環境では、自分にピッタリの携帯電話は見つからないと思います。
自分にピッタリの携帯電話を選んでいただくお手伝いをすることがフォンシェルジュの使命と考えております。
ドコモ、au、ソフトバンクを使っていて20GB以上データ通信を使わない方、新しいオンライン専用プランに興味のある方、携帯料金を安くしたい方等、自分にピッタリの携帯電話を見つけたいという方は、携帯ショップへ行く前に是非、フォンシェルジュにご相談ください。
フォンシェルジュでは自分にピッタリの携帯電話を選んでいただく為にいろいろな情報を発信してまいります。これからもフォンシェルジュをよろしくお願いいたします。