単純な月々に使うデータ通信量(ギガ)のコスパだけの比較ではなく、自分にピッタリの携帯会社とプランの選ぶためにはどうすればよいのか?ということを、全6回にわたり解説していく、自分にピッタリの携帯会社とプランの選び方シリーズ。
第3回は、【スマホを購入しなくても携帯電話の料金は見直せる】をまとめてみました。
スマホを購入しなくても携帯電話の料金は見直せる

第2回で携帯電話の料金を見直す選択肢につき解説いたしましたが、その内のプラン変更以外の選択肢(乗り換え(MNP)と同じ携帯会社グループの中で違う名前のプランやブランドに変更)の場合、端末(スマホ)を購入しなくても手続きできることをご存じでしょうか?
スマホはSIMカードといわれる、携帯電話の契約者情報を記録した小さなICカードを入れることで使えるようになります。このSIMカードだけを乗り換えることでスマホを購入しなくても携帯電話の料金を見直すことができるというわけです。
スマホの分割払いが残っている間でも、今のスマホを使いながら月々の安い携帯会社に乗り換えることができますし、分割払いが終わっていても今のスマホがきれいで問題なく動くならば今のスマホを使いながら月々の安い携帯会社に乗り換えることができます。
つまり、無理にスマホを携帯会社との乗り換えと一緒に購入する必要はなく、必要に応じてスマホを購入するかしないかを選べるということです。
最近のオンライン専用プランでは、そもそもスマホを一緒に売っていない携帯会社もありますし、楽天モバイル、ワイモバイル、UQモバイルといった携帯会社では契約数の半分くらいはSIMカードだけの契約になっています。今のスマホを使い携帯電話の料金を見直している方がたくさんいることがわかります。
スマホを乗り換えと一緒に購入しない場合のメリット・デメリット

スマホを携帯会社の乗り換えと一緒に購入しない場合のメリットとデメリットを以下にまとめました。
- メリット
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- スマホの買い替え時期を待たなくても携帯電話の料金を見直すことができる
- スマホの代金を考えず、携帯料金だけを見直すことができる
- デメリット
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- APN設定と呼ばれるスマホを購入した携帯会社以外で使えるようにする設定を自分で行わなければならない
- SIMロックと呼ばれる、スマホを購入した携帯会社しか使えなくしてある設定がされており、このSIMロックを自分で解除して使わなければならない。
- 乗り換えた携帯会社や携帯会社グループの中で違う名前のプランやブランドにより、今までのスマホが使えない場合があり事前に使えるかどうか確認する必要がある。
APN設定についてはこちらに詳しい解説がございます。
SIMロック解除のやり方についてはこちらに詳しい解説がございます。
まとめ

自分にピッタリの携帯会社とプランの選び方、その3として、スマホを購入しなくても携帯電話の料金は見直せる、をまとめてみました。
スマホの購入を同時にしなくても、乗り換え(MNP)や同じ携帯会社グループの中で違う名前のプランやブランドに変更することは可能で、スマホの分割払いが終了するのを待つことも、新しいスマホに変えることも必要なく、今までのスマホにSIMカードだけ乗り換えればよいこと。
さらにスマホを携帯会社の乗り換えと一緒に購入しない場合のメリット、デメリットがあることを解説いたしました。
次回は、自分にピッタリの携帯会社とプランの選び方、その4として、今使っている携帯料金の現状把握ができていて、携帯電話の料金を見直す選択肢と注意点を理解していて、スマホを乗り換えと同時に購入しなくてもよいことを理解している前提で、本題である携帯会社とプランの選び方について解説してまいります。