総務省の発表によると、大手携帯会社3社(ドコモ、au、ソフトバンク)を利用している方を中心に、多くの方が自分の使い方に合っていない料金プランを使っていることがわかっています。
- 詳しくはこちら 利用実態に基づくおススメキャリア
楽天モバイルやアハモ、povo、LINEMOといったオンライン専用プランの登場により選択肢が増え、さらには既存の携帯会社の値下げもあり、今の自分の使い方にピッタリな携帯会社や料金プランにしてみたら、毎月の携帯電話の料金が半額になったといったことがあるかもしれません。
単純な月々に使うギガのコスパだけの比較ではなく、自分にピッタリの携帯会社とプランの選ぶためにはどうすればよいのか?ということを、全6回のシリーズで解説してまいります。
第1回は物事の見直しの基本といえる現状把握、【実際に使っているデータ通信料(ギガ)と月々の支払いの内訳を把握しよう】から始めてまいります。
実際に使っている携帯電話の使用状況を把握する

自分にピッタリの携帯会社とプランの選ぶためには、まず実際に携帯電話で何をどのくらい使っているかを把握するところからはじめていきたいと思います。
自分の月々使っている携帯電話の使用状況を把握する方法は大きく分けて2つあります。
- 自分が使っている携帯会社のマイページから調べる
- 自分が使っている携帯会社を扱っているお店にいって聞く
まずは➀の携帯会社のマイページから調べるから解説したいと思います。
自分が使っている携帯会社のマイページから調べる
そもそもマイページって何?
携帯会社が無料で提供しているサービスでユーザー自身がマイページにアクセスすることで、今自分がどんなプランに入っているか、どんなオプション加入しているか、月々いくら支払っているか、月々どのくらいギガをつかっているか、月々どのくらい電話をしているか等がわかるようになっているものです。
使っているスマホやパソコンからアクセスして見ることができます。
マイページを見たことがないという方は、この機会にマイページを見る習慣をつけることをおススメいたします。自分がどんな内容でどのくらい携帯電話を使っているかはマイページを見ることでほぼ把握できます。
自分が使っている携帯会社を扱っているお店にいって聞く
これは、ご自身が使っている通信会社を取り扱っているお店に行って聞けば教えてもらえます。
ただしここでは、あくまでも自分にピッタリの携帯会社とプランの選ぶ、ですので携帯電話使用状況の現状把握にとどめていただければと思います。
お店にいって、今実際に月々使っているギガを教えて下さいといったら、ギガを教えてくれるついでに、使い方に適したプランのオススメもしてくれると思います。
ただそれは例えば、ドコモのお店にいったらドコモのお店で提供されるプランの中からしか提案されません。
他の携帯会社を含んだ提案にならず、自分にピッタリの携帯会社とプランの選ぶにならないためとご理解いただき、今回は携帯電話使用状況の現状把握にとどめるということでお願いいたします。
上記いずれかの方法で、月々の携帯電話の使用状況の把握の仕方が確認できましたら、続いて携帯電話の使用状況(月々の支払)の内訳を確認してみましょう。
月々の支払の内訳を把握する


携帯会社により表現方法がことなりますが、携帯電話の月の支払内訳は多くの場合以下の様な形であらわされます。
- 1)基本使用料(プラン利用料と表現される場合もあり)
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利用している基本料金やプランの利用料を確認いただきます。
この中に通常はデータ通信料(ギガ)も含まれます。
- 2)通話料
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電話をした料金です。
- 3)オプション使用料(その他料金と表現される場合もあり)
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留守番電話やテザリング、定額の国際電話等オプションサービスの料金です。
- 4)決済代行サービス料(まとめて支払い、かんたん決済等で表現)
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携帯会社を通じて支払いをしたアプリや動画サービス、電子書籍等の料金です。
- 5)機器代金(機種代金)
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分割払いで支払っているスマホ等機器の代金です。
上記の合計金額が、毎月携帯料金として請求されて来ています。
例えば、今月に1万円携帯料金として請求が来ていても、月々使っているギガや通話した電話料金だけでなく、オプション料金やアプリや動画等のコンテンツ料金、スマホ等の機器代金の合計金額であるということがポイントであります。
これらがこれから自分にピッタリの携帯会社とプランの選ぶための非常に重要な要素となりますので、ここでは自分が何にいくら支払いをしているかを確認しておきましょう。
上記の5つの内訳の見るべきポイントを以下にまとめます。


基本使用料
ここは月々使っているギガと支払っている料金のバランスを見ることがポイントです。
例えば毎月3GB程度のギガを使って3,000円程度支払いをしている時に、他の携帯会社に変えると毎月3GB程度のギガを使っても1,500円程度の支払いで済むといった場合や、毎月無制限にギガが使えるプランに加入しているものの、実際は5GBしか使っていなかった場合等、携帯会社やプランを変える為の目安になる項目となります。
通話料
ここは月々電話をしている時間に対し、かけ放題等の電話のプランに別途申し込むかの目安になる項目です。
オプション使用料
ここは必要か不必要かが明確に分かれるポイントですので現状加入しているオプションを確認し必要かどうかを見極める目安になる項目です。
決済代行サービス料金
ここは実際に使っている分だけの支払いですので、オプション使用料と同様、使っているサービスを確認し必要か不必要かを見極める目安になる項目です。
毎月○○円という形の支払い方をしているサービスは特に注意して見極めたいポイントになります。
機器代金
ここはすでに購入済機器の分割払いの支払い代金ですので、分割払いがあと何回残っているかを確認する項目となります。
まとめ


自分にピッタリの携帯会社とプランの選び方、その①として、今使っている携帯料金の現状把握のやり方とみるべきポイントをまとめてみました。ビジネスでも家計簿でも経費の削減や家計の節約をしようと思ったときにまず把握すべきは、何にいくら使っているか?ではないかと思います。
次回は「自分にピッタリの携帯会社とプランの選び方」その2として、今使っている携帯料金の現状把握できている前提で、携帯電話の料金を見直す方法の種類と注意点につき解説してまいります。