今記事では
- 家にインターネット回線がなく導入を考えている
- Wi-Fiはあるけどスピードに不満がある
- インターネット関連がとにかく苦手
こういった方向けに、通信業界に10年以上身を置いてきた著者が、他のサイトでは絶対に教えてくれない本当のおすすめのインターネットを、今回は光回線だけに絞り紹介致します!
本当におすすめの光回線

おすすめの光回線どれですかー?
という質問、著者は幾度となく友人やお客様から問われてきました。
著者にとってはもはや”おすすめ光回線問題”と名付けているくらいです。
この問題に今回とうとう終止符を打とうと思います!
著者は全力の勇気を振り絞り、怒られる覚悟を決めて声高らかにいいます。
いいですか?
いきますよ…
おすすめはこれっ!という光回線はない!
本当のおすすめは皆さんのスマホ環境で決まるので、
人によっておすすめは十人十色!
と言われても



じゃあ、自分にとってのおすすめは…
となりますよね笑
大丈夫です!
この記事を読み終わる頃にはご自身にピッタリな光回線がどれなのかすぐにわかり、皆さんのお悩みはスッキリ解決している事だと思います^^
「おすすめ_光回線」なんてインターネットで検索でもした日には、イナゴの大群かと思うくらい大量のサイトにヒットをします。
中にはその光回線を提供をしている会社のページもあれば、色々な光回線を比較してくれているサイトもあります。
仕事としてその光回線の契約を売っている会社はおすすめと謳って当然ですし、比較風なブログや記事のサイトは決まって下部に
”なので今回の比較の結果このインターネットがおすすめです!今ならこんなキャンペーンもやってて超お得!申し込みは下のリンクから!”
と終わるのが定番。
決して悪いことではないですが、こういった記事はその記事を経由して申し込みがあると掲載元が掲載の依頼主から報酬を受け取るという仕組みになっていることが多いです。
虚偽の内容などがない限りは見せ方の話なので著者は気にしませんが、これが”本当におすすめの光回線”というお話になると少し話が変わってきます。
そして冒頭で取り上げた”他のサイトでは絶対に教えてくれない”最大の理由です。
なぜなら、本当にただただおすすめの光回線を紹介したからってなんのメリットもないんです。
もちろん全てのサイトがとまでは言いませんが、そういうサイトもある事は頭の片隅に入れておいて損はないと思います。
この国には大まかに光回線は2つしかない
この国には大まかに光回線は2つしかない
ご存じでしたでしょうか?
中々衝撃の事実ですよね?



え?でも◯◯光って名前のインターネットたくさんあるじゃん?
と思われた方も多いかもしれませんがこれが事実です。
国内の光回線は
- NTT東西が提供をしているフレッツ光
- KDDIが提供をしているauひかり
の2つのみ
ではこの現代に溢れかえる〇〇光の正体とはなんでしょう?
皆様は”光コラボレーション”という言葉を聞いた事があるでしょうか?
“光コラボレーション”通称 ”光コラボ”とは2015年2月から開始されたNTT東西の卸売の事です。
つまり、今まで光回線を担当する会社(「NTT」)と、光回線を自宅のPCやスマホを接続するため”入口”の役割を担うプロバイダー(例:「Yahoo!BB」「OCN」「BIGLOBE」)が別々に存在をしていたのですが、
インターネットの自由化によりプロバイダー各々がNTTの光回線を直接借り受ける事によりサービスの一本化を実現しました。
そのメリットは大きく、手間やコストの削減が実現するため、光回線とプロバイダーをまとめて契約すると合計金額が平均で1,000円/月前後安く維持費がまかなえる事と、それぞれのプロバイダー独自のキャンペーンなども実現できるようになりました。
その制度をKDDIは行っていないので、つまりはauひかり以外の◯◯光の中身は全てフレッツ光なのです。※一部例外を除く


金額の角度からおすすめの光回線


auひかり・フレッツ光(コラボ光)ともにマンションタイプ・戸建タイプと料金の異なる2タイプございますが
集合住宅に住んでいるからマンションタイプを使えるという訳ではなく、その建物にマンションタイプの設備が入っているか、はたまたどんな設備かによって料金が決まります。
auひかり
マンションタイプ
プラン名 | 下り最大スピード ※1 | 月額料金 |
---|---|---|
マンションギガ | 1Gbps (1,000Mbps) | 4,455円 |
マンションミニギガ [東京・神奈川・埼玉・千葉のみ] | 1Gbps (1,000Mbps) | 5,500円 |
タイプG/都市機構G | 664Mbps | 4,730円 or 5,060円 |
タイプV/都市機構 | 100Mbps | 4,730円 or 5,060円 |
マンションタイプE | 100Mbps | 4,290円 or 4,620円 |
マンションタイプF | 100Mbps | 4,840円 or 4,290円 |
(※1)下り最大=利用環境や繋げる端末の性能、時間帯など全ての条件が揃った上でここまで出せるポテンシャルは持っているよ!という意味
例外として管理元がNTTのマンションタイプを利用するための設備を導入していない、または導入不可のため集合住宅なのに戸建タイプを申し込まないと利用ができないパターンがあります。この場合は管理会社に許可を取る必要があります。
戸建タイプ
プラン名 | 下り最大スピード | 月額料金 |
---|---|---|
auひかりホーム 1ギガ | 1Gbps (1,000Mbps) | 5,940円〜 |
auひかりホーム Xギガ10ギガ (一部地域限定) | 10Gbps (10,000Mbps) | 6,798円〜 |
auひかりホーム Vギガ5ギガ (一部地域限定) | 5Gbps (5,000Mbps) | 5,940円〜 |
auひかりはマンションタイプ・戸建タイプでも料金が様々です。
auひかりの料金プランについて、詳しく知りたい方は以下の記事をご覧下さい!


NTT東西の回線の光コラボ
マンションタイプ
プラン名 | 下り最大スピード | 月額料金 |
---|---|---|
ギガマンション | 1Gbps (1,000Mbps) | 4,200円前後 |
マンション ハイスピードタイプ | 200Mbps | 4,200円前後 |
マンションタイプ (VDSL方式) | 100Mbps | 4,200円前後 |
例外として管理元がNTTのマンションタイプを利用するための設備を導入していない、または導入不可のため集合住宅なのに戸建タイプを申し込まないと利用ができないパターンがあります。この場合は管理会社に許可を取る必要があります。
タイプにより料金が変わる事はなく、2年契約申込み時は4,200円前後です。
これはauひかり同様にどのプランになるかは建物に導入されている設備に依存しており、選択や変更ができるものではありません。
戸建タイプ
プラン名 | 下り最大スピード | 月額料金 |
---|---|---|
戸建タイプ (ファミリータイプ) | 1Gbps (1,000Mbps) | 5,700円前後 |
10ギガプラン (一部地域限定) | 10Gbps (10,000Mbps) | 6,700円前後 |
地域限定ではありますが、±約1,000円前後で下り最大10Gbps(10,000Mbps)も利用可能になってきています。
興味がある場合は申し込み前にコラボ事業者に問い合わせてみましょう!
どのコラボ事業者も元の回線が皆フレッツ光である以上、相当特殊な事例でも無い限り料金に大差はなく、各社、料金が前後してもせいぜい±300円程度です。
回線速度の角度からおすすめの光回線
先ほども触れた通り、auひかり(KDDI回線)もコラボ光(NTT回線)も、マンションタイプは建物に導入されている設備次第で最大Mbps(Mega bite per second=1秒間でできる最大の通信量)が決まる仕組みになっており、2022年7時点で1Gbps(1,000Mbps)が最大速度です。
同じく両社共に一戸建ては1Gbps(1,000Mbps)が基本のスピードですが、
一部地域限定でKDDIは5Gbps(5,000Mbps)と10Gbps(10,000Mbps)
NTTは10Gbps(10,000Mbps)のサービスの開始をしており+1,000円前後の月額で利用できます。
NURO光という例外
NURO光というインターネット回線を聞いた事があるでしょうか?
この回線だけ少し異質で、戸建タイプもマンションタイプも他社と比べて料金設定は少し安く、ダウンロードのスピードも最大2Gbps(2,000Mbps)出せる上、ソフトバンクのスマホと割引が組めるというのだから驚きですよね。
NUROはNTTの回線を2本同時に使う事でこのスピードを実現しているのですが、この話を始めてしまうと長くなってしまうので詳しくは別の機会にさせて頂ければと思います。
プロバイダー(ISP)によってスピードは違う?
昔からプロバイダーによるスピードの違いというお話があるのですが、正直ここはそこまで気にする必要はないと著者は考えます。
なぜならどのプロバイダーを利用しても元の回線は変わらないからです!
auひかりを利用している場合はどのプロバイダーと契約をしても使う回線はKDDIですし、
それ以外の光はNTT回線であり、同じくどのプロバイダーと契約をしても上記で触れた光回線の最高速度は変わらないのです。
では、プロバイダーはスピードに関係ないのかというと
答えはNOなんです^^;
ではなぜ気にする必要がないか
仮に同じ地域、同じ時間帯、同じプロバイダーで大量に通信をしている人が数多くいた場合、スピードが遅くなっているのを感じ取れるのではないかと思います。
ただ光回線の高速化により昔ほどそれは感じなくなってきていますし、正直こればかりは第三者による要素が大きいため、使わなくてはわかり得ないところなのです。
なので正直、考えてもしょうがないものだと著者は思います。


もし契約した光回線が遅いと感じた時の解決法
NTT回線であれば再度工事なく他の回線に切り替えができる”事業者変更”が簡単にできるので解約金を負担してくれる会社を探してサラッと変えてしまえば問題が解決します。
事業者変更とは現在の光コラボ事業者から他の光コラボ事業者へ乗り換える事を指します。
現在の光コラボ事業者に電話やインターネットから”事業者変更承諾番号”を発行してもらい、その番号を新たに契約をしたい光コラボ事業者に提出をすることで、工事等無く現在設置されているモデム(NTTの記載があるランプがピカピカ光っている機器)もそのままで切り替えができる手続きです!
auひかりや例外にあたる回線の契約に関してはこの制度はありませんが、
解約金を負担してくれるという光コラボ事業者はありますので気軽に問い合わせると良いかと思います。
環境に合った光回線の選び方とは?
それはズバリ!
スマホと割引が効くかどうか!
ここで大きく分かれるのが
- 旧御三家(docomo、au、SoftBank)
- サブブランド(UQ mobile、Y!mobile)
を利用している、又はそれら以外かです。
なぜこのように区別をしたかというとこの旧御三家はスマホとのセットに強い、
とにかく強いからです。
どのブランドでも割引対象の光回線をセットにする事により1,000円/月前後を割り引いてくれるのです。
仮に家族で同じ会社を5人使っていようものなら各回線に毎月約1,000円割引が永年で入るので、合計で月々5,000円の割引を受けられる事になります。
もしそれがマンションタイプだった場合、光回線の料金を割引が上回り、申し込む前と比べると数百円安くなった状態で光回線がついてくると言っても過言ではありません。
注意点として、オプションとして加入可能な固定電話(約500円/月)の契約をセット割引の条件にしている会社が多いことが挙げられます。
それでも割引のために加入が必要なのであれば、加入する方が割引を受けられるので結果的にスマホの値段が安くなります。
オプションに加入したからと言って必ずしも固定電話を常用する必要もありません。
現に著者も固定電話のオプションに加入していますが、付与されている電話番号もわからなければ、固定電話すら持っていないです。
旧御三家・サブブランドの割引額
会社名 | 割引対象回線 | 割引額 |
---|---|---|
docomo | ドコモ光 | 550~1,100円 |
au UQmobile | auひかり BIGLOBE光 | 550~1,100円 638~858円 |
SoftBank | SoftBank光 NURO光 | 550~1,100円 |
Y!mobile | SoftBank光 | 1,188円 |
契約プランにより割引金額が変動致します。
※今回はあくまで光回線に限定したお話ですので置き型Wi-Fiやケーブルテレビ、モバイルWi-Fiは除いております。 各社光回線以外のインターネットと割引を組める場合もございますのでご確認ください。
では、使っている回線が旧御三家・サブブランドではない場合
この場合の答えはとてもシンプルです。
キャッシュバックやプレゼント、家電割引や無料期間の特典で決める。
もうそのままです。
結局どの光回線も料金が拮抗している以上、特典で決める以外のメリットはありません。
キャンペーンというものはその時々により内容が変わるので、インターネットでキャッシュバックをやっている会社をを検索をしてみるのも選択肢の一つではありますが、
細かい条件なども多いため、個人的には対面で説明が受けられる携帯電話ショップや、複数キャリアを扱っている併売店でスタッフに直接聞くのが1番間違いないと感じます。
まとめ
“auひかりはKDDIの回線。それ以外の◯◯光はNTT回線”
なのでご自宅にKDDIの設備が入っている、または入れることが可能な場合は選択肢の1つとなります。
また同じように、NTTの設備が入っているとなった場合は、例外を除きauひかり以外の全ての光回線に対応をしている事になります。
自分にとっての本当のおすすめを知るには
まずはご自身のスマホと割引が組める光回線を利用できるかが肝です!
もし割引対象の光回線がない携帯電話会社を利用の場合は、まずは今のお住まいでどのような選択肢があるか確認をしましょう!
手っ取り早いのはお近くの携帯電話ショップや家電量販店で確認をしてもらう方法がありますが、インターネット上でも確認できます。
エリアを確認した上で、今どの会社がキャッシュバックや大きな値引きをしているか確認していけば、基本料金が拮抗している以上、必然的に特典という意味でおすすめの光回線にたどり着くという事です!
フォンシェルジュ提携店舗では、ユーザーにピッタリのスマホや料金プランを選んでいただくためのご提案やサポートをしております。
是非お気軽にお越しくださいませ。
今後もスマホをより便利に利用できるよう情報を発信していきます。これからも宜しくお願い致します!
最後に
今回は広い視点で光回線にスポットライトを当ててお話をして参りましたが、
置き型のWi-Fiやケーブルテレビ、ポータブルWi-Fi、テザリング等さまざま方法でインターネットに接続できる時代なので
別の機会にそちらの解説や比較もしていければと思いますのでその際はよろしくお願いします^^



