最近カフェやコンビニエンスストアなどで見かけることが多くなった「フリーWi-Fi 」
すでに利用されている方も多いのではないでしょうか。新型コロナウイルスの影響もあり、テレワークでの働き方に変わった方、また毎月通信制限を気にしながら過ごされている方にとってはフリーWi-Fi がとても重要な存在になっていると思います。
今回は、フリーWi-Fi について、接続方法やどのような場所にあるのか、また利用する際に気をつけた方がいいことを紹介していきます。
すでにフリーWi-Fi を使用している方、これから使用してみようとお考えの方は今回の記事を参考にしてみてください。
フリーWi-Fiとは?

フリーWi-Fiとは、コンビニエンスストアやカフェなどの飲食店、鉄道やバスや飛行場などの交通機関、ホテルや図書館などの公共施設などにある無料で誰もが使用できるWi-Fiのことです。公衆無線LANやWi-Fiスポットなどと呼ばれることもあります。
フリーWi-Fiを使用すれば、データ容量を消費せずにゲームやSNSを思う存分楽しむことができます。
Wi-Fiについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください!

フリーWi-Fiの接続方法
自動接続
過去に接続をしたことがあるWi-Fiに再接続することを自動接続と言います。iOSやAndroidにはこの機能が搭載されています。
自動接続をONの状態にしておくと、フリーWi-Fiに自動的に接続され、わざわざ手動でWi-Fiに接続をするという手間を省くことができます。
手動で接続する
iOS・Androidも同様に、フリーWi-Fiがある場所へ行くと、スマートフォンが電波を拾いそのWi-Fiの名前(SSID)が「ネットワーク」の項目内に表示されます。
そのSSIDをタップし、パスワードを直接入力することでWi-Fiを使用することができます。
- 「設定」を開き
- 「Wi-Fi」をタップ
するとネットワークの部分にいくつかのSSIDが表示されます。

規約に同意して接続する
カフェやコンビニなどにあるフリーWi-Fiを使用する際に、フリーWi-Fiを使用するためのサービス利用規約が表示されることがあります。
設定画面から「Wi-Fi」をタップすると、そのフリーWi-FiのSSIDが表示されます。そちらをタップしブラウザでポータルサイトにアクセスをすると、下記のような利用規約の画面が表示されます。
その利用規約を読んだ上で同意をすることでフリーWi-Fiを使用することができるのです。

ユーザー認証で接続する
フリーWi-Fiは不特定多数のユーザーが使用しています。犯罪を防ぐ目的で誰がWi-Fiを使用しているか特定するために、ユーザー認証を行うことがあります。
ユーザー認証とは、メールアドレスやSNSアカウントを使用することでユーザー1人1人が認証を行ってからWi-Fiを使用する方法です。
携帯キャリアが提供しているフリーWi-Fiもこの方法を使用していることが多いです。規約に同意して接続する時と同様に、「設定」からWi-FiをONにし、接続したいSSIDを選択します。ブラウザでポータルサイトにアクセスをすると下記のような認証画面が表示され、メールアドレスの入力やTwitterでのログインが求められます。

フリーWi-Fiがある場所
カフェが提供するフリーWi-Fi
ここ最近、多数のカフェでフリーWi-Fiを見かけるようになりました。カフェによって、接続方法や使用時間・回数の限度の違いがあります。
フリーWi-Fiを提供しているカフェ一覧 |
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メリット コメダ珈琲 スターバックスコーヒー ドトールコーヒー タリーズコーヒー カフェ・ベローチェ 喫茶室ルノアール 上島珈琲 プロント |
コンビニエンスストアが提供するフリーWi-Fi
コンビニエンスストアでもフリーWi-Fiが提供されています。
セブンイレブン
セブンイレブンは「7SPOT」というフリーWi-Fiを使用しています。
7SPOTはセブンイレブンだけでなくセブン&アイグループであるイトーヨーカドーやデニーズなど多くの施設で使用することができます。
ローソン
ローソンは「LAWSON Free Wi-Fi」というフリーWi-Fiを使用しています。
こちらは初回のみメールアドレスの入力が必要です。ローソンでは、ローソンのフリーWi-Fi以外にもソフトバンクやau、docomoなどキャリアのフリーWi-Fiに接続をすることが可能です。
また、外国人観光客向けの「Japan Connected-free Wi-Fi」も使用することができるので、海外製のスマートフォンを使用している方にもおすすめです。
ファミリーマート
2022年7月末からファミリーマートでは、d Wi-Fiのみを提供しています。d Wi-Fiの使用方法は下記を参考にしてください。
キャリアが提供するフリーWi-Fi
フリーWi-Fiの中でも通信が安定していたり、セキュリティがきちんとしているのがキャリアのフリーWi-Fiです。中には有料のものや接続時に必要なアプリがあるのでそちらを解説していきます。
NTTドコモ
NTTドコモは「d Wi-Fi」というフリーWi-Fiを使用しています。
dポイントクラブ会員なら無料で利用することができます。dポイントクラブはドコモユーザー以外の方も使用することができます。d Wi-Fiは安全な方法で暗号化しているため、覗き見や盗聴を防ぐことができ安心して使用することができます。
全国の商業施設や空港など幅広く設置してあり、15万以上のスポットがあります。
ソフトバンク
ソフトバンクは「ソフトバンクWi-Fi」というフリーWi-Fiを使用しています。
ソフトバンクWi-Fiスポットは、「メリハリ無制限」や「ミニフィットプラン+」などのスマホ用のプランに加入中の方は無料で利用ができます。その他のデータ(パケット)定額サービス・プラン加入(タブレットやルーターなど)の利用中の方は513円/月(2年間は無料)で使用することができます。
「ソフトバンクWi-Fi」のスポット数は45万箇所もあり、国内一位となっています。
au
auは「au Wi-Fi SPOT」というフリーWi-Fiを使用しています。
auでご契約されているスマートフォンは無料で利用することができます。事前に専用アプリ「au Wi-Fiアクセス」で初期設定を行うことで簡単に接続をすることができます。
場所ごとの接続方法
カフェが提供するフリーWi-Fi
コメダ珈琲

手順
- Wi-Fi設定画面でSSIDに接続(SSID : Komeda_Wi-Fi)
- ブラウザを開いてコメダ珈琲店のポータルページにアクセス
- メールアドレスかSNSで利用登録をする
- 利用登録完了画面で送信をクリック
- 完了
スターバックスコーヒー

(※1回1時間・回数無制限)
手順
- Wi-Fi設定画面でSSIDに接続(SSID : at_starbucks_wi2)
- ブラウザを開いてスターバックスコーヒーのポータルページにアクセス
- 「インターネットに接続」をクリック
- 利用規約を読み、「同意する」をクリック
- 完了
ドトールコーヒー

(※1回3時間)
手順
- Wi-Fi設定画面でSSIDに接続(SSID : DOUTOR_FREE_WIFI)
- ブラウザを開いてドトールコーヒーのポータルページにアクセス
- 利用規約を読み、「同意する」をクリック
- 完了
タリーズコーヒー

(※利用時間制限なし)
手順
- Wi-Fi設定画面でSSIDに接続(SSID : tullys_Wi-Fi)
- ブラウザを開いてタリーズコーヒーのポータルページにアクセス
- 「インターネットに接続」をクリック
- 利用規約を読み、「同意する」をクリック
- 完了
カフェ・ベローチェ

(※1回60分・1日6時間無料)
手順
- Wi-Fi設定画面でSSIDに接続(SSID : +veloce_free_wifi)
- パスワードの「velocewifi」を入力
- ブラウザを開いて登録画面で「性別・生年月日」を入力
- インターネット接続ボタンをクリック
- 完了
喫茶室ルノアール

(※1日3時間無料)
手順
- Wi-Fi設定画面でSSIDに接続(SSID : Renoir_Miyama_Wi-Fi)
- ブラウザを開いて喫茶室ルノアールのポータルページにアクセス
- 「インターネットに接続」をクリック
- 利用規約を読み、「同意する」をクリック
- 完了
上島珈琲

(※利用時間制限なし)
手順
- Wi-Fi設定画面でSSIDに接続(SSID : +UESHIMA_coffee_house_free_wifi)
- ブラウザを開いて上島珈琲のポータルページにアクセス
- 「インターネットに接続」をクリック
- 利用規約を読み、「同意する」をクリック
- 完了
プロント

(※一回120分・利用回数制限なし)
手順
- Wi-Fi設定画面でSSIDに接続( SSID : PRONTO_FREE_Wi-Fi)
- ブラウザを開いてプロントのポータルページにアクセス
- 「インターネットに接続する」をクリック
- ユーザーエントリーページへ移行
- 利用登録をクリック
- 利用規約を読み、「同意する」をクリック
- メールアドレス入力後「確認」をクリック
- 入力内容を確認後「登録」をクリック
- セキュリティレベルについて確認後「同意する」をクリック
- 1完了
コンビニエンスストアが提供するフリーWi-Fi
セブンイレブン(7SPOT)

(※1日60分・3回)
※2022年3月31日サービス終了
手順
- Wi-Fi設定画面から7SPOTを選択
- ブラウザを開いて7SPOTのサイトにアクセス
- 「無料高速インターネットに接続する」をクリック
- 会員登録をしていない場合は「新規登録」、している場合は「ログイン」をする
会員登録をしていない場合
- メールアドレスや生年月日などの会員情報を入力
- 情報配信手続きの画面では「全チェック解除」を選択する
- 次の画面で利用規約を読み、「利用規約に同意して登録する」をにチェック
- 「確認画面へ」を選択
- 「利用規約に同意して登録する」をタップ
- メールアドレスに登録完了メールが届くのでそちらからリンクを開くと登録完了する
- メールアドレス入力後「確認」をクリック
ローソン(LAWSON Free Wi-Fi)

(※1日60分・5回)
手順
- 設定画面で「LAWSON Free Wi-Fi」に接続する
- ブラウザを開くとLAWSON Free Wi-Fiのトップページが表示される
- 「インターネットに接続する」をタップ
- メールアドレスを入力し「利用規約に同意する」にチェック
- 「登録」をタップ
- 「ユーザエントリー確認」の画面で「登録」をタップする
- 無線LANセキュリティについて利用規約を読み「同意する」をタップ
- 完了
ファミリーマート(Famima Wi-Fi)
手順は次の項目、d Wi-Fiを参照してください。
キャリアが提供するフリーWi-Fi
NTTドコモ(d Wi-Fi)
【SSID】 0000docomo/0001docomo

手順
ドコモ回線を契約していない方
「dアカウント設定アプリ」を使用する。
- アプリを開く
- 「dWi-Fi」をタップし、「設定する」を選択
- 「OK」をタップすれば接続完了
ドコモ回線を契約している方
SIMの情報を元に自動的に認証が行われる。そのため、IDやパスワードの入力をせずにフリーWi-Fiを使用することができる。
ソフトバンク(ソフトバンクWi-Fi)
【SSID】 001softbank/002softbank/ mobilepoint/FON

手順
- 「Wi-Fiスポット設定」のアプリを開く
- 「Wi-Fiスポット設定」のプライバシーポリシーを読み「OK」をタップ
- 「バックグラウンドでの位置情報取得について」を読み「OK」をタップ
- 「電話の通信と管理をWi-Fiスポット設定に許可しますか?」との表示に「許可」をタップ
- 「このデバイスの位置情報へのアクセスをWi-Fiスポット設定に許可しますか?」との表示に「常に許可」をタップ
- 利用規約を読み、「次へ」をタップ
- 「Wi-Fi設定」画面の中の「ソフトバンクWi-Fiスポット」をタップ
- 「OK」をタップ
- 完了
au(au Wi-Fi SPOT)
【SSID】 au_Wi-Fi2/au_Wi-Fi/Wi2premium_club/Wi2_club/UQ_Wi-Fi/Wi2premium/Wi2/wifi_square

手順
- 「au Wi-Fi接続ツール」アプリを開く
- 「許可」の内容を読み、「同意する」をタップ
- 「プライバシーポリシー」を読み、「同意する」をタップ
- 「au Wi-Fi接続ツール」と表示されたら、矢印をタップ
- 「外出先でWi-Fiをつなげよう!」を表示されたら「今する」をタップ
- 「au IDを設定」をタップ
- 「au IDの設定・保存」をタップ
- パスワードを入力し「OK」をタップ
- 「×終了」をタップ
- 「au ID登録完了」画面にて「次へ」をタップ
- 「au Wi-Fi SPOTの利用設定」をタップ
- 「高セキュリティーかつ高品質なSPOTのみ利用」「高セキュリティーなSPOTを利用」「全てのSPOTを利用」の中から希望のものを選択する
- 完了
フリーWi-Fi利用時に気を付けること
フリーWi-Fiへ自動接続しない
自動接続をONの状態にしておくと、過去に使用したことのあるWi-Fiへ自動的に接続することができます。しかし、なりすましのアクセスポイントにも接続してしまう可能性があるので、自動接続はOFFの状態にしておきましょう。
自動接続をOFFにするための手順
- 設定画面を開く
- 「Wi-Fi」をタップ
- 「インターネット共有へ自動接続」をタップ
- 「しない」をタップ
- 完了


暗号化されているフリーWi-Fiのみを使用する
フリーWi-Fiを使用する際に、安全か安全ではないかを見分ける方法として「通信が暗合化されるかどうか」があります。通信を暗号化することにより、ウイルス感染や個人情報の乗っ取りを防ぐことができます。
暗号化されているフリーWi-Fiを見分けるポイントは、SSID(Wi-Fi名)のWi-Fiマークに鍵がついているかどうかです。
鍵がついているSSIDのものを利用する時は、Wi-Fiのパスワードを入力して使用しましょう。


HTTPS化されていないURLにアクセスしない
フリーWi-Fi下でブラウザを使用する際は、「https」から始まるサイトを使用するように心がけましょう。
「https」から始まるサイトの確認方法は、自分が見ているサイト画面の上部や下部にある、英字が書かれている部分(下の写真の赤で四角く囲んである部分)をタップすると、そのサイトのタイトルを確認することができます。そのタイトルをそのサイトの「URL」と言います。
このURLが「https」から始まっている場合、安全なサイトなので盗み見や盗聴などを防ぐことができます。「http」などのサイトも存在するため、気をつけて使用しましょう。


まとめ

今回は、フリーWi-Fi の接続方法、フリーWi-Fi がどこにあるのか、利用する際に気を付けるべきことについて紹介しました。
フリーWi-Fiは、
- 接続方法は4種類ある
- カフェやコンビニエンスストア、駅や空港などで使用できる
- フリーWi-Fiは悪意のある人が個人情報を盗み出す目的で飛ばしているものもあるので注意が必要
ここ最近はテレワークという働き方が増えたり、通信制限を回避したりするためにフリーWi-Fi は無料で簡単に使用できるのでとても便利なものです。
しかし、その反面気をつけて使用しないと覗き見をされてしまったり、なりすましの被害にあったりする可能性があります。
注意点を守りながら安全に使用するように心がけることが大切です。すでにフリーWi-Fi を使用している方、今後使用してみようと考えている方は今回の記事を参考にしてみてください。
また、どんなフリーWi-Fiが危険か分からない!という方はセキュリティソフトの導入をおすすめします!
セキュリティソフトを導入しておけば、危険なWi-Fiに接続したときにお知らせしてくれたりします。
興味がある方はこちらもぜひ読んでみてくださいね!


そのほかにもわからないことやお困りごとがある方は、フォンシェルジュ提携店舗のTOP1に是非お越しください!
