2020年9月に総務省がまとめた発表によると、従来型携帯電話(ここでは従来型携帯電話を以下ガラケーと呼びます)の利用率は約18%となっているそうです。
携帯電話は約1億9,000万台普及していますので、台数に直すと3,400万台程度まだガラケーが使われていることになります。
スマホ普及の陰に隠れ話題にさえ上がることが少なくなってきたガラケーですが、今回はこのガラケープランについて各社のサービスの違いを比較してみたいと思います。
各社の通話オプション料金表

プラン名 | 基本料 | データ容量 | 音声 | |
ドコモ | ケータイプラン | 1,320円 | 100MB | 30秒/22円 |
au | ケータイ シンプルプラン |
1,320円 | 100MB | 30秒/22円 |
ケータイ カケホプラン |
3,278円 | 1GB | かけ放題 | |
VKプラン M(N) |
1,782円 | ー | 65分 無料通話 |
|
VKプラン S(N) |
1,097円 | ー | 27分 無料通話 |
|
ソフトバンク | 基本プラン | 1,078円 | ー | 30秒/22円 |
ケータイ 100MBプラン |
1,408円 | 100MB | 30秒/22円 | |
ワイモバイル | ケータイ ベーシック プランSS |
1,027円 | ー | 30秒/22円 |
※au・ドコモは2年契約時の料金表記です。
上記に現状ガラケー向けのプランを出している、ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルのガラケー向けプランをまとめてみました。auで4プラン、ソフトバンクで2プランあり実は意外とキャリアが多様なニーズに答えようしていることがわかります。
上記プランを整理すると、1つ目はデータ容量が100MB使え、電話だけでなくメール等も使えるタイプ、2つ目はメール等のデータ通信を全く使わないことに向いている電話中心タイプ、3つ目はデータ通信が1GBまでのガラケーにしてはデータ通信が大容量で使えるタイプ、以上の3つに大きく分類できます。
タイプごとに分けた中での各社の比較をこれからしていきます。
データ容量が100MB使え、電話だけでなくメール等も使えるタイプ

最初はデータ容量が100MB使え、電話だけでなくメール等も使えるタイプを見ていきます。このタイプのプランはドコモのケータイプラン、auのケータイシンプルプラン、ソフトバンクのケータイ100MBが相当します。
データ容量100MBというと現代の感覚ですと100GBの聞き間違いに感じますが、ガラケーですとキャリアメール2万回分くらいに相当し、LINEのテキストだともう少しできる様な容量で、普通に使うとまず使い切らない量であることがわかります。
このタイプはガラケーで電話だけでなくキャリアメールやLINEも使う方に向いています。料金はドコモ、auが同じでソフトバンクが88円高くなっていますのでドコモかauの選択がおススメです。
電話中心タイプ

次は電話中心のタイプを見ていきます。
このタイプのプランはauのVKプランM(N)、VKプランS(N)、ソフトバンクの基本プラン、ワイモバイルのベーシックプランSSが相当します。このプランの多くはキャリアメール等のデータ通信を行う際には、別途でプランを契約する必要があり上述したデータ容量が100MB使えるプランと比べ正直割高になりますので、電話だけで使うことが向いています。
待受け専用で電話をかけないなら、維持費の安いワイモバイルのベーシックプランSSですが、少しでも電話をかけるならauのVKプランがおススメです。
料金プランに通話時間がパッケージされていて、VKプランS(N)が27分/1,210円分、VKプランM(N)が65分/2,860円分であり、後述する通話オプションの電話の回数を沢山するけど1回の電話が短い方向けの5分かけ放題や、とにかくたくさん電話する方向けのかけ放題のニーズに入らない、電話の回数はあまり多くないけど1回電話すると長くなることがあるというニーズに適したプランになっています。
また、ワイモバイルのベーシックプランSSはかけ放題に対しても非常な優位性があります。
かけ放題は後述する通話オプションになりますが、基本料+かけ放題オプションで2,127円という他社と比べ驚異的なコストであり、かけ放題を選ぶなら正直ワイモバイル一択になります。
通話オプション
プラン名 |
最大割引後 価格 |
通話 オプション |
合計金額 |
内容 |
||
プラン名 | 金額 | |||||
ドコモ | ケータイ プラン |
1,320円 | 5分通話無料 オプション |
770円 | 2,090円 | 5分 かけ放題 |
かけ放題 オプション |
1,870円 | 3,190円 | かけ放題 | |||
au |
ケータイ |
1,320円 | 通話定額 ライト2 |
880円 | 2,200円 | 5分 かけ放題 |
通話定額2 | 1,980円 | 3,300円 | かけ放題 | |||
ケータイ カケホ プラン |
3,278円 | ー | ー | 3,278円 | かけ放題 | |
VKプラン M(N) |
1,782円 | 1,782円 | 65分 無料通話 |
|||
VKプラン S(N) |
1,097円 | 1,097円 | 27分 無料通話 |
|||
ソフト バンク |
基本 プラン |
1,078円 | 準定額 オプション+ |
880円 | 1,958円 | 5分 かけ放題 |
定額 オプション+ |
1,980円 | 3,058円 | かけ放題 | |||
ケータイ |
1,408円 | 準定額 オプション+ |
880円 | 2,288円 | 5分 かけ放題 |
|
定額 オプション+ |
1,980円 | 3,388円 | かけ放題 | |||
ワイ モバイル |
ケータイ ベーシック プラン SS |
1,027円 | スーパー 誰とでも 定額 |
1,100円 | 2,127円 | かけ放題 |
各社とも、5分かけ放題とかけ放題のオプションがあり、(ワイモバイルはかけ放題だけ)上記に5分かけ放題とかけ放題のオプション料金と割引後の基本料金を合計した金額をまとめてみました。
5分かけ放題はソフトバンクの基本プラン、かけ放題はワイモバイルのケータイベーシックプランSSとオプションの組み合わせが最もおトクになります。
まとめ

使い勝手別に最もおトクなプランをまとめると、電話の待受けのみならYモバイルのケータイベーシックプランSS、電話だけ使用で少しだけ電話をするならauのVKプラン、電話だけ使用で5分かけ放題ならソフトバンクの基本プラン、キャリアメール等のデータ通信も使うならオプションがauより安いのでドコモのケータイプラン、かけ放題なら電話だけでも、キャリアメール等のデータ通信を使うにしてもYモバイルのケータイベーシックプランSSが最もおトクです。
現実的な利用を考えおススメプランを選ぶと、電話のみであまり発信をしない方はauのVKプランS(N)、キャリアメール等のデータ通信も使う場合は、かけ放題以外はドコモのケータイプラン、かけ放題なら電話だけでも、キャリアメール等のデータ通信を使うにしてもワイモバイルのケータイベーシックプランSSの3択から考えていただけるのではないかと思います。
ガラケーの選択でも、電話をかける頻度や1回の電話に使う通話時間、キャリアメール等のデータ通信を使うか等により、キャリアやプランを決定する要素が変わってきます。自分にピッタリあったキャリアやプランを失敗せずに選ぶためにも、今回解説してきました項目を考慮にいれキャリアやプランを選択していただければと思います。
フォンシェルジュでは、これからも皆様が自分にピッタリのキャリアやプランを選んでいただく為のいろいろな情報をご案内してまいります。
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