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【徹底解説】ドコモ スマホおかえしプログラム(返却時期、傷、ahamoなど)

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今回はドコモの「スマホおかえしプログラム」について解説します。

「一定期間同じ端末を使い、ドコモに返却すれば残りの分割支払金がなくなる」

これが、ドコモのスマホおかえしプログラムの概要ですが、以下のように考えている方を、この記事の対象としています。

・何カ月目に返却すれば良いのか?
・ドコモは解約(乗り換え)しても大丈夫か?
・端末に傷があったらどうなる?
・返却、新しい機種購入の順番が知りたい
・契約はahamoで、機種変更したい
・下取りと比べて得なのか?
・そもそも返却しなくても良いのか?
・購入→返却→購入と無限ループなのか?

目次

スマホおかえしプログラムとは?

ドコモのスマホおかえしプログラムとは、対象機種を36回分割払いで契約し、ドコモに返却すると最大12回分の分割支払金が免除されるプログラムです。

画像引用 NTTドコモ スマホおかえしプログラム

上記引用画像の例では、
本体代金118,800円(税込)、これを36回分割にすると分割支払金は毎月3,300円(税込)。

一般的には、24回分の本体代金の支払いをする。そして、スマホおかえしプログラムの申込をし、機種を返却して12回分の分割支払金を免除する方法が取られます(新しい機種を購入してから、スマホおかえしプログラムに申込、機種返却をしてもかまいません)。

今回の例をまとめます。

本体代金を36回の分割払いにする

24回分の分割支払金の総支払い額は
3,300円×24回=79,200円

支払い免除される12回分の総額は
3,300円×12回=39,600円(税込)


よって、上記のケースは、
「本体価格118,000円(税込)の機種を、
79,200円(税込)支払って2年間使うことができる」
と言い表すことができます。

ちなみにau、ソフトバンクの一部の買い替えプログラムと違い、「ドコモで新しい機種の購入が必要」という条件はありませんので、「ずっとドコモの契約に縛られる」という心配はいりません。

では、スマホおかえしプログラムを申し込む(機種を返却する)タイミングは、いつが良いのでしょうか?

次章では具体例を使って解説します。

スマホおかえしプログラム 返却タイミング

結論からお伝えすると、機種の返却タイミングとしては、

機種購入から2年後の同月(25カ月後)

となります。以下、理由を解説していきますが、その前に解説を理解して頂くため、以下2点を頭に入れておいてください。理由について、「特に知る必要がない」という方は次章まで読み飛ばして頂いて大丈夫です。

分割支払金の請求(支払い)はいつから?
→機種購入の翌々月から

機種を返却してから何カ月以降の
分割支払金が免除されるのか?
翌々月請求分以降

具体例を示します。

機種購入
2021年3月

分割支払金請求開始
2021年5月

先ほど「機種の返却タイミングは機種購入から2年後の同月」と触れましたので、今回の例では機種の返却タイミングとしては2023年3月が該当します。

2021年3月に機種を購入した場合、2023年3月時点の分割支払金請求回数はまだ23回。しかし、分割支払金が免除されるのは機種が返却されてから「翌々月請求分以降」つまり「2023年5月以降」からになるので、24回目の支払いを待たずに返却しても大丈夫です(正確に言ったら、機種返却の途中、査定中に24回目の請求がされる)。

34567891011121234567891011121234567891011121234
支払い回数123456789101112131415161718192021222324252627282930313233343536
2021202220232024
機種購入:2021年3月
分割支払金請求開始:2021年5月
機種返却:2023年3月(25カ月目)
支払い免除:2023年5月〜2024年4月
支払い回数:24回
支払い免除:12回

今一度、ドコモの公式ページの図を見てみましょう。

画像引用 NTTドコモ スマホおかえしプログラム

画像では「プログラムに加入した翌月を1カ月目とし、1カ月目でのお支払いを1回目のお支払い」とあるため、「分割支払金の請求は機種購入の翌々月から」という説明と矛盾しているように思われます。

この件について、ドコモに問い合わせをしたところ、

機種購入とスマホおかえしプログラムの加入を3月と仮定してご案内します。
この場合、注釈の内容通り、1回目のお支払は4月となります。
ただ4月利用分は5月請求となるため実際に端末代金をお支払いただくのは6月=購入の翌々月という事になります。

このような回答が返ってきました。

平たく言ったら、「支払いはn月だが、n月の利用分が実際に請求されるのはn+1月」ということになります。

繰り返しになりますが「機種の返却タイミングは機種購入の2年後の同月、つまり25カ月後」これはおさえておきましょう。

そして、一度スマホおかえしプログラムの利用申込をしたら、翌月末までに機種をドコモに返却して下さい。でないと、違約金が発生してしまいます。

違約金
プログラム利用によって支払い不要となる分割支払金と同じ金額で、最大12カ月分。一括払いで請求される。

なお、スマホおかえしプログラムの利用についてですが、「新しい機種を購入してから、スマホおかえしプログラムに申込・機種返却」という順序でも良いですし、逆の順序でも問題ありません。

早めに返却しても良い?

「20回分しかまだ払っていない」
「だけど機種変更したい」

スマホおかえしプログラムに加入している方がこんなふうに思った場合、機種購入から25カ月に達していなくても返却は可能なのでしょうか?

答えとしては「可能」です。

ただし、返却は可能ですが、いずれにせよ「24回分」の分割金は支払う必要があります(支払いは一括で支払わなければならないというわけではありません)。

スマホおかえしプログラム 乗り換えしたら?

よくある例としては、「ドコモのスマホおかえしプログラムに加入して機種を購入したが、今の契約はahamoになっている。機種購入からそろそろ2年になるが、スマホおかえしプログラムはahamoでも引き継がれているか?」といったケースです。

スマホおかえしプログラムはドコモを解約していても、回線を他社に乗り換えていたとしても引き継ぐことができます。

機種を返却すれば最大12回分の分割支払金が免除されますので、契約している携帯電話会社、ブランドは問われません。

「回線はahamoのままで、ドコモの新しいiPhoneを買って旧機種を返却したい」といった場合でも、ドコモに機種を返却すれば、分割支払金を免除させることはできます。

スマホおかえしプログラム ahamo

ahamo乗り換え前、あるいは乗り換え後にスマホおかえしプログラムに加入している方が検索したのでしょうか?
Googleで「スマホおかえしプログラム ahamo」と検索にかけると以下のようなGoogleサジェストが表示されます。

返却方法/移行/確認/機種変更/申込/店舗/
引き継ぎ/利用/継続

「継続」に関しては既に解説しました。

この章では、スマホおかえしプログラム加入中の方が、ahamoに乗り換えた場合の旧端末を返却する方法と機種変更について解説します。

返却方法

スマホおかえしプログラムの利用申込みに関しては、ahamo公式サイトから引用します。

ドコモオンライン手続きの「スマホおかえしプログラムご利用(郵送)」からお手続きをお願いいたします。

ahamo公式サイト

ahamoに乗り換えてもスマホおかえしプログラムは継続されますが、返却申込はオンライン手続きからになり、旧機種は郵送で返却することになります。

機種変更

ahamoに乗り換えた方で、新しくドコモの機種を購入する場合はdocomo Online Shopなどで機種変更するのが一般的です。

スマホおかえしプログラム対応の機種自体はdocomo Online Shopではほぼ在庫が残っていないので、今後ドコモで機種を購入する場合は「いつでもカエドキプログラム」というプログラムに加入することになります。

docomo Online Shopなどで新しく機種を購入しても、スマホおかえしプログラム(の効力)は継続しているので、旧機種をドコモに返却すれば、分割支払金の支払い免除を受けることができます。

スマホおかえしプログラムと下取りの違い

My docomoにてスマホおかえしプログラムの利用(郵送)の手続きを進めていると、以下の様な画面を目にされるかと思います。

○スマホおかえしプログラムを利用する
 端末返却相当額
・良品(査定条件を満たしていること)〇〇円
・画面割れ品:〇〇円
・機能不良品:〇〇円

○下取りプログラムを申し込む
・良品:〇〇ポイント
・画面割れ品:〇〇ポイント
・機能不良品:〇〇ポイント

スマホおかえしプログラム、下取りプログラム、両方とも「機種返却」という点では共通していますが、内容は大きく異なります。そして、両プログラムを併用させることはできません。両者の違いを端的に示すと次の様になります。

スマホおかえしプログラム
残りの分割支払金支払いが免除される。

下取りプログラム
dポイントが付与される。
ただし、分割支払い金は残る。
ドコモの機種購入が必要

スマホおかえしプログラムは機種購入時点で、支払い免除される分割支払金が決められていますが、下取りプログラムはそうではありません。付与されるdポイントは定期的に見直されます。

ここで、2023年4月24日時点において、スマホおかえしプログラム、下取りプログラムどちらを利用した方が(実質的に)得になるのか、検証してみたいと思います。

スマホおかえしプログラム、下取りプログラム
どちらが得なのか?


(例)iPhone 12 128GBの場合
【スマホおかえしプログラム】
10万9,296円ー36,432円=72,864円
この36,432円が残債免除額
※参考 ITmedia Mobile ドコモのiPhone 12 価格

【下取りプログラム】
下取り額 38,000ポイント
※参考 ドコモ 下取りプログラム

iPhone 12 128GBで見た場合、
下取りプログラムの方がスマホおかえしプログラムより、実質1,568円お得になります。
(2023年4月24日時点)

上記はiPhone 12 128GBでの結果で、下取りプログラムの方がお得になることがわかりますが、くれぐれも分割支払金が免除されるわけではありませんので、注意してください。

スマホおかえしプログラム 傷があったら?

スマホおかえしプログラムを利用する際、機種本体に破損が見られたり、電源がつかなかったりすると「機能不良品」として扱われます。

機能不良品として処理された場合、「故障時利用料」として、22,000円(税込)がかかります(ケータイ補償サービス加入中であれば、2,200円(税込))。

機能不良品であった場合、返却時点での分割支払い金額が故障時利用料の22,000円(税込)よりも少ないとスマホおかえしプログラム自体が受付されない「受付不可品」となります。

機能不良品の例
・本体に破損がある

・電源が入らない
 └スリープボタンが正常に機能しない

・液晶表示異常/タッチパネル不具合
 └液漏れ、焼き付き
 └タッチパネル操作不可
 └縦線、横線がある

・機能不具合
 └カメラ、音声、各種ボタンが作動しない

・SIMトレイが不足、損傷している

普通にスマホを使っているだけで、生じうる傷程度であれば、故障時利用料はかからないと思われます。

なお、スマホおかえしプログラムは申込後のキャンセルはできないので、申込には注意が必要です。

スマホおかえしプログラム 返却しなかったら?

機種購入から25カ月目以降も、スマホおかえしプログラムを利用せず、そのまま使い続けても問題ありません。

ただし、25カ月目以降に機種を返却する場合、月日が経てば経つほど免除される分割支払金の額は少なくなっていきます。ケースによっては返却せず、そのまま持って自分のものにした方が良いでしょう。

スマホおかえしプログラム利用申込をした場合は、返却が必要。返却しないと違約金が発生。

まとめ

以上、この記事ではドコモのスマホおかえしプログラムについて解説してきました。

内容をまとめると、

返却のベストタイミング
機種購入から2年後の同月
(=23回目の支払い月)
早めに返却しても良い。

ドコモを解約、乗り換えしても?
スマホおかえしプログラムは継続される。

下取りとの違い
下取りはdポイント付与で、
分割支払金は免除されない。

スマホに傷があったら?
故障時利用料として、22,000円(税込)かかる。
(補償加入時は2,200円(税込))

返却しなかったら?
そのまま使い続けても大丈夫。
(ただし、利用申込すると返却が必要)

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