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【ドコモ】携帯(スマホ)料金 1万円超えるのは何故?原因と安くする方法

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本記事はドコモユーザーの方で携帯料金が月に1万円を超えている方を対象に、1万円を超える原因と思われるもの、そして携帯料金を安くする方法について解説します。

携帯料金を安くする方法としては料金プランの見直しなども有効です。是非参考にしてみて下さい。

※2024年12月20日時点の情報です。

筆者プロフィール
吉田裕紀

東京都を中心に店舗を構える「スマホ相談窓口『TOP1』」の運営会社、株式会社ディ・ポップス所属。11年間の現場経験から学んだことを記事作りに活かしている。格安SIM系の記事を得意としているライター。

東京都青梅市在住。
ITmedia Mobile 寄稿記事一覧

目次

【2024年1月版】携帯料金の平均

まずはICT分野を専門とする市場コンサルティング会社「株式会社MM総研」が実施した「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2024年1月調査)」から読み取れる毎月の携帯料金の平均について見ていきたいと思います。

平均は4,476円

MM総研が実施したアンケートによると毎月の携帯料金(スマホ料金)の平均は4,476円(税込)。

上記の4,476円(税込)という料金は大手通信キャリアや格安SIMを含めた料金(「通話料」+「データ通信量」)で、機種代金の分割支払金は含めてません。

大手通信キャリアと格安SIMの平均

大手通信キャリア(MNO)のドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルとサブブランドのワイモバイル・UQ mobileと、大手通信キャリアから回線を借りているMVNOそれぞれの利用者の平均月額料金は以下の通りです。

大手通信キャリア5,210円
サブブランド3,226円
MVNO2,001円

※料金は税込

大手通信キャリアとサブブランド・MVNOの料金に差がでてくる要因は「データ通信量」のプランの違いに依るところが大きいでしょう。

上記の表は機種代金を含めていないため一概には言えませんが、ドコモで携帯料金が月1万円超える方はデータ通信量が大きいプランやデータ無制限プランを契約していたり、余分に料金を支払っている可能性があります。

次からは携帯料金が1万円を超える原因と思われるものを出していきたいと思います。

携帯料金が1万円を超える原因と安くする方法

ドコモの携帯料金が月に1万円を超える原因には以下の6点が考えられます。

・料金プランが合っていない
・余分なオプションを契約
・通話が多い
・セット割引が適用されていない
・キャリア決済のしすぎ
・機種の分割金

料金プランが合っていない

ほとんどデータ量を使っていないにも関わらず、大容量(データ無制限)プランを契約している」

「逆に従量段階制のプランを契約しているが、思ったよりもデータ量を使ってしまっている

これはドコモに限りませんが大手通信キャリアを契約している方で携帯料金が1万円を超える方に多いケースです。

実際にドコモの料金プランの一例を見てみましょう。(2024年12月20日時点で新規受付終了したものも含む)

大容量プラン(新規受付終了)

60GB無制限
ギガホプレミア7,205円
ギガホ7,865円
5Gギガホ
プレミア
7,315円
5Gギガホ8,415円

※料金は税込。
※2024年12月現在新規受付されている「eximo」の基本料金は4,565円〜7,315円(税込)。

従量制プラン(新規受付終了)

スクロールできます
〜1GB〜3GB〜5GB〜7GB
ギガライト3,465円4,565円5,665円6,765円

※料金は税込。

大容量プランであれば基本料金だけで7,000円以上、従量制プランであるギガライトだとかかる料金は7GBのデータ量を使うだけで7,000円近く。

これはご自身の利用データ量に合ったプランでないと余計な支払いをする必要がでてきてしまうという事を意味します。

料金プランの変更が携帯料金節約には一番有効ですが、正直「ドコモのメインブランドの料金プランのままでは」それも難しいと思います。

こちらに関しては「格安SIM・ サブブランドへ乗り換え」にて解説します。

データ通信量の追加購入

今度は逆にデータ通信量が足りずにデータ通信量を購入してしまうといったケース。

ドコモの場合「1GB追加オプション」でデータ量を購入する場合、1,100円(税込)もかかります。

ドコモの1GB追加オプションは割高なので、このオプションの利用はあまりおすすめできません。

余分なオプション→解約

ドコモのオプションは月に数百円程度のものが多いですが、使っていないオプションがあれば解約すべきです。

ドコモの不要オプションの解約手順については以下の記事を参考にしてみて下さい。

通話料が高い→通話オプションに加入

ドコモの通話料は30秒あたり22円(税込)。
10分通話をするだけでも440円(税込)もかかってしまいます。

通話が多い方は通話オプションの契約を検討しましょう。

5分以内かけ放題24時間かけ放題
880円1,980円

※料金は税込。

0570などはかけ放題対象外
仮に何かしらの通話オプションに加入していたとしても「0570」のナビダイヤルなどのように、かけ放題対象外の電話番号もあります。

かけ放題対象外電話番号は「ドコモ公式HP かけ放題オプション・5分通話無料オプション」でご確認下さい。

家族でも他社に乗り換えていたら…
ドコモは「ファミリー割引」に加入してさえいれば家族間通話は無料です。

しかし家族の方がドコモから他社に乗り換えた場合、あるいはahamoやirumoに乗り換えていたとしたらどうなるか?

当然、家族間通話無料はもう利用することができなくなります。料金明細を見て異常に通話料金がかかっているようであれば、これが原因かもしれません。

家族間に限りませんが通話が多いのであれば無料で使えるLINE通話を使うなどして通話料の節約に努めましょう。

セット割引が適用されていない

ドコモには「ドコモ光セット割」「みんなドコモ割」「dカードお支払割」という割引があります。

ドコモ光セット割(home 5G セット割)
ドコモ光やhome 5Gとのセット割引。対象のスマホプランであれば毎月1,100円(税込)の割引が適用される
同一ファミリー割引グループ内の家族の回線にも適用させることができる。
(一部割引額が550円(税込)のプランも存在)

みんなドコモ割
同一ファミリー割引グループ内で条件を満たした契約数に応じて、対象のプランに適用される割引。2回線で毎月550円(税込)、3回線以上で1,100円(税込)の割引が毎月適用される。


dカードお支払割
毎月の基本料金をdカードやdカード GOLDなどで支払うと187円(税込)の割引を対象のプランに適用される。

ドコモを使っている家族の方が遠方に住んでいる場合、ドコモ光セット割やみんなドコモ割が適用できることを知らず、そのまま契約している可能性もあります。

もしご家族の方がドコモを契約していたり、ドコモ光を契約しているようであればご自身の回線にも割引が適用できないか確認してみましょう。

キャリア決済を利用しすぎている

ドコモのキャリア決済サービスとしては「d払い」と「docomoコンテンツ決済」があります。

共にドコモの電話料金と合算して支払いができる点が便利ですが、使いすぎると毎月の携帯料金の支払いに負担がかかってくるでしょう。

「気づいたらd払いの請求で〇万円」

といったことも起こりえますので注意しましょう。

機種の分割金(→機種を返却)

機種を分割契約で購入した場合、当然機種の分割金も毎月の携帯料金の中に含まれてきます。

機種を分割で契約されている方の中には、

「2年経ったら、いきなり携帯料金が高くなった」

という方もいると思います。

これは2年前に他社から乗り換えなどでドコモを契約した際、「2年間は(割引などで)機種の分割支払金を少なくし、2年後に機種をドコモに返却する」という手法。つまり「割引+いつでもカエドキプログラム」などのような買い替えプログラムで機種を購入した方に見られるケースです。

以下の画像は筆者が2023年の4月にドコモの「いつでもカエドキプログラム」を利用してiPhone 14(128GB)を契約して以来、自宅に届いている利用料金の案内ハガキの画像です。

端末等代金分割支払金として「1円」が請求されていますが、これはドコモへの乗り換えキャンペーン等の割引を適用させて請求金額を安くしています。

この契約は「23回目までの分割支払金は毎月1円で、24回目の支払いまでに機種を返却すれば24回目の分割支払金である69,240円(税込)は免除される」という契約です。

しかし仮に返却されない場合、残りの「69,240円」が24分割され毎月2,885円(税込)の分割支払金が請求されるようになります。

毎月の支払いが「1円」から「2,885円」に増えるのはかなりインパクトがありますね。

筆者のような契約方法をした方は必ずしも多いとは言えませんが、該当している方はいきなり毎月の支払いが増える可能性もあるので気をつけましょう。

格安SIM・ サブブランドへ乗り換え

オプションの解約、通話料チェック・通話オプションの契約、セット割引の適用、キャリア決済の利用見直し。

これらの方法をもってしても携帯料金が1万円を超えてしまう場合は、料金プランの見直しを検討した方が良いでしょう。

ここからはドコモからの乗り換えにおすすめの通信会社や料金プランをご紹介します。

irumo

画像引用 irumo公式HP

こんな人におすすめ!
・データ量は少なめで十分
・ドコモショップのサポートを受けたい
・ドコモ光を契約している

料金プラン0.5GB
550円

3GB
2,167円

6GB
2,827円

9GB
3,377円
データ量追加1GB/1,100円
セット割引ドコモ光セット割
(home 5G セット割)
-1,100円

dカードお支払割
-187円

※0.5GBプランは割引対象外
セット割引料金3GB
880円

6GB
1,540円

9GB
2,090円
通話料22円/30秒
通話オプション5分かけ放題
880円

かけ放題
1,980円

※料金は税込。

irumoはドコモの料金プランでありドコモショップで契約手続きができます。

提供されているデータ量は「0.5GB」「3GB」「6GB」「9GB」の4種類で、低容量向きの料金プランとなっています。

自社で基地局を持たない格安SIM(日本通信などのMVNO)と違い、使われている回線はドコモのもの。なので混雑しやすい昼時に通信速度が落ちやすいといった格安SIMのデメリットも持っていません。

ただし混雑時はドコモの他の料金プラン、ahamoの回線よりも先に速度制限が実施される可能性あり。

ドコモ光セット割やdカードお支払割を適用させれば、格安SIM並みの料金に抑えることもできます。

以上の点からirumoは「データ量をあまり使わない」「ドコモ光を契約している」「ドコモショップで手続きしたい」といった方におすすめです。

ahamo

画像引用 ahamo公式HP

こんな人におすすめ!
・データ量は30GBぐらい欲しい
・5分かけ放題を使いたい
・ドコモショップのサポートはいらない

料金プラン30GB
2,970円

110GB
4,950円
(ahamo大盛り)
データ量追加1GB/550円
セット割引
通話料5分かけ放題
無料

5分超過後
22円/30秒
通話オプションかけ放題
1,100円

※料金は税込

ahamoはドコモのオンライン専用プランです。

提供されている料金プランはデータ通信量30GBで月額2,970円(税込)の一つ。

これに月額1,980円(税込)の「大盛りオプション」というデータ量追加のオプションを契約すれば80GBのデータ通信量が追加されて110GBが月額4,950円(税込)で利用できます。

また5分以内の国内通話かけ放題も基本料金の中で利用できるため、5分以内の通話が多い方にも便利です。

ドコモ光セット割などのセット割引は一切受けられませんが、月額2,970円(税込)で30GBのデータ通信量が使えるahamoは非常にコスパに優れた料金プランであると言えるでしょう。

ワイモバイル・UQ mobile

こんな人におすすめ!
・家族でまとめたい方
・SoftBank光、auひかりを契約している方
・店舗サポートを受けたい方
・余ったデータ量を繰越たい方

スクロールできます
ワイモバイルUQ mobile
料金プランシンプル2 S
4GB
2,365円

シンプル2 M
30GB
4,015円

シンプル2 L
35GB
5,115円
ミニミニプラン
4GB
2,365円

トクトクプラン
〜1GB
2,277円
〜15GB
3,465円

コミコミプラン+
30GB
3,278円
データ量追加0.5GB/550円1GB/1,100円
3GB/3,300円
5GB/5,500円
データ繰越翌月末まで可能翌月末まで可能
データ増量
(+550円)
シンプル2 S
+2GB

シンプル2 M/L
+5GB
ミニミニプラン
+2GB

トクトクプラン
+5GB

コミコミプラン+
+5GB
セット割引おうち割光セット(A)※1
シンプル2 S
-1,100円
シンプル2 M/L
-1,650円

家族割引サービス※1
-1,100円
※2回線目から適用

PayPayカード割
-187円
自宅セット割※2
-1,100円

家族セット割※2
-550円

au PAY カード
お支払い割

-187円

※コミコミプラン+は
割引対象外
セット割引後
料金
シンプル2 S
4GB
1,078円

シンプル2 M
30GB
2,178円

シンプル2 L
35GB
3,278円
ミニミニプラン
4GB
1,078円

トクトクプラン
〜1GB
990円
〜15GB
2,178円

コミコミプラン+
30GB
3,278円
通話料22円/30秒22円/30秒
通話
オプション
10分かけ放題
880円
※シンプル2 Lは無料

かけ放題
1,980円
※シンプル2 Lは1,100円
10分かけ放題
880円
※コミコミプラン+
は無料


かけ放題
1,980円
※コミコミプラン+
は1,100円

※料金は税込。
※ワイモバイルの料金プランは2025年1月1日開始予定のもの。

※1 おうち割光セット(A)と家族割引サービスは併用不可。
※2 自宅セット割と家族セット割は併用不可。

ワイモバイルとUQ mobileはそれぞれソフトバンク、auの「サブブランド」と呼ばれるブランド。ドコモには「サブブランド」と呼ばれるブランドがないためか、この2つのブランドはサービス開始時よりドコモからの乗り換えをする方が多いブランドでした。

使われている回線はそれぞれソフトバンク、auと同等品質であり、ソフトバンクショップ・ワイモバイルショップ、auショップ・UQスポットでの店舗サポートを受けることができます。

料金プランによって違いはありますが、各セット割のインターネット割引(おうち割光セット(A)、自宅セット割)では1,000円から1,600円程度の割引が適用されます。

★ワイモバイルのインターネット割引
「おうち割光セット(A)」
SoftBank光、SoftBank Airとのセット割引。シンプル2 Sで1,100円(税込)、シンプル2 M/Lで1,650円(税込)割引。

★UQ mobileのインターネット割引
「自宅セット割」
auひかり、WiMAX+5Gなどとのセット割引。1,100円(税込)の割引(コミコミプラン+は対象外)。
自宅セット割はインターネットサービスだけでなく、電気サービスであるauでんきでも契約することができる。

特にワイモバイルに言えることですが、自宅にインターネットを引いていなくとも家族でワイモバイルを契約すれば受けられる割引額も大きいです。

回線はドコモ回線ではなくなりますが、電波も良好、セット割引の種類も豊富、そして店舗サポートも受けることができるワイモバイル、UQ mobileへの乗り換えを検討してみても良いでしょう。

日本通信

画像引用 日本通信公式HP

こんな人におすすめ!
・とにかく料金を安くしたい方
・データ通信量をほとんど使わない方
・20GB、50GBをお得に使いたい方
・通信品質をあまり気にしない方

日本通信はドコモ回線の格安SIM(MVNO)で主に以下の3つのプランから選べます。

①合理的シンプル290プラン
・基本料金290円(税込)
・データ通信量1GB

②合理的みんなのプラン
・基本料金1,390円(税込)
・データ通信量20GB
・5分かけ放題つき

③合理的50GBプラン
・基本料金2,178円(税込)
・データ通信量50GB
・5分かけ放題つき

通話オプションについて

5分かけ放題
or
月70分無料通話
かけ放題
合理的
シンプル290プラン
390円1,600円
合理的
みんなのプラン
無料1,600円
合理的
50GBプラン
無料1,200円

※料金は税込。
※通話料は30秒あたり11円(税込)。

今回ご紹介した通信会社の中では、日本通信が唯一自社で通信基地局を持たず、かつ実店舗でのサービス対応を行っていません。

その分徹底的にコストカットが図られており、それが料金プランにも反映されています。

自社で通信基地局を持たない格安SIM(MVNO)なので、通信状況が混雑しやすい昼時などでは特に通信速度が低下する傾向にある日本通信。

ですがそれを気にしない方にとっては最高にコスパが良い格安SIMと言っても良いでしょう。

料金プランの見直しがとにかく大事!

以上、今回はドコモユーザーの方を対象に携帯料金が1万円を超えると思われる原因と安くする方法について解説してきました。

まずはドコモの料金プランのままで契約内容を見直しして頂き、それでも携帯料金を安くできないようであれば今回ご紹介した通信会社や格安SIMに乗り換えてみるのも手だと思います。

通信会社/プラン・サービス
  • ahamoahamo
  • LINEMOLINEMO
  • uq-mobileuq-mobile
  • rakuten-mobilerakuten-mobile
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