2019年6月にドコモのスマホ買い替えプログラムとして「スマホおかえしプログラム」がスタートしました。
「スマホおかえしプログラム」とは？
購入したスマホをドコモに返却すれば、最大12回分の分割支払金の支払いが不要になるというサービスです。
似たようなサービスでスマホを下取りに出すことで、下取り額に応じた「dポイント」が進呈される「下取りプログラム」というサービスがあります。
似たようなサービスなので、「どちらを使った方がお得なのか？」気になる方も多いと思います。
そこで今回はスマホおかえしプログラムと下取りプログラムはどちらがお得なのか解説したいと思います。
また、2つのサービスは併用できるのか？についても解説していますので、どちらのサービスを使うか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
スマホおかえしプログラムとは？
例えば118,800円のスマホを36回分割で購入したとします。
24ヵ月目にスマホおかえしプログラムを利用すれば、3,300円×12ヶ月分=39,600円の支払いが不要になるんです。
結果的に118,800円のスマホが79,200円で利用できるようになるという訳ですね。
ドコモの下取りプログラムとは？
ドコモの下取りプログラムは、ドコモで購入した機種をドコモに下取りに出すことで、下取り価格に応じた「dポイント」が進呈されるサービスです。
進呈されたdポイントは、新しく購入するスマホの割引に使ったり、d払いで普段のお買い物などに使うことができます。
画面割れなどの機能不良品の場合は下取り価格が下がってしまいますので注意しましょう。
スマホおかえしプログラムと下取りプログラムどちらがお得？
結論から言うと「支払いが不要になる金額と、現在の下取り価格を比べてみないと分からない」です。
スマホおかえしプログラムは、スマホを返却することで、分割36回払いの最大12回分の支払いが不要になります。
つまり「購入価格の最大1/3が支払いが不要になる」プログラムです。
下取りプログラムでの下取り価格が、購入したスマホの1/3以下の価格であれば「スマホおかえしプログラム」の方がお得になりますし、下取りプログラムでの下取り価格が、購入したスマホの1/3以上の価格であれば、「下取りプログラム」の方がお得になります。
「スマホおかえしプログラム」はスマホをドコモに返却すれば、残っている分割支払いが最大12ヵ月分支払い免除になるプログラムです。
スマホを返却するタイミングが遅くなると、支払いが免除される金額も少なくなってしまうんです。
極端な例ですが、24ヵ月目ではなく、35ヵ月目にスマホを返却すると、1ヶ月分のみ支払いが免除されるという訳です。
ここまで使っていたら返却するのではなく、新しいスマホが壊れてしまった際の代用機などとして、手元に持っておいた方がいい気がしますよね。
そのため、機種変更を考えている際は
- スマホおかえしプログラムでどのくらいお得になるのか？
- 下取りした場合はどのくらいの金額になるか？
を必ず比較して、お得になる金額が少なければ、スマホを返却するのではなく手元に残しておくことも考えましょう。
ただ2024年1月時点では、スマホおかえしプログラムに加入した方の多くは、既に24回目の支払いが終わっている方が多いので、下取りを利用した方がお得になるケースが多いかもしれません。
2022年1月ごろに
「スマホおかえしプログラム」の対象機種を購入した方
「下取りプログラム」よりも「スマホおかえしプログラム」を利用した方がお得になるかもしれません。
2022年1月より前に
「スマホおかえしプログラム」の対象機種を購入した方
支払いが免除される金額が少ない、もしくはもうすでに36回分支払いを終えている可能性が高いです。
そのため「下取りプログラム」を利用した方がお得になる可能性が高いということです。
スマホおかえしプログラム対象機種の下取り価格
参考までにスマホおかえしプログラム対象機種を下取りに出した場合の下取り価格を一覧表でまとめました。
一覧表は2024年1月時点の下取り価格です。
iPhoneシリーズ
| 機種名 | 下取り価格(良品) |
|---|---|
| iPhone 12 Pro Max | 128GB：39,000円 256GB：43,000円 512GB：51,000円 |
| iPhone 12 Pro | 128GB：32,000円 256GB：38,000円 512GB：51,000円 |
| iPhone SE(第2世代) | 64GB：7,000円 128GB：8,000円 256GB：12,000円 |
| iPhone 11 Pro Max | 64GB：17,000円 256GB：25,000円 512GB：35,000円 |
| iPhone 11 Pro | 64GB：14,000円 256GB：20,000円 512GB：30,000円 |
| iPhone 11 | 64GB：12,000円 128GB：15,000円 256GB：16,000円 |
| iPhone XS Max | 64GB：12,000円 256GB：16,000円 512GB：19,000円 |
| iPhone XS | 64GB：5,000円 256GB：10,000円 512GB：16,000円 |
| iPhone XR | 64GB：4,000円 128GB：9,000円 256GB：13,000円 |
| iPhone 8 | 64GB：1,500円 256GB：3,000円 |
Androidスマホ
| 機種名 | 下取り価格 (良品) |
|---|---|
| Galaxy S21 5G SC-51B | 20,000円 |
| Galaxy S21 Ultra 5G SC-52B | 32,000円 |
| Galaxy Note20 Ultra 5G SC-53A | 12,000円 |
| Galaxy S20 5G SC-51A | 9,000円 |
| Galaxy S20+ 5G SC-52A | 17,000円 |
| Galaxy Note10+ SC-01M | 10,000円 |
| Galaxy S10 SC-03L | 4,000円 |
| Galaxy S10+ (Olympic Games Edition) SC-05L | 7,000円 |
| Galaxy A52 5G SC-53B | 9,000円 |
| Galaxy A51 5G SC-54A | 8,000円 |
| Xperia 1 III SO-51B | 33,000円 |
| Xperia 5 II SO-52A | 14,000円 |
| Xperia 1 II SO-51A | 15,000円 |
| Xperia 5 SO-01M | 3,000円 |
| Xperia 1 SO-03L | 1,500円 |
| AQUOS R6 SH-51B | 21,000円 |
| AQUOS R5G SH-51A | 8,000円 |
| AQUOS R3 SH-04L | 2,000円 |
下取り価格は変動する場合があるので、最新の情報はこちらをご確認ください。
スマホおかえしプログラムと下取りプログラムの併用はできる？
スマホおかえしプログラムと下取りプログラムの併用はできません。
そのため、どちらのサービスを利用するか選択する必要があります。
- スマホおかえしプログラムでどのくらいお得になるのか？
- 下取りした場合はどのくらいの金額になるか？
この2つを基準に、お得なサービスを利用するようにしましょう。
スマホおかえしプログラムで損をすることはある？
スマホおかえしプログラムは月額料金のかからない無料のサービスです。
そのため、利用しなかったからといって損をすることはありません。
スマホを返却すれば、最大12回分の分割支払い金の支払いが不要になりますし、スマホを返却しなかった場合は分割金の支払いは36回目まで続きますが、スマホは手元に残ります。
まだまだスマホに不満がなく利用できる場合は、無理をして24ヵ月目に機種変更をする必要もないということです。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
今回はドコモのスマホおかえしプログラムと下取りプログラムどちらがお得なのか解説させていただきました。
では、本記事のまとめです。
- スマホおかえしプログラムと下取りプログラムどちらがお得になるかは「支払いが不要になる金額と、現在の下取り価格を比べてみないと分からない」
- スマホおかえしプログラムと下取りプログラムの併用は不可
- スマホおかえしプログラムは月額料金無料なので、利用しなくても損をしない
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