ドコモ home 5Gの「料金プラン・本体価格・速度・スマホ割」について解説！

新生活に備えてインターネット回線の契約を考えている方もいるでしょう。

本記事では工事不要、手に入ったその日からデータ無制限でインターネットが利用できる、ドコモのホームルーター「home 5G」について解説していきます。

ドコモ home 5Gの料金プラン

ドコモのhome 5Gは携帯電話回線を利用した据え置き型のホームルーターで、機器をコンセントに繋げた日からインターネットが利用できます。

料金プランは「home 5G プラン」で月額4,950円(税込)。
機種は「HR02」で価格、スペックは以下の通りです。

表にある「Wi-FiEasyMesh」とは複数のWi-Fiルーターや中継機を無線でつなぐことにより、家全体にWi-Fi通信をしやすくしたWi-Fiのことを指します。

専用機器であるHR02の本体価格は71,280円(税込)ですが、この金額と同額の割引である「月々サポート」が36カ月に分けられて基本料金に適用されます。よって36カ月契約していればHR02の本体価格は「実質0円」となります。

ドコモ home 5Gは契約期間がないため、いつ解約しても解約料金はかかりません。

しかし、解約すると上記の月々サポートはなくなります。

HR02を分割払いしていた場合は分割金は残りますので注意しましょう。

ドコモhome 5Gは工事不要でコンセントにつなぐだけでその日からインターネットが利用可能です。

このように手軽さがウリとなっていますが、契約住所でしか使うことができず、持ち運んで使うことはできません。

スマホとセットでhome 5G セット割

ドコモのhome 5Gとドコモのスマホをセットにすると「home 5G セット割」をドコモのスマホの料金に毎月適用させることができます。

この割引は家族の回線にも適用させることができます。

ただし、ahamoとirumo(0.5GBプラン)はhome 5G セット割の対象外となっています。

対象プランと割引額は以下の通りです。

「みんなのネット回線速度」の結果まとめ

ドコモ home 5Gの専用端末であるHR02の規格上の速度は、5Gで受信時最大4.2Gbps、送信時最大218Mbps、4Gで受信時最大1.7Gbps、送信時最大131.3Mbpsとなっていますが、実測ではどれくらいなのでしょうか？

一つの目安として日本各地で実際に測定された回線速度がわかるサイト「みんなのネット回線速度」からドコモ home 5Gの速度を拾ってみたいと思います。

2024年2月27日16時45分時点での時間帯別の平均速度情報(直近3カ月)は以下のようになっていました。

ドコモ home 5Gの平均速度情報
(2024年2月27日16時45分時点)

時間帯	Ping	下り(受信)	上り(送信)
朝	49.33ms	202.48Mbps	18.91Mbps
昼	50.75ms	132.53Mbps	14.99Mbps
夕方	52.87ms	142.44Mbps	16.69Mbps
夜	52.01ms	152.93Mbps	18.47Mbps
深夜	47.48ms	225.88Mbps	24.82Mbps

Pingとはサーバー上にデータを送信してから、返ってくるまでの数値、つまり応答速度のことをさしています。

Pingの値が低ければ低いほど応答速度は速くなりラグが生じにくくなります。

インターネットを見るぐらいであれば、50ms以下の値で十分でしょう。

しかしオンラインゲームをする場合であれば10p〜15ms程度が望ましいと言われています。

今度は上り(送信)速度に目を向けてみましょう。

果たしてこの20Mbpsは十分な速度なのでしょうか？

NTTコミュニケーションズが公表している記事によると1GBのデータ量のファイルをアップロードする際、上り(送信)速度が13Mbps、伝送効率を100%とすると1分22.6秒程度かかるようです。

これに照らし合わせてみると、仮に20Mbpsの速度で1GBのファイルをアップロードした場合、かかる時間は約53秒。人によっては「時間がかかりすぎだ」と思う人もいるでしょう。

またZOOM会議などのライブ配信においても上り(送信)速度は重要です。

ZOOM会議中にインターネットを利用して他の作業をしたり、安定的に会議をしたりするために必要とされている上り(送信)速度は30Mbps以上。

使用端末やネットワーク状況によっては変動はあるかと思いますが、テレワークをする方にとっては、正直この上り(送信)20Mbpsでは心もとないかもしれません。

NTTコミュニケーションズ公式HP 業務効率に影響するオンラインストレージの転送速度
イッツコム公式HP Zoomを使ったライブ配信に必要なネット環境とは？

最後に下り(受信)速度ですが、平均をみる限りでは100〜200Mbpsに達しており十分な速度と言えそうです。

100Mbps以上であれば、普通にインターネットを利用したり、動画を視聴したりするのには問題ないためです。

ただし、下り(受信)速度25.28Mbpsといった計測結果もみんなのネット回線速度にはでていました。

よって「必ずしも100Mbps以上の速度がでるわけではない」ということは頭にいれておいてください。

最後にドコモ home 5Gとの比較のために、以下「ドコモ光」と「携帯電話のドコモ回線」の平均速度もあげておきます。

ドコモ home 5G 制限は？

ドコモ home 5Gはデータ無制限を謳っているホームルーターですが、公式ページにはデータ無制限について以下の様な注意が書かれています。

ドコモは「主に都市部においてドコモの通信品質が低下している」と去年の4月26日に開かれた説明会にて発表しました。

これはドコモ回線を利用するユーザーが増えたことにより、トラフィックが増大し、その結果、「速度が遅い」「繋がらない」といった現象が起きてしまったのです。

繰り返しになりますが、home 5Gは携帯電話回線が利用されているため、ネットワーク状況によっては速度が十分に出せなくなることも考えられます。

ドコモ home 5G 合う人・合わない人

最後にドコモ home 5Gが合う人、合わない人についてまとめてみます。

まとめ

以上、本記事ではドコのホームルーター、 home 5Gについて解説してきました。

専門のスタッフがあなたの不安な点を全て解消させていただきます。