5月21日、NTTドコモは、Androidスマホおよびドコモケータイ向けに提供している「ドコモ絵文字」のサービスを、2025年6月下旬以降に発売される機種から提供終了すると発表しました。
ドコモ絵文字はガラケー時代から、長年にわたり多くのユーザーに親しまれてきました。
その一方で、ドコモ以外の端末との互換性の問題などから、使いづらいという声も一部ユーザーの間では上がっていました。
今回のドコモ絵文字終了を受けて、ネット上では懐かしむ声や惜しむ声など、さまざまな反応が見られます。
本記事では、ドコモ絵文字が終了した後にどうなるのか、代わりとなるサービスはあるのかなど、気になる疑問点を解説していきます。
本記事のポイントまとめ
- ドコモ絵文字は2025年夏以降、順次終了予定
- 機種によって提供終了の時期が異なるので注意。
- 既存の端末では、引き続きドコモ絵文字が利用可能
- ただし、Galaxyの一部機種はソフトウェアアップデートにより使用不可となる可能性あり。
- 終了後はAndroid標準の絵文字に置き換わる
- 互換性はむしろ向上する
- Android標準絵文字になることで、他キャリアとの表示差がなくなる。
- どうしてもドコモ絵文字を使いたい人はLINE絵文字で代用可能
- NTTドコモ公式の「ドコモ絵文字(LINE絵文字版)」を購入してLINE内で使用可能。
ドコモ絵文字が終了する背景

「ドコモ絵文字」は、1999年にNTTドコモが開始した携帯電話向けインターネットサービス「iモード」とともに登場した絵文字です。
2016年にはニューヨーク近代美術館(MoMA)に初代の176種類の絵文字が収蔵されるなど、世界的にも高く評価されたことでも知られています。
ユーザーからはレトロ感がかわいいと支持されていたものの、ドコモ独自の絵文字を使うと他社の端末や他OS間での互換性が保てないと、不満の声も多く上がっていたのが事実です。
ドコモ絵文字が終了する背景としては、簡単に言うと「現代のスマホに合わないため、使っている人が少なかったから」ということです。
複数キャリア・複数端末がある中で、絵文字の表示が異なると、それぞれの感じ方にばらつきが出ます。
標準絵文字に統一することで、LINEやSNSなどでの表示ずれを解消しやすくなるという狙いもありそうです。
ドコモ絵文字に対応していなかった新しい絵文字も使えるようになるので、実際にネットでは朗報だという声も多くあります!
ドコモ絵文字が終了する時期と対象機種
ドコモ絵文字の提供終了は、Samsung Galaxy製品か、それ以外のAndroid機種かによって終了時期が異なるため、注意しましょう。
対象機種 | 提供終了時期 |
---|---|
Samsung Galaxy以外の Android製品 | 2025年6月下旬以降に 発売される機種から終了 |
ドコモケータイ | |
Samsung Galaxy製品 | 2025年7月以降に 発売される機種から終了 |

今使っているスマホはどうなるの?
すでに購入・使用しているスマホでは、これまで通りドコモ絵文字を利用できます。
ただし、Samsung Galaxyの一部機種に限り、2025年10月以降のソフトウェアアップデートによって、ドコモ絵文字が使えなくなってしまいます。
該当機種をお使いの方は、アップデート情報に注意してください。
ちなみに、iPhoneでは元々Apple独自の絵文字(Unicodeベース)が使用されているため、ドコモ絵文字は対象外です。
ですので、今回のドコモ絵文字提供終了による影響はまったくありません。
ドコモ絵文字が終了したら、絵文字が使えなくなる?





ドコモ絵文字が廃止されたら、×マークで表示されちゃうって本当?



いいえ、今後も絵文字は問題なく使えます!
ドコモ絵文字が終了するという発表を受け、「絵文字そのものが使えなくなるのでは?」と不安に感じる方もいるかもしれません。
でも、ご安心ください!
廃止されるのはあくまで「ドコモ絵文字」というドコモ独自の絵文字セットであり、絵文字機能そのものが使えなくなるわけではありません。
ドコモ公式も以下のように説明しています。
■ドコモ絵文字提供終了後のイメージ
Samsung Galaxy以外のドコモ Android 製品およびドコモケータイは Google が提供する絵文字(Noto Color Emoji)を、Samsung Galaxy製品はサムスン電子が提供する絵文字をご利用ください。
引用元:docomo公式サイト「ドコモ絵文字の提供終了について」
つまり、今後は一般的なAndroidの絵文字が使用できるようになり、他社製スマホとの互換性も高まります!
ドコモ絵文字が終了すると、他キャリアとの互換性はなくなる?
いいえ、むしろ互換性は高くなります!
先ほども触れたとおり、ドコモ絵文字の終了により、今後はAndroid標準の絵文字(Googleが提供する「Noto Color Emoji」など)に置き換わります。
この標準絵文字は、GoogleがAndroid全体のために共通仕様として提供しているもので、ドコモに限らず、auやソフトバンクといった他キャリアのAndroid端末でも同じように表示されるのが特徴です。
つまり、ドコモ絵文字の提供終了は「互換性の低下」ではなく、むしろ絵文字環境の統一が進むことによる「互換性の向上」につながるのです。
ドコモ絵文字を今後も使う方法「LINE絵文字を買う」


ドコモの絵文字サービスは終了してしまいますが、
「やっぱりドコモの絵文字を使いたい!」という方におすすめの方法があります。
それが、NTTドコモ公式が販売している「ドコモ絵文字」のLINE絵文字版を使うことです。
ちなみに、これまでのドコモ絵文字だけでなく、アニメーション付きの「【動く!】ドコモ絵文字」も販売中されていました。
ちょっとしたリアクションにぴったりで、楽しさがさらにアップするかもしれません!
LINE絵文字はLINEのサービスですので、もちろんLINE上でしか使うことができません(他のメールやSNSアプリでは使えません)。
ただし、LINEを通じてやり取りする分には、いつでもドコモ絵文字が使えますよ!
価格:100コイン(約300円)
- LINEアプリを開く
- 「ホーム」タブ → 画面上の「スタンプ」または「絵文字」アイコンをタップ
- 「絵文字」タブに切り替える(上部に「スタンプ」「絵文字」などのタブがあります)
- 欲しい絵文字を探す(検索やランキングから探すことも可能)
- 購入したい絵文字をタップ
- 「購入する」ボタンをタップ
- LINEコインを使って購入する
- コインが足りない場合は、その場でチャージ(購入)できます。
ドコモ絵文字の終了、結局どうなる?ポイントまとめ!
本記事では、ドコモ絵文字の終了を受けて、気になる疑問を解説しましたが、いかがでしたか?
以下にポイントをまとめます。
本記事のポイントまとめ
- ドコモ絵文字は2025年夏以降、順次終了予定
- 機種によって提供終了の時期が異なるので注意。
- 既存の端末では、引き続きドコモ絵文字が利用可能
- ただし、Galaxyの一部機種はソフトウェアアップデートにより使用不可となる可能性あり。
- 終了後はAndroid標準の絵文字に置き換わる
- 互換性はむしろ向上する
- Android標準絵文字になることで、他キャリアとの表示差がなくなる。
- どうしてもドコモ絵文字を使いたい人はLINE絵文字で代用可能
- NTTドコモ公式の「ドコモ絵文字(LINE絵文字版)」を購入してLINE内で使用可能。
ドコモ絵文字が使えなくなると聞くと不安に感じる方もいるかもしれませんが、実際にはAndroid標準の絵文字が使えるようになり、他キャリアとの互換性も高まるなど、前向きな変化でもあります。
また、「やっぱりドコモのあの絵文字が好き!」という方には、LINE絵文字として引き続き楽しむ方法もあります。
この記事が、今後の変化に備える参考になれば幸いです。
疑問や不安が解消され、安心してスマホを使い続けていただけることを願っています。
\今すぐ登録♪/
スマホの手続きが、LINEでスマートに!
- スマホ料金の無料診断
- 店舗検索&来店予約がスムーズに
- オンラインで機種予約もOK
- お得な情報やクーポンを定期配信
- 契約時に必要な書類もLINEで確認