ドコモには「クラウド容量オプション」というオプションが提供されています。
ドコモショップなどの実店舗で契約した方の中には、店員の方から勧められてこのオプションを契約した方も多いかもしれません。
本記事ではこのクラウド容量オプションについて解説します。
記事を読んで頂き、ご自身にとってこのオプションが「必要か」「必要でないか」の判断をして頂ければと思います。
※2024年11月26日時点の情報です。
その他のドコモオプションについてはこちら
筆者プロフィール
吉田裕紀
東京都を中心に店舗を構える「スマホ相談窓口『TOP1』」の運営会社、株式会社ディ・ポップス所属。11年間の現場経験から学んだことを記事作りに活かしている。格安SIM系の記事を得意としているライター。
東京都青梅市在住。
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クラウド容量オプションとは?
クラウド容量オプションとは、元々ドコモから提供されている「データ保管BOX」と「dフォト」のクラウドサービスの保存容量を追加するサービスです。
データ保管BOX | dフォト | |
月額料金 | 無料 | 無料※1 |
保存容量 | 5GB | 5GB |
保存できるもの | 写真、動画に 限らない | 写真、動画 |
※料金は税込。
※1 プリントサービス機能は月額429円(税込)。
利用するためにはドコモ回線とドコモ回線に紐づいているdアカウントが必要です。
利用料金
上記の表にもある通り、データ保管BOX、dフォトは月額料金無料で利用できますが、保存できる容量は5GBまで。
一方、クラウド容量オプションを申し込めば以下のように容量を増やすことができます。
プラス10GB | 110円/月 |
---|---|
プラス25GB | 275円/月 |
プラス50GB | 440円/月 |
※料金は税込。
クラウドとは?
写真、動画、電話帳など、あらゆるデータをインターネット上に保存できるサービスのこと。
クラウド容量オプションの「プラス50GB」を契約すれば、最大55GB分のデータをドコモのクラウド上に保存することができます。
使い方
クラウド容量オプション自体は、あくまでもデータ保管BOXやdフォトの保存容量を増やすためのサービスです。
なので「クラウド容量オプション」という名のつくアプリは存在しませんし、ブラウザ(Web)から操作する類のものではありません。
実際の操作はデータ保管BOXやdフォトのアプリから実行します。
容量確認方法
クラウド容量オプションでの保存容量の確認は「データ保管BOX」や「dフォト」のアプリから確認することができます。パソコンから確認する場合、データ保管BOXではブラウザ版のデータ保管BOXから、dフォトでは「WEBアルバム」から確認することができます。
データ保管BOXは写真、動画、音楽ファイルなどだけでなく、Office系ファイルやPDFなどあらゆるファイル形式のものを保存可能。なので仕事でクラウドサービスを利用する方にとっては重宝するかもしれません。
解約するとデータは消えるのか?
クラウド容量オプションを解約したとしても、データ保管BOX、dフォトに保存されているデータ量が5GBにおさまっていれば、ドコモクラウド上のデータは消されることはありません。
しかしデータ保管BOX、dフォトに保存されているデータ量が5GBを超えている状態で、クラウド容量オプションを解約した場合はどうなるか?
この場合はデータ保管BOX、dフォトにおいて保存されているデータの「アップロード日時が古いものから」順に削除されていきます。
ahamo(irumo)に変えるとどうなる?
ドコモのプランからahamo、irumoに変更してもクラウド容量オプションを申し込めば、データ保管BOX、dフォトに保存されているデータはそのままです。
クラウド容量オプション 必要か?
クラウド容量オプションは、
「5GB以上の写真、動画、その他ファイルのデータをクラウドに保存したい」
という方であれば、契約しても良いかもしれません。
逆に言ったらクラウドサービスを利用しない方にとっては不要なサービスと言っても良いでしょう。
また「5GB以上のデータをクラウドに保存したい」と言っても、クラウド容量オプションよりもお得に使えるクラウドサービスがあることも事実です。
iCloud、Googleドライブと比較
Apple、Googleからはそれぞれ「iCloud」「Google ドライブ」というクラウドサービスが提供されています。
ドコモのクラウド容量オプション、AppleのiCloud、GoogleのGoogle ドライブの料金を比較してみましょう。
クラウド容量 オプション (ドコモ) | (Apple) iCloud | (Google) Google ドライブ | |
無料で使える 容量 | 5GB※1 | 5GB | 15GB |
+10GB | 110円/月 | ー | ー |
+25GB | 275円/月 | ー | ー |
+50GB | 440円/月 | 150円/月 | |
+100GB | ー | 250円/月 | |
+200GB | ー | 450円/月 | |
+2TB | ー | 1,500円/月 | 1,300円/月 |
+6TB | ー | 4,500円/月 | |
+12TB | 9,000円/月 |
※料金は税込。
※1 データ保管BOX、dフォトの初期容量。
iCloud、Google ドライブと比べるとドコモのクラウド容量オプションの割高感は拭えません。
料金面もそうですが、
・最大容量が50GBである点
・ドコモを解約すると利用できなくなる点
この2点もクラウド容量オプションの弱点と言っても良いでしょう。
必要であると言えるケース
iCloud、Google ドライブと比較してしまうとドコモのクラウド容量オプションの優位性というものはなかなか見つからないかもしれません。
このオプションが必要であるケースというのは、「いちおしパックを契約している場合」です。
いちおしパックとは「スゴ得コンテンツ」「my daiz」「クラウド容量オプションプラス50GB」の3つのサービスが月額550円(税込)で利用できるオプション。
詳細は以下の記事で解説していますが、スゴ得コンテンツは月額418円(税込)で天気、ニュースなど150種類以上のアプリが使えたり、お得なクーポン券が使えたりするオプションです。
スゴ得コンテンツなどのサービスにも魅力を感じている方であれば、いちおしパック、ひいてはクラウド容量オプションを利用するメリットは大きいでしょう。
クラウド容量オプション 解約方法
ここまで読んでみて、
「やっぱりクラウド容量オプションはいらない」
そう思った方は早めにクラウド容量オプションを解約しましょう。
解約の方法としては、
1.ドコモショップ
2.ドコモインフォメーションセンターに電話
3.My docomo
この3つの方法があります。
ドコモインフォメーションセンター | |
電話番号 | 151 (ドコモのスマホや携帯電話から) 0120-800-000 (ドコモ以外の携帯・一般電話から) |
通話料 | 無料 |
受付時間 | 9時~20時 |
営業日 | 年中無休 |
ドコモのオプションを解約する方法については以下の記事で詳しく解説していますので、良かったら参考にしてみてください。
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以上、今回はドコモのクラウド容量オプションについて解説してきました。
最大55GBまでのデータ量をクラウドで保存できるクラウド容量オプションですが、iCloudやGoogle ドライブなどのクラウドサービスも世の中にはあります。
これらのサービスと比較してみてから「クラウド容量オプションが必要か、必要でないか」を判断されてみても良いでしょう。
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