【スマホ】実際のデータ通信使用量実態からみるおススメキャリア

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総務省の発表によると、大手4社の(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天、ワイモバイル等の別ブランドも含む)スマホの実際のデータ通信使用量は2GBまでの方49.5%5GBまでの方16.5%7GBまでの方8.7%10GBまでの方3.6%20GBまでの方10.4%20GB以上の方11.3%となっており、実際に加入されているプランは2GBまでの方が17.1%、7GBまでの方が18.2%、20GBまでの方が21.9%、20GB以上の方が42.8%となっているそうです。

【スマホ】現在加入しているプラン
~2GB
17.1%
~7GB
18.7%
~20GB
21.9%
20GB~
42.8%
【スマホ】実際のデータ通信使用量
~2GB
49.5%
~5GB
16.5%
~7GB
8.7%
~10GB
3.6%
~20GB
10.4%
20GB~
11.3%

あくまでも発表数字の単純な差し引きで実数を表しているものではありませんが、実際のデータ通信使用量が2GBまでの方の内32.4%が、7GBまでの方の内7%が、20GBまでの方の内7.9%が、20GB以上の方の内31.5%の合計78.8%の方が、使用しているデータ通信料と加入しているプランのアンマッチが、使用料に対しプランが大きすぎる場合も小さすぎる場合も含め起きていると考えられます。

段階性プランの加入者がこの統計には入っていないとの発表で、段階性プランの加入者がどのくらいいるかは推測になりますが、2020年12月時点の携帯電話の加入契約数はドコモが約8,000万、KDDIが約6,000万、ソフトバンクが約4,500万の合計1億8,500万契約あり、その内段階性プランの契約が仮に40%としても1億1,000万契約がこの統計の対象でその内78.8%にプランのアンマッチがあるとすると8,600万契約ということになり、2台持ち等含め携帯電話を使っている人の半分くらいはプランにアンマッチがある結果になっていると想定されます。

今回この衝撃的ともいえるデータ通信使用量実態に基づく、データ通信使用料別のおススメキャリアをご案内したいと思います。

目次

スマホ|比較検討対象キャリア/ブランド

携帯電話キャリアを選ぶ際に、使用するデータ通信料に対する料金のコスパを考える前に必要な選択が2つあります。それは使えるエリアと回線品質です。

使えるエリアに関してはドコモ、au、ソフトバンクに対し新興キャリアの楽天モバイルは大きく差を付けられており、現状エリア拡大中でドコモ、au、ソフトバンクと同じ土俵に無いと判断でき、回線品質関しても同じように、MVNO各社が原価の構造上ドコモ、au、ソフトバンクと同じ土俵に無いとここでは判断した結果、今回の比較検討対象キャリア/ブランドは、ドコモ、au、ソフトバンク、アハモ、povo、LINEMO、Yモバイル、UQモバイルの8キャリア/ブランドとして解説をして参ります。

また、ほぼ音声だけのガラケー向けのプランに関しては、今回比較検討対象のプランから外して解説をさせていただきます。

スマホのデータ通信使用量が2GBまでの方

まずはデータ通信使用量が2GBまでの全体で49.5%の方のケースを見てみましょう。選択枠のパターンに3つあり、家族割引を使わず1人で使う場合、固定回線の割引を使い1人で使う場合、家族割引を使って複数人で使う場合によっておススメなキャリアが変わりますのでそれぞれのケースで見てみたいと思います。

家族割引を使わず1人で使う場合は、迷わずUQモバイルがおススメキャリアです。3GBまで使え料金も1,628円ですのでデータ使用量が2GB/月の人であればUQモバイルを選択いただければ間違いがありません。

ドコモ、au、ソフトバンクもデータをあまり使わない方向けのプランがありますが1GBまでしか使えないか、料金が倍以上してしまうので選択には入らないと思いますし、アハモ等のオンライン専用プランも20GBでは正直過剰スペックなプランになってしまいます。

固定回線の割引を使い1人で使う場合はおススメキャリアがYモバイルに変わります。3GBまで使えなんと料金は990円です。今回比較するキャリアが全く追随できないレベルの料金で回線品質の良くないMVNOと同じ水準の料金です。

最後に家族割引を使って複数人で使う場合ですが、ワイモバイルがおススメキャリアになります。2人以上で使うと家族割引が入り2人で3,168円、3GB/月まで使えます。

  • 1人目が2,178円、2人目が990円の合計3,168円です

UQモバイルは1,628円*2人になるので3,256円が2人で使うとかかります。

ドコモ、au、ソフトバンクのデータをあまり使わない方向けのプランは1GBまでしか使えないか、料金が倍以上してしまうので1人で使う場合同様、選択には入らないと思いますし、アハモ等のオンライン専用プランもやはり過剰スペックなプランになります。

家族割引を使って複数人で使い且、固定割引を受ける場合ですが、おススメキャリアは変わらず、ワイモバイルのおススメ度合いが上がる内容になります。ちなみにワイモバイルで家族割引と固定割引を使うと、1人990円✕2回線で1,980円になります。

スマホのデータ通信使用量が2GB以上15GBまでの方

次にデータ通信使用量が2GB以上15GBまでの方のケースを見てみたいと思います。

  • データ使用量が10GBではなく15GBまでの方を対象としている理由は後述いたします

5GBまでの方16.5%、7GBまでの方8.7%、10GBまでの方3.6%、20GBまでの方10.4%の内15GBまでの方を半分とみて5.2%の合計34%の方が対象となるケースです。

この場合も2GBまでの方と同様に家族割引を使わず1人で使う場合と家族割引を使って複数人で使う場合、固定割引を使う場合によっておススメなキャリアが変わりますのでそれぞれのケースで見てみたいと思います。

家族割引を使わず1人で使う場合はアハモ、povo、LINEMOのオンライン専用プランがおススメになります。

  • 3GBまであればUQモバイルがおススメになりますが、今回の対象の方が2GB以上15GBまでと幅を広く持っているために上記のおススメにいたしました

各社のオンライン専用プランは20GBまで使え15GBまでの選択だと過剰スペック気味ですが、他の15GBまでのプランと比べ20GBまで使っても料金が安くなるのでこの選択になりました。

当然このケースのデータ通信使用量を20GBまでに広げてもオンライン専用プランがおススメになります。アハモとpovo、LINEMOの差はいろいろありますが、一番わかりやすいのは電話です。

単純計算ですが、電話を月に5分30秒するならアハモ、それ以下ならpovo、LINEMOの選択がわかりやすい損益分岐点です。

固定回線の割引を使い1人で使う場合は、2GB同様おススメキャリアがワイモバイルに変わります。固定回線の割引で15GBまで使えなんと料金は2,090円です。オンライン専用プランより毎月550円以上安く使えます。

家族割引を使って複数人で使う場合も、ワイモバイルがおススメキャリアです。ワイモバイルは家族割引を使うと2回線目から割引が入るため15GBまで使う場合も2人で5,368円となります。

  • 1人目が3,278円、2人目が2,090円の合計5,368円です。

オンライン専用プランの中では基本料金の安いpovo、LINEMOでも2回線だと2,728円*2人の合計5,456円ですのでワイモバイルがお得になります。家族割引を使って複数人で使い且、固定割引を受ける場合もおススメキャリアは変わらず、ワイモバイルのおススメ度合いが上がる内容になります。

ちなみにワイモバイルで家族割引と固定割引を使うと(実際は固定割引だけの適用ですが)、1人2,090円*2回線の合計で4,180円になります。

今回のケースを15GBまでに区切ったのはYモバイルのプランが15GBだからです。

このケースのデータ通信使用量を20GBまでに広げると、家族割引を使わず1人で使う場合のおススメキャリア同様となりアハモ、povo、LINEMOのオンライン専用プランがおススメになります。アハモとpovo、LINEMOの差は上述の通りで、電話の頻度によって選んでいただいてよろしいかと思います。

スマホのデータ通信使用量が20GB以上の方

データ通信使用量が20GB以上の方のケースを見てみましょう。データ通信使用量が20GB以上の方は全体の11.3%の方が対象になるケースです。

このケースに該当する方はかなりのスマホのヘビーユーザーになるため、現実的には25GBまでのYモバイル、UQモバイルを選択するというよりドコモ、au、ソフトバンクの無制限プランから選択する形が自然と思われドコモ、au、ソフトバンクの無制限プランが1人でも家族で使ってもおススメとなります。

ドコモ、au、ソフトバンクの無制限プランの差はキャリア間で正直ほとんどありません。携帯契約1億8,500万のうち、Yモバイル、UQモバイル、楽天モバイル合わせても1,500万契約もありませんので、大多数の方は現状ドコモ、au、ソフトバンク使っています。データ通信使用量が20GB以上の、このケースに該当する方は値下がりしたドコモ、au、ソフトバンクの最新のプランにプラン変更をする形がよろしいかと思います。

家族で同じ通信会社を使い、且つ使うデータ通信使用量がバラバラな場合

実際、スマホを何かしらで家族割引に絡めて使っている方というのがどのくらいいるのかは、発表資料等がないので想像の域を出ませんが、ショップでお客様の対応をしている体感値から考えると70%くらいの人はスマホを何かしらで家族割引に絡めて使っていると思われます。結果家族のことを考えると家族割引がお得に見えるドコモ、au、ソフトバンクの家族割引を活用しようという発想になりますが、オンライン専用プランの出現とサブブランドの値下げにより事情は大きく変わっています。

 料金一覧表を再度ご確認いただければと思いますが、ドコモ、au、ソフトバンクの家族割引は2回線で550円の割引(ソフトバンクは660円)、3回線以上で1,100円の割引(ソフトバンクは1,210円)、家のインターネットである固定回線で1,100円の割引が基本的な金額ですので、クレジットカード使用の割引を追加しても、最大割引後で4,928円、3GBまでしか使わない方はここから割引が入り最大割引後で3,278円の毎月の支払額になります。各社段階性プランの1GBまでの使用で3,278円より安くなるプランもありますが(ドコモは3GBまで安くなります)、それでも最大割引後2,178円/1GBで、ワイモバイルの990円/3GBとは比較にならないような金額になります。

 総務省発表の利用実態で見るとデータ通信使用量が20GB以上の方は11.3%しかいませんので、ご家族にデータ通信使用量が20GB以上の方が複数人いる可能性は低いのが現実です。

データ通信使用量に対する料金を優先し通信キャリアを選択する場合は、仮にデータ通信使用量が20GB以上の方がいたとしても、データ通信使用量が20GB以下の方をデータ通信使用量が20GB以上の方の家族割(つまりドコモ、au、ソフトバンクの家族割)に合わせるより、ほとんどの場合で、ドコモ、au、ソフトバンクの家族割を無視して、データ通信使用量にあわせ、ワイモバイルの家族割やオンライン専用プランを選択したほうが確実にお得になります。

まとめ

今回発表の総務省の利用実態は、段階性プランの方が対象外になっていますが、仮に利用実態に段階性プランの方が含まれ、10GB~15GBまでの利用実態が10GB~20GBまでの方の半分の5.2%までとし、70%の方が家族割引を何かしらで利用していると仮定すると、データ通信使用量に対する料金を優先し通信キャリアを選択する場合は、1億8,500万人の携帯電話利用者の内、15GBまで使用かつ家族割使用の58.5%がYモバイル、2GBまでで1人で使う14.8%がUQモバイル、2GB以上20GBで1人で使う10.2%+15GB以上20GB以下で使う5.2%合計の15.4%がオンライン専用プラン、20GB以上使う方11.3%がドコモ、au、ソフトバンクが最適という形が見えてきます。

  • 2GB~3GBを1人で使うかたはオンライン専用プランで計算しています

単純計算ですが、YモバイルとUQモバイルとオンライン専用プランの利用を全部足しても1,500万契約も現状はないと思われます。ドコモ、au、ソフトバンク利用の1億7,000万契約の88.7%程度≒1億5,000万契約がキャリアやプランを変更することで、データ通信使用量に対する料金が最適化されるという衝撃的とも言える状況なっていることがわかります。

 キャリアやプラン選びは、データ通信使用量に対する料金だけではなく、電話料金や、店舗でのサービス、今まで使っていたメールアドレス、ワンナンバー等のサービス利用等多岐にわたり選択枠があることは理解しておりますが、今回発表の総務省の利用実態に、各キャリアの料金を引き当ててみて、今のキャリアやプランが自分に合っているかどうかを確認する必要があると思いました。

フォンシェルジュでは、これからも皆様が自分にピッタリのキャリアやプランを選んでいただく為のいろいろな情報をご案内してまいります。

また、フォンシェルジュ提携店舗のTOP1や各専門ショップでは、ご契約お手続きだけでなく、ご契約時の操作のご案内や設定サポートも承っております。

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