4年前の2019年、株式会社グッド・ラックから「クラウドSIM」を利用したモバイルWi-Fiルーター「どんなときもWi-Fi」が登場しました。
「1.容量無制限」
「2.トリプルキャリア対応」
「3.海外でもそのまま利用が可能」
で月額料金は、たったの3,480円(税込)。
容量無制限が毎月3,500円程度で使えるどんなときもWi-Fiに対抗して、グッド・ラック以外の多くの会社からも、クラウドSIMを利用した容量無制限のモバイルWi-Fiルーター、「クラウドWi-Fi」のサービスが次々と開始されました。
しかし翌年の2020年、状況は一変します。
クラウドWi-Fiに起こったことはこの後、ご紹介していきますが、
この記事は、
- クラウドWi-Fiって何?
- クラウドWi-Fiを契約しようか?
- クラウドWi-Fiのデメリットって何?
- WiMAXとどっちが良いの?
- クラウドWi-Fi以外に何か良いのない?
と考えている方向けに書かれています。
また、記事の第6章では、当サイト「フォンシェルジュ」の提携店舗で契約できる「クラウドWi-Fi」についてもご紹介させて頂いております。
是非参考にしてみてください。
クラウドWi-Fiとは?
クラウドWi-Fiとは?
モバイルWi-Fiルーターの端末内には物理的なSIMカードを内蔵せず、クラウドサーバー上にて管理されたSIM「クラウドSIM」からSIMデータを端末にダウンロードして利用できるWi-Fiです。クラウドサーバーはクラウドWi-Fiを利用しているユーザーのデータ利用状況や受信している電波の強弱を自動的に管理しています。
クラウドWi-Fiの提供会社が、各社のホームページで「大手通信3キャリアの回線が使える」と謳っているのを目にした方もいるかもしれませんが、これはクラウドサーバーが各ユーザーの利用状況を把握し、そのユーザーにとって最適な回線を提供しているためです。
過去、クラウドWi-Fiで起こったこと
クラウドSIMは中国の「uCloudlink社」が特許を取得しており、日本では2019年「株式会社グッド・ラック」が「どんなときもWi-Fi」というサービス名で提供を開始しました。
月額3,480円(税込)でデータ容量無制限で
モバイルWi-Fiルーターが使える。
この触れ込みによって、新規契約者が殺到しました。
どんなときもWi-Fiだけでなく、他のクラウドWi-Fi事業者も低料金でデータ容量無制限のサービスで新規加入者を集めたのは冒頭でお伝えしたとおりです。
しかし、スマホでもデータ通信利用者が増えると、トラフィック(ネットワーク上で送受信されるデータ量)が増大することにより、通信速度が低下することがありますが、同様のことは当時のクラウドWi-Fiでも起こりました。
膨大なトラフィックを処理するためには、クラウドSIMの設備を増強するなどの対応が必要になってきますが、当然コストも増大します。契約者が増大するなか、月額料金3,000〜4,000円の低料金でデータ容量無制限のサービスを提供し続けるにはコスト的に限界が生じてきます。
どんなときもWi-Fiでは、2020年2月に大規模な通信障害が頻繁に発生し、同年4月には新規受付を停止しました。
この頃からどんなときもWi-FiだけでなくクラウドWi-Fi業界全体で、データ容量無制限のサービス提供が終了する流れとなりました。
現在のクラウドWi-Fiのサービス概況
2019年に容量無制限のクラウドWi-Fiが登場、サービス継続が困難になった2020年頃から容量無制限サービスの新規受付終了、といった道を歩んできたクラウドWi-Fiですが、2023年7月現在では月に使えるデータ容量最大のものは100GB。
これがクラウドWi-Fi業界のスタンダードとなっています。
詳しくは7.クラウドWi-Fiと比較されるものにて後述しますが現在、光回線などの固定回線を除いて、1カ月間の間、完全にデータ容量無制限で通信を利用できるのは
- WiMAX+5Gモバイルルーター
- ホームルーター(大手4キャリア)
- eximo(ドコモの旧5Gギガホプレミア)
- 最強プラン(楽天モバイル)
この4つだけです。
表に記載しているプランは各社最大データ容量のプランです。なお、ここでは「各社のクラウドWi-Fiは『毎月いくらで』『何GB』使えるか?」に重点をおいて簡潔に解説しています。
よって一覧表には一部の会社が用いる「実質〇〇円」という表記は載せておりません。
2023年7月3日時点の情報です
Air Wi-Fi | THE WiFi | MUGENWi-Fi | ZEUS WiFi | クラウドWiFi | |
---|---|---|---|---|---|
データ容量 | 100GB | 100GB | 100GB | 100GB | 100GB |
月額料金 | 3,278円 | 3,828円 | 3,718円 | 3,828円 | 3,718円 |
端末※1 | レンタル | レンタル | レンタル | レンタル | レンタル |
契約期間 | 1年契約 自動更新なし | 2年契約 自動更新なし | 2年契約 自動更新なし | 2年契約 自動更新なし | なし (最低利用期間1カ月) |
解約料金 | 2,970円 | 10,780円 | 3,300円 | 3,828円 | なし |
事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 |
通信速度 | 下り最大150Mbps 上り最大50Mbps | 下り最大150Mbps 上り最大50Mbps | 下り最大150Mbps 上り最大50Mbps | 下り最大150Mbps 上り最大50Mbps | 下り最大150Mbps 上り最大50Mbps |
低速時速度 | 128kbps | 128kbps | 128kbps | 128kbps | 128kbps |
備考 | ― | 3カ月間利用料金0円 ポイント還元 | キャッシュバック 10,000円 | 月額料金 初月〜3カ月目 1,980円 4〜24カ月目 3,212円 | ― |
※料金は税込。
※1 端末はレンタルで解約時に返却が必要。返却がない場合は違約金として、22,000円〜請求されるケースが一般的。
Air Wi-Fi
株式会社Ocean Mapが提供している「Air Wi-Fi」はデータ容量100GBで月額3,278円(税込)。端末は無料レンタルできます。
契約期間は1年間(自動更新型ではない)ですが、解約料金は2,970円(税込)とそこまで高額ではないので、あまり負担に感じることはないでしょう。
別途、月額330円(税込)の「契約期間なしオプション」に加入すれば、解約時の解約料金もかかりません。利用期間が9カ月に満たないことが予想できるのであれば、契約期間なしオプションに加入しても良いでしょう。(ただし加入できるのは契約時のみ)
電波や速度が心配…
このように考える方にも安心な「1カ月間お試しモニター」も実施されており、
- 月額料金0円
- 初期事務手数料0円
- 端末代金0円
この条件でAir Wi-Fiをお試しで使うこともできます。
1カ月間お試しモニター注意点
- 契約から30日以内の解約が必要
- 返却処理手数料1,100円(税込)がかかかる
- クリーニング費用として1,870円(税込)がかかる
- 端末返却時の送料は契約者負担
- 契約期間なしオプション利用者は不可
- 50GBを超える容量を使うと通常解約となり2,970円(税込)がかかる
Air Wi-Fi おすすめな人
- 安くクラウドWi-Fiを使いたい方
- 解約料金も安めのところを探している方
THE WiFi
スマートモバイルコミュニケーションズ株式会社が提供している「THE Wi-Fi」はデータ容量100GBで3,718円(税込)。
ただし、契約から3カ月間は月額料金がかからないキャンペーンが実施中です。
端末は月額550円(税込)のレンタル料金がかかりますが、「THE WiFiセット割」により、レンタル料金から550円(税込)の割引が適用されます。
ただし、端末のレンタル自体に24カ月の最低利用期間が定められており、この期間に解約すると10,780円(税込)の解約事務手数料が発生します。解約料金は他のクラウドWi-Fi事業者よりも高めに設定されています。
- 基本料金3カ月無料
- 動画配信サービス
「mieru-TV(月額990円(税込))」が3カ月無料 - THE WiFiポイント最大10,000円分付与
※mieru-TV3カ月無料期間中に映画・ドラマをレンタルして視聴して、5,000円分
THE WiFI契約と同時にSAIZON CARD Digitalに入会して5,000円分
THE WiFi おすすめな人
- 無料期間が欲しい方
- ポイント還元が欲しい方
MUGEN Wi-Fi
株式会社FREEDiVEが提供している「MUGEN Wi-Fi」はデータ容量100GBで3,828円(税込)。端末は無料レンタルできます。
契約期間は2年間(自動更新型ではない)で解約料金は3,300円です。解約料金が気になるというのであれば、月額660円(税込)の「2年縛りなしプラン」をつけることもできます。4カ月程度の短期間の利用で考えているのであれば、こちらのオプションをつけても良いでしょう。
今ならMUGEN Wi-Fiを契約すると10,000円がキャッシュバックされるキャンペーンも実施中です。※利用開始月を含む14カ月目の月内と23カ月目の月内の合計2回にわたって契約時に登録したメールアドレスに届く申請フォームから申し込み。1回目 5,000円 2回目 5,000円の合計10,000円
電波や速度が心配であれば、「30日間 お試しモニター」を申し込みましょう。
- 月額料金0円
- 初期事務手数料0円
- 端末代金0円
この条件でMUGEN Wi-Fiをお試しで使うこともできます。
30日間 お試しモニター注意点
- 契約から30日以内の解約が必要
- 端末返却処理手数料1,100円(税込)がかかる
- 端末返却時の送料は契約者負担
- 2年縛りなしプラン利用者は不可
- 20GBを超える容量を使うと通常解約となり2,970円(税込)がかかる
MUGEN Wi-Fiおすすめな人
- キャッシュバックが欲しい方
ZEUS Wi-Fi
株式会社HUMAN LIFEが提供している「ZEUS Wi-Fi」はデータ容量100GB。ベースの月額料金は3,828円(税込)ですが、「契約月から3カ月目」と「4カ月目から24カ月目」の2回に渡って割引が発生します。
- 契約月〜3カ月目:1,980円(税込)
- 4カ月目〜24カ月目:3,212円(税込)
- 25カ月目以降:3,828円
端末代金は無料でレンタルできるので、上記以外にかかる料金はありません。
月額料金が安い割引期間内に解約するという手もありますが、契約期間は2年契約で解約料金は3,828(税込)かかります。
ちなみに契約期間に定めのない「フリープラン」であれば、月額4,708円(税込)で利用できます。
ZEUS Wi-Fi おすすめな人
- 安くクラウドWi-Fiを使いたい方
クラウドWiFi
株式会社二ッチカンパニーが提供している「クラウドWiFi」はデータ容量100GBで月額3,718円(税込)。端末は無料レンタルできます。
こちらの会社のクラウドWi-Fiはプラン自体に契約期間が定められていないため、いつ解約しても解約料金がかからないことが特徴となっています。(ただし契約してから1カ月間は最低利用期間として定められている)
クラウドWiFi おすすめな人
- 契約期間の縛りがないものを探している方
クラウドWi-Fiのメリット
前章では、2023年7月時点におけるクラウドWiFiの月額料金、サービス内容を数社ピックアップしてまとめました。
それを踏まえて、「WiMAX+5Gルーターなど他のデータ通信サービスと比較した場合の」クラウドWi-Fiのメリットについてここではまとめます。
根本的に従来のモバイルWi-Fiルーターと仕組みが異なっていますが、クラウドWi-Fi特有のメリットは次の5つが挙げられます。
1. 100GB使える割に月額料金が安い
(大手通信キャリアの容量無制限プランを除いた)数多くの携帯電話会社が提供しているスマホの料金プランと比べた場合、クラウドWi-Fiは使えるデータ量の割に月額料金が安いと言えます。
例えば…
2023年6月30日に新規受付終了した料金プランではありますが、ドコモの4G専用プラン「ギガホプレミア」はデータ容量60GBで7,205円(税込)。
一方、クラウドWi-Fiの方はというと、データ容量100GBで各社3,500円程度。
もちろん、スマホのプランは音声通話の機能も備えているため、スマホの料金プランとクラウドWi-Fiの料金プランをひとくくりに比較することもできません。しかし、それでもクラウドWi-Fiの月額料金は安いと言えるでしょう。
ちなみに、そんなクラウドWi-Fiとよく比較されるのが、7.クラウドWi-Fiと比較されるもので登場するドコモのオンライン専用プラン「ahamo大盛り」です。
2.大手通信3キャリアの回線が使える
大手通信3キャリアの回線が使えるということは、例えばドコモの電波が弱い地域に住んでいたとしても、代わりにauやソフトバンクの電波を拾ってくるため、「圏外で使えない」ということは起きにくくなります。
WiMAXを使ったことがある方であれば、モバイルWi-Fiルーターが繋がらない、遅いといった経験をされたかもしれませんが、3キャリアの回線が使えるクラウドWi-Fiはそういったリスクに見舞われる可能性は低くなります。
3.海外に持っていってもそのまま使える
(対象国・地域に限る)
海外にクラウドWi-Fi対応のモバイルWi-Fiルーターを持っていった場合でも、対象の国・地域であればクラウド側で自動的に現地の通信事業者の回線をローミングするため、現地で通信用のSIMカードを手配するといった手間をとる必要はありません。
ただし、日本国内で利用するのと違い海外で利用する場合は「1日1GBあたり1,200円(税込)」「1日300MBあたり600円(税込)」など別料金がかかる点には注意が必要です。
4.端末はレンタル→分割金を払い続ける必要がない
5.解約料金も高くはない
クラウドWi-FiのサービスのほとんどはモバイルWi-Fiルーターを新しく購入する必要がなく、端末をレンタルすれば良いだけです。しかもレンタル料金もかかりません。
そして、クラウドWi-Fiを含めた通信業界全体に言えることですが、解約の際の解約料金自体も昨今は低く設定されるようになっています。クラウドWi-Fiを扱っているほとんどの会社の解約料金は3,000円程度です。
この2つの点から「もし、クラウドWi-Fiが思っていたよりも使いづらかったとしても」、懐を痛めずに解約して他のサービスに乗り換えしやすくなった、つまりお試しで使いやすくなったことは事実です。
解約時の端末レンタル注意点
- 端末を返却しないと22,000円〜程度の違約金がかかる。
- 端末だけでなく、付属品も全て返却しないとそれぞれ違約金がかかる。
(例)Air Wi-Fiの端末返却で欠品があった場合、
かかる追加費用
箱 | 1,100円 |
説明書 | 550円 |
ケーブル | 880円 |
SIMピン | 330円 |
※料金は税込。
クラウドWi-Fiのデメリット
一方、「WiMAX+5Gルーターなど他のデータ通信サービスと比較した場合の」クラウドWi-Fiのデメリットにはどういったものがあるのでしょうか?
1.容量無制限プランがない
これまで記事の中で解説してきたとおり、過去にはクラウドWi-Fiから提供されていた容量無制限プランも、2023年の今となっては存在していません。
クラウドWi-Fiの記事を書いていて、こんなこともお話するのもなんなのですが、筆者はahamo大盛りをメイン回線として契約しています。家にはインターネット回線を引いていないため、ahamo大盛りだけで毎月の通信を賄っています。
上記添付画像は、2023年5月と6月における筆者の「ahamo大盛りで利用したデータ量」のスクリーンショットですが、毎月ほぼデータ量は100GB使っています。別にテレワークもしていませんし、Amazon prime videoやYouTubeなどの動画コンテンツを最高画質で観ているわけでもありません。それでも100GBぐらいは使います。
筆者と異なり、
- テレワークをしている
- Netflixなどの動画配信サービスも最高画質で何時間も観る
- テザリングを使って動画配信サービスをパソコンで観る
という方は、クラウドWi-Fiのデータ容量100GBでは足りなくなる可能性が高くなります。
2.LTE回線のみで、速度は控えめ?
クラウドWi-Fが利用できる回線はLTE回線のみです。
一方、クラウドWi-Fiとよく比較される「WiMAX+5G」は5Gに対応しています。スマホなど、それ以外のモバイルデータ通信ができるサービスも同様です。
「LTEだから速度があまりでない」と言い切ることはできませんが、規格上の通信速度はWiMAX+5Gよりも抑えられています。
クラウドWi-Fi | WiMAX+5G | |
---|---|---|
下り(ダウンロード) | 最大150Mbps | 最大3.9Gbps |
上り(ダウンロード) | 最大50Mbps | 最大183Mbps |
※WiMAX+5Gの速度はUQ WiMAXの公式ページを参照
WiMAX+5Gでも利用環境によっては「繋がらない」「速度が出ない」ということもあると思われますが、きちんと繋がれば通信環境おいては、クラウドWi-Fiは通信速度の面で分が悪いようです。
3.通信が不安定な時もある
ドコモ、au、ソフトバンクの大手3キャリアの回線が一つの端末で利用できるのがクラウドWi-Fiの強みですが、電波を使っている以上、「必ずしも安定している」とは言い切れません。
4.解約時の端末一式返却に慎重を期する
クラウドWi-Fiの解約料金自体は3,000円程度と、そこまで負担にならないかと思いますが、解約時における端末返却には注意が必要です。
まず、端末を返却しないと各社22,000円程度の違約金がかかります。
また端末を返却すれば良いだけでなく、箱や説明書など商品一式を返却しなければなりません。
返却をしないと、それぞれに対しても違約金が請求されてしまいます。
(例)Air Wi-Fiの端末返却で欠品があった場合、
かかる追加費用
箱 | 1,100円 |
説明書 | 550円 |
ケーブル | 880円 |
SIMピン | 330円 |
※料金は税込
仮に送られてきた商品一式から端末だけ取り出し、あとは全てゴミとして捨ててしまったとしたら?
解約の際には、解約料金2,970円(税込)とは別に2,860円(税込)(1,100円+550円+880円+330円)を「欠品違約金」として支払わなければなりません。
くれぐれも、クラウドWi-Fiを契約した時は箱も含めて端末一式を処分しないようにしましょう。
(ご紹介)弊社取り扱いクラウドWi-Fi
この章では、当サイト「フォンシェルジュ」の提携店舗で契約できる「クラウドWi-Fi」についてご紹介させて頂きます。以下の表の月額料金は「端末代金を含めた1カ月の料金」を載せ、続いて表の下に月額料金の内訳を載せてご紹介します。
提供会社 | ベネフィットジャパン |
データ容量 | 100GB |
月額料金 (1年目) | 2,640円(端末代込み) |
月額料金 (2年目〜3年目) | 5,280円(端末代込み) |
月額料金 (4年目以降) | 5,280円 |
端末代金 | 59,400円 (1,650円×36回) |
契約期間 | 3年契約(自動更新なし) |
解約料金 | 2,640円 |
事務手数料 | 3,300円 |
通信速度 | 下り最大150Mbps 上り最大50Mbps |
低速時速度 | 256kbps |
※料金は税込
※月額料金の内訳
1年目 | 2年目〜3年目 | 4年目以降 | |
---|---|---|---|
基本通信量 | 8,778円 | 8,778円 | 8,778円 |
端末代金(36回) | 1,650円 | 1,650円 | ー |
3年割I (4年目以降は3年割Ⅱ) | -5,148円 | -5,148円 | -3,498円 |
1年特別割 | -2,640円 | ー | ー |
合計 | 2,640円 | 5,280円 | 5,280円 |
※料金は税込
なお、フォンシェルジュ提携店舗では、クラウドWi-Fiとは別にデータ容量無制限のWiMAX+5Gも扱っております。気になる方はお気軽にご相談ください。
クラウドWi-Fiと比較されるもの
ここまで、クラウドWi-Fiについて解説してきました。
クラウドWi-Fiの特徴を今一度まとめると、
- 月間データ容量100GB
- 月額料金3,500円程度
- 端末は無料レンタル
- 解約料金は3,000円程度
- 下り150Mbps/上り50Mbps
といったものでした。
この章では、上記の特徴をもつクラウドWi-Fiとよく比較されうるデータ通信端末の特徴、及びそれらのサービスが合っていると思われるタイプの方についてまとめていきます。
WiMAX+5G
提供会社 | UQ コミュニケーションズ |
データ容量 | 無制限 ※スタンダードモードの場合 |
月額料金 (13カ月間) | 4,268円 |
月額料金 (14カ月目以降) | 4,950円 |
プラスエリアモード利用料 | 1,100円 |
端末代金 (36回払い) | 770円 |
契約期間 | なし |
事務手数料 | 3,300円 |
通信速度 | 下り最大3.9Gbpbps 上り最大183Mbps |
低速時速度 (プラスエリアモード利用時) | 128kbps |
※料金は税込
※UQ WiMAXはUQコミュニケーションズだけでなく、他のサービス事業者も提供サービス事業者によって料金、サービス内容は異なる
UQコミュニケーションズが提供している「UQ WiMAX」の「ギガ放題プラスS」はデータ容量無制限で13カ月間の月額料金が4,268円(税込)(「WiMAX +5G 割」適用)、14カ月目以降が4,950円(税込)となります。契約期間に縛りはありません。
端末代金は最新の「Speed Wi-Fi5G X12」だと27,720円(税込)、36回の分割払いであれば毎月770円(UQオンラインショップの販売価格)が月額料金に上乗せされます。
お買い得機種情報!
最新機種でなくても良いなら超お得!
(プランは月額料金が同じギガ放題プラス)
- Speed Wi-Fi 5G X11
(下り2.7Gbps/上り183Mbps)
5,940円(税込)
- Galaxy 5G Mobile Wi-Fi
(下り2.2Gbps/上り183Mbps)
2円(税込)
ただし、
WiMAXはつながりにくい…
そんなイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、ギガ放題プラスS、ギガ放題プラスは「プラスエリアモード」といってWiMAX 2+のエリアよりエリアの広いauの4G LTE、5Gの電波が使えるモードに端末上で切り替えることができます。
プラスエリアモードは便利?
プラスエリアモードであれば、建物内でもよく電波が入りこむ800MHz(プラチナバンド)の電波が使えるようになる。しかし、プラスエリアモードで30GBを超えるデータ量を使うと、プラスエリアモード利用時の最大速度は128kbpsにまで低下するので注意が必要。
UQ WiMAXがおすすめな人
- データ無制限で使いたい方
- au、UQ mobileのスマホを使っている方
ホームルーター
キャリア | ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル |
---|---|---|---|---|
サービス名 | home 5G | ホームルータープラン5G | SoftBank Air | RakutenTurbo 5G |
データ容量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
月額料金 (割引前) | 4,950円 | 5,170円 | 5,368円 | 4,840円 |
月額料金 (1年間) | 4,950円 | 3,278円 | 3,278円 | 1,980円 |
端末価格 | 71,280円 | 48,600円 | 71,280円 | 41,580円 |
端末代金 | 実質0円 | 実質0円 | 実質0円 | 41,580円 |
契約期間 | ー | ー | ー | ー |
事務手数料 | 3,300円 | 3,850円 | 3,300円 | 3,300円 |
通信速度 | 下り最大4.2Gbpbps 上り最218Mbps(5G利用時) | 下り最大4.2Gbpbps 上り最大218Mbps(5G利用時) | 下り最大2.1Gbps 上り非公表 | 下り最大2.1Gbpbps 上り最大218Mbps(5G利用時) |
※料金は税込
大手4キャリアからは据え置き型のホームルーターがデータ容量無制限で利用できます。
ドコモを除いたau、ソフトバンク、楽天モバイルのホームルーターは契約から1年間は割引が適用されます。
楽天モバイルを除いたドコモ、au、ソフトバンクのホームルーターは3年間に渡って、ホームルーターの端末代金と同額の割引が毎月適用されるため、「実質0円」で利用することが可能です。そして、楽天モバイルを除けば契約しているスマホとのセット割引もあります。
ドコモ
- 「home 5G セット割」:スマホの料金から1,100円(税込)の割引(一部プランは550円(税込)割引)
au
- 「au スマートバリュー」:auのスマホの料金から1,100円(税込)の割引(一部プランは550円(税込)割引)
- 「自宅セット割」:UQ mobileの料金から1,100円(税込)の割引(新規受付終了したプランは638円(税込)または858円(税込)の割引)(一部プランは550円(税込)割引)
ソフトバンク
- 「おうち割光セット」:ソフトバンクのスマホの料金から1,100円(税込)の割引
- 「おうち割光セット(A)」:Y!mobileのスマホの料金から1,188円(税込)の割引(550円(税込)、770円(税込)、1,100円(税込)割引されるプランもあり)
ホームルーターが合っている人
- データ無制限で利用したい方
- スマホとのセット割引を考えている方
ahamo 大盛り
ahamo大盛りは、ドコモのオンライン専用プランahamoに月額1,980円(税込)で80GBのデータ容量が使える「ahamo大盛りオプション」をつけた料金プランです。
- データ容量 100GB
- 月額料金 4,950円(税込)
(ahamoは月額2,970円(税込)でデータ容量20GB)
モバイルWi-Fiルーターの端末を持つことなく、スマホ一台で100GBもの大容量が使えるのは大変便利です。
テザリングも別料金を払うことなく使えます。
クラウドWi-Fiはデータ容量100GBが月額料金3,500円程度。それと比べると
ahamo大盛りは若干料金が高いですが、それでもクラウドWi-Fiと比較検討の対象にこのahamoが入るようです。
この記事を書いている2023年7月時点では、都市部を中心にドコモの通信速度低下が見られますが、通信状況が改善されればかなり快適に使えるモバイルデータ通信の一つになりうるでしょう。
ahamo大盛りが合っている人
- 100GBのデータ量で足りる方
- スマホ一台で済ませたい方
- ドコモの回線で利用したい方
大手4キャリア 無制限プラン
キャリア | ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル |
---|---|---|---|---|
プラン名 | eximo | 使い放題MAX | メリハリ無制限 | 最強プラン |
月額料金 | 7,315円 | 7,238円 | 7,238円 | 3,218円 |
データ容量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
テザリング時 | 無制限 | 30GBまで | 30GBまで | 無制限 |
事務手数料※1 | 無料 オンライン契約 | 3,850円 | 無料 オンライン契約 | 無料 |
最大割引適用時 | 4,928円 | 4,928円 | 4,928円 | ー |
※料金は税込
※1 auはオンライン契約でも事務手数料3,850円がかかる
大手4キャリアの容量無制限プランのうち、テザリングも含めて無制限で使えるのは
ドコモの「eximo」(新規受付終了した5Gギガホプレミアも)と楽天モバイルの「最強プラン」この2つのみです。
auの使い放題MAX、ソフトバンクのメリハリ無制限では、「テザリング利用時は30GBまで」という制限があります。
楽天モバイルの最強プランを除けば、これまでご紹介したクラウドWi-Fi、WiMAX+5G、ホームルーター、ahamo大盛りよりは、月額料金が高くなる大手通信キャリアの無制限プラン。ですが、家族とまとめたり、家の固定回線などとのセット割引を適用させたりすれば、WiMAX+5Gやahamo大盛りと同じぐらいの月額4,900円程度で利用することも可能です。
大手4キャリアの無制限プランが合っている人
- データ量無制限で使いたい方
- スマホ一台で済ませたい方
- 家族、光回線などの割引が適用できる方
povo2.0(24時間使い放題)
auのオンライン専用プラン「povo2.0」にはデータ使い放題(24時間)というデータトッピングがあります。
1回330円。使い放題になる期間は、契約した日の翌日午後11時59分まで。
以下、例を示します。
申し込み
7月3日の午前0時01分
いつまで使い放題?
7月4日の午後11時59分まで
このように、330円(税込)でデータ容量使い放題が48時間という状態になります。
2日に1回トッピングを購入すれば、330円×15回=4,950円(税込)
ahamo大盛りと同じ料金で「データ無制限」が使えるということにもなります。
いつまでこの仕様が続くのか、不透明ですが興味がある方は試してみても良いでしょう。
まとめ クラウドWi-Fi おすすめな人
以上、この記事ではクラウドWi-Fiについてまとめてきました。
- クラウドWi-Fiとは?
-
クラウド上で管理されたSIMカードからデータを受信することにより利用できるWi-Fi。
- データ量と料金は?
-
最大で100GB、月額料金は3,500円程度。
端末は無料レンタルがほとんどで、解約料金は3,000円程度。 - クラウドWi-Fiのメリットは?
-
- 100GB使える割に月額料金が安い
- 大手通信3キャリアの回線が使える
- 海外に持っていってもそのまま使える(対象国・地域に限る)
- 端末はレンタル→分割金を払い続ける必要がない
- 解約料金も高くはない
- クラウドWi-Fiのデメリットは?
-
- 容量無制限プランがない
- LTE回線のみで、速度は控えめ
- 通信が不安定な時もある
- 解約時の端末一式返却に慎重を期する
- クラウドWi-Fiと比較されるものは?
-
- WiMAX+5G
- データ無制限 月額4,950円程度
- ホームルーター
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