各キャリアの通話料金、つまりは電話料金ですが昨今非常に競争が激しくなっているデータ通信の容量とは違い30秒/22円(税込)と横並びの料金となっています。
ただ、キャリアにより呼び方に違いがありますが、5分間までの通話はかけ放題とか、国内どこにかけてもかけ放題といった通話オプションに関しては各キャリア違いがあります。
今回はこの通話オプションサービスの各社の違いを比較してみたいと思います。
各社の通話オプション料金表

通信キャリア | 60分/月 通話無料 | 5分/回 通話無料 | 10分/回 通話無料 | 24時間 通話無料 |
---|---|---|---|---|
ドコモ | ー | 770 5分通話無料オプション | ー | 1,870 かけ放題オプション |
au | ー | 880 通話定額ライト2 | ー | 1,980 通話定額2 |
ソフトバンク | ー | 880 準定額オプション+ | ー | 1,980 定額オプション+ |
ahamo | ー | 0 プランに含む | ー | 1,100 国内通話し放題 |
povo | ー | 550 1回5分通話し放題 | ー | 1,650 国内通話し放題 |
LINEMO | ー | 550 1回5分通話し放題 | ー | 1,650 国内通話し放題 |
ワイモバイル | ー | ー | 770 だれとでも定額( | 1,870 スーパー誰とでも定額(S) |
UQモバイル | 550 通話パック(60分) | ー | 770 かけ放題(10分) | 1,870 かけ放題(いつでも) |
上記の国内主力キャリアの各プラン/ブランドの通話料金は30秒/22円となっており、1分で44円、5分で220円、10分で440円の料金がかかります。
ドコモ、ワイモバイル、UQモバイルの5分かけ放題は、回数を別にした単純計算で通話時間で17分30秒、かけ放題は42分30秒以上電話するとオプション料金の元がとれます。
同じようにau、ソフトバンクは5分かけ放題で20分、かけ放題で45分、povo、LINEMOは5分かけ放題で12分30秒、かけ放題で37分30秒、アハモのかけ放題で25分以上の通話をするとオプション料金の元がとれる料金設計になっています。
目安時間は下記の表をご覧ください。

5分/10分(回)通話定額オプション加入目安
1回あたりの通話時間が長くなることが1度でもある場合
1回の通話時間 | 料金 | 5分/回通話定額加入 |
---|---|---|
13分 | 572円 | povo LINEMO |
18分 | 792円 | ドコモ |
20分 | 880円 | ソフトバンク |
1回の通話時間は短いが回数が多い場合
回数別/通話回数 | 1分 | 2分 | 3分 | 4分 | 5分 |
---|---|---|---|---|---|
月に3回程度 | 132円 | 264円 | 396円 | 528円 | 660円 |
週に1回程度 (5回) | 220円 | 440円 | 660円 | 880円 | 1,100円 |
3日に1回程度 (10回) | 440円 | 880円 | 1,320円 | 1,760円 | 2,200円 |
2日に1回程度 (15回) | 660円 | 1,320円 | 1,980円 | 2,640円 | 3,300円 |
1日1回程度 (30回) | 1,320円 | 2,640円 | 3,960円 | 5,280円 | 6,600円 |
国内通話24時間通話定額オプション加入目安
1回あたりの通話時間が長くなることが1度でもある場合
通信キャリア | 月額料金 | 通話時間目安/月 |
---|---|---|
ドコモ | 1,870円 | 42分30秒 |
au | 1,980円 | 45分 |
ソフトバンク | 1,980円 | 45分 |
ahamo | 1,100円 | 25分 |
povo | 1,650円 | 37分30秒 |
LINEMO | 1,650円 | 37分30秒 |
ワイモバイル | 1,870円 | 42分30分 |
UQモバイル | 1,870 円 | 42分30分 |
5分/10分(回)通話定額オプション加入時(時間超過時) 目安
通信キャリア | 月額料金/月 |
---|---|
5分/10分通話定額 オプションとの差額 | 1,100円 |
超過時間目安 | 25分 |
利用状況に応じた通話定額の選び方
スマホを利用する中で、利用状況によってある程度通話定額を選ぶ方向性が絞られます。
- 24時間国内通話定額オプション
-
- 仕事で電話をよく使う
- 電話がかかってくることが多い
- 遠方にご家族がいて、定期的に電話をする
※年配のご両親や、小さいお子様がいるご家庭など
電話がかかってきたときに100%出られるとは限りませんよね。
電話を折り返して「電話代かかるのでかけなおして下さい」なんてなかなか言えないものです。
- 5分/10分(回)通話定額オプション
-
- 家族への帰るよコール等、定期的にしている
- レストラン等のお店の予約で電話をかける
- カスタマーセンター等、問合せをすることがある場合
※ナビダイヤルは定額除外
仕事等で電話をよく使い、電話をかけることもかかってくることも多い方は、迷わずかけ放題のオプションを使うことをおススメしますが、例えば電話はレストランの予約くらいしか使わないという方でも、5分かけ放題を使うことがおススメです。
この記事を書くに当たりレストランに予約をし、電話の時間を図りましたが大体3分~4分の時間がかかりました。
他宅急便の再配達をドライバーの携帯に直接連絡をして依頼した場合も同様に時間を図りましたが約2分かかりました。
※0570のナビダイヤルの場合は、通話定額除外です。
ドコモで月に4回予約電話をして、ドライバーの携帯への再配達を1回携帯で行うと通話料金は5分かけ放題のオプション料金を上回ることが計算できます。
自分からはLINEやメールで連絡するので電話をかけることはないものの、電話がかかってくることがあり、電話に出られず折り返し電話をすると、ちょっと話すだけで10分~15分は話してしまい、5分かけ放題のオプション料金くらいは1回で使ってしまうなんてことがあるかもしれません。なにかしらの通話オプションをつけなければと請求をみて思うケースが上げられると思います。
上記はいくつかの例ですが、昨今各キャリアの料金競争が激しくなって注目を集めているデータ料金だけではなく、使う機会は10年前に比べると圧倒的に減っていますが、少なくとも上記の例のような使い方をする方は、キャリア選びに通話オプションを考慮にいれキャリアやプランの選択をすることをおススメします。
ドコモとau、ソフトバンクを比べても最大割引後のデータ料金含めた基本料金は変わりませんが、通話オプションの料金はドコモが110円安くなっており、少額ですが通話オプションを使う方はau、ソフトバンクよりドコモがおトクと言えます。ワイモバイル、UQモバイルは5分カケ放題ではなく10分かけ放題ですので、通話でもドコモとau、ソフトバンクよりおトクです。
上記で例に出したレストランの予約ですが、レストラン側がもたもたしていると5分を超過することもあり、そういった意味でも10分かけ放題だと安心です。
ahamo、povo、LINEMOのオンライン専用プランはさらに料金が安く、特にアハモはpovo、LINEMOと比べ5分カケ放題がプランに込みの分242円プラン料金は高いですが、通話時間にすると11分、レストランの予約を3回程度すると元が取れるので、本当にLINE通話とかしかしない方以外は、オンラインプランの中ではpovo、LINEMOではなく、ahamoを選ぶと結果としておトクになると思います。

電話の料金は通常の電話を使うか、LINE通話等の無料のアプリ電話を使うか、MVNOで多く採用されているプレフィックス電話を使うかにより全体で支払う料金が大きく変わってきます。
- 「プレフィックス電話」等の色々な種類の電話サービスの違いに関しては下記記事に詳しく紹介しております、電話サービスについて詳しく知りたいという方はぜひご確認ください

当然、通常の電話を利用する場合でも、電話をかける頻度や1回の電話に使う通話時間により、電話の料金は月々の基本料金や使えるギガのコスパ以外の部分でキャリア/プランを決定する大きな要素になりえます。
自分にピッタリあったキャリアやプランを失敗せずに選ぶためにも、データ通信だけでなく今回解説してきました通話オプションを考慮にいれキャリアを選択していきたいところです。
フォンシェルジュでは、これからも皆様が自分にピッタリのキャリアやプランを選んでいただく為のいろいろな情報をご案内してまいります。