昨今スマートフォン(この記事では以下スマホと略します)は暮らしになくてはならない便利な機械となっています。
昔の携帯電話とは違い、ただ電話とメールをするだけの機能はもちろん電子決済(おサイフケータイ、モバイルSuicaなど)やQRコード決済au PAY、楽天ペイなど)を用いて現金やクレジットカードを持ち歩かなくてもお店で商品を購入することができます。
また、GPS(Global Positioning System)を用いて位置情報を取得することができ、それを用いて地図、カーナビ、最近だとポケモンGOのようなゲームにまで応用されています。
ただ、スマホを購入したときに最初に何をすればよいのかわからないという方は多く、初歩の段階でスマホに対する苦手意識を持ってしまう方は少なくないのではないでしょうか?
そこで本記事ではこれからスマホを買おうと思っている人が買う際に注意する点と購入した後に使えるようにするまでの初期設定についてご説明していきます。
iPhoneの初期設定については下記記事をご覧ください。

購入する時に注意すること

スマホを買う方法はいくつかありますが、大多数の方は近所の家電量販店(ヨドバシカメラやビックカメラなど)や携帯ショップ(auショップ、ソフトバンクショップ、ドコモショップなど)でご購入されることでしょう。
新しいスマホを前にしてワクワクすると思いますが、まずは自身で以下の点を確認しましょう!
スマホ本体に傷や汚れが付いていないか確認
新品のスマホだからと言って傷がないとは限りません。
工場の生産ライン(スマホを作ている最中)で些細な傷がつくことがあります。
そのため一度自身の手に取っていただき、傷や汚れを確認しましょう。
せっかく新品を購入したのだから物がきれいかどうかをチェックしましょう。
自分が選んだ端末(スマホの本体)なのか確認
次に確認するのが、自分が選んだ端末かどうかを確認しましょう。
特に確認して欲しい点は、スマホの種類(機種)、色、容量です。
特にiPhoneに多いですが、同じ形の箱に入っているので、店員さんが間違って持ってきてしまうことがあります。
店員さんも間違わないようにしていると思いますが、しっかり自分自身でも確認しましょう!
箱の側面や、裏面に色、容量の記載があることがほとんどなので確認してみてください。
契約をした時の書類は返却されているか
スマホを契約する時に運転免許や保険証、マイナンバーカードのようなご本人様確認書類の提示が求められるかと思います。
現在のスマホ契約の際には提出しないことがありません。
契約を結ぶ際に書類の読み込みが必要となるためです。
新しいスマホが目の前に現れると早く触りたくなり、忘れてしまいがちですが、必ずご自身で提出したご本人様確認書類が返却されていることを確認しましょう。
ショップ店員さんも忘れないようにしていると思いますが、人間なので忘れてしまう可能性があります。自身で確認しましょう。
簡単になりましたが以上がスマホをお店で購入する際に注意したい点になります。
電源をつけてから使えるようにするまで

携帯ショップでスマホを購入して持し、持ち帰った後にやることは初期設定です。
初期設定はスマホを初めて持つ方にはハードルが高く感じられることが多いです。
また、初めてスマホを持つ方でなくても大多数の人が初期設定を行うのは1つのスマホに対して1回です。
この記事を参考にしながら初期設定を進めていきましょう。(今回はAQUOS sense2を例にご説明いたします)
スマホの側面又は上に電源ボタンがあります
- スマホの電源ボタンは機種によって場所が異なります。
スマホの側面には電源ボタンのほかに音量を調節するボタンが付いていることが多いです。そのため音量ボタンと間違えないように注意してください。
音量ボタンは縦に長いボタンがある、もしくは2つ連続して設置されていることが多いです。中には+やーの表記が記載されているものもあります。
ボタンがひとつ離れているものがあればそれが電源ボタンです。
電源ボタンには電源マーク(リンゴの記号のようなマーク)が書いている場合もあります。その電源ボタンを電源が入るまで長押ししてみましょう。電源が入り、しばらくすると右記の様な画面が表示されるかと思います。この画面から初期設定がスタートします。
機種によって異なりますが、スマホにこのような画面が表示されたら正常になります。画面の表示が「ようこそ」になっておりますが「こんにちは」や「Hello」のような表記の場合があるので気を付けてください。
まずは中心にある「開始」ボタンを押しましょう。機種によっては「スタート」と書かれている場合もあります。開始ボタンを押すことによって、初期設定を始めることができます。

この表示はスマホをインターネットに接続する方法を表示しております。インターネットに接続する方法は携帯会社(docomo、au、SoftBankなど)の通信を利用したモバイルデータ通信とWi-Fiの2種類があります。
左下の「スキップ」を押すとモバイルデータ通信で初期設定を行います(※初期設定後にもWi-Fiに接続することは可能です)。
もし、自宅にWi-FIがある方は自宅のWI-Fiを選択し、パスワードを入力することで接続することができます。Wi-Fiに接続することでモバイルデータ通信による通信料を節約することができ、通信費を抑えることができるので、できるだけWi-FIに接続することをお勧めします。
「スキップ」もしくはWi-Fiに接続すると、スマホの中で処理が行われている画面になります。機種の性能によってこの処理の速度が変わってきます。
より高性能な機種の場合処理が早くサクサク次へと進むことができます。逆に性能が高くない機種ですと、処理に時間がかかってしまうことがあります。
データ移行をする際は、アカウント選択をし進めてください。


ここでは自分のスマホに名前をつけることができます。ただ、特に決める必要はないのでそそまま「次へ」を押しても大丈夫です。
しかしここで名前を設定すると、電話帳に自身の名前が表示されたり、自分のスマホから情報を見るときにプロフィールに名前が出てきたりするようになります。

すぐに始めたい場合は左下の「スキップ」を押しましょう。
端末ロックの設定は後からでも変更できるので、すぐに始めたい場合は後回しでよいでしょう。
ただ、端末ロックの設定は行った方が良いです。
なぜなら、スマホを他人が勝手に使用するのを防ぐことができるからです。
もし仮にスマホを紛失してしまったときにロックが設定されていないと、勝手に電話番号などの個人情報が悪用されてしまうことがあるので「スキップ」をしたとしても必ず後から設定しましょう。
- 顔認証
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持ち主の顔の特徴をスマホに覚えさせ、本人が使用する場合はロックが解除されるが、他の人がスマホを使おうとすると顔の特徴が合わずロックがかかる仕組み
- 指紋認証
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指の指紋を登録し、スマホを開く際に登録した指紋を認識するとロックが解除される仕組みです。登録されていない指紋が検出されるとスマホを開くことができない設定です。
- パターン/ロックNo
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スマホを開く際に暗証番号をつけておくことができる機能です。
自分しか知らない番号を設定することで他人がスマホ勝手に利用するのを防いでくれます。- ただし、ここで設定した番号を忘れてしまうとスマホを開くことができなくなるので注意してください。

スマートフォンにはAndroid(アンドロイド)とiPhone(アイフォン)の2種類があります。
- iPhoneの初期設定を知りたい方は別の回でご説明いたします。
今回はアンドロイドの初期設定を行っているのでGoogleサービスについての同意が必要になります。
これは「スマホを動かす上で位置情報やプライバシーに関することの情報をより良いサービスのために利用してもよろしいですか?」という内容です。
ここに同意をしないと次に進めないので、画面を下から上にスライドさせて内容を把握し「同意」ボタンを押しましょう。「同意」を押してしばらくすると初期設定終了になります。


この段階で電話やメール、地図などの機能を使うことができます。
本格的にスマホを使っていくにはまだ設定しなければならないポイントがいくつかありますが、一番初めに設定しなければならないことは以上になります。
今後スマホを利用する上で便利なことや些細な疑問の解決のお助けになれればと思っております。